恋愛寫眞 Collage of Our Lifeの紹介:2003年日本映画。死んだと聞かされたかつての恋人の消息を知るためニューヨークに降り立ったカメラマンの青年が、その足跡を辿った末に行き着いた悲しい真実と、彼女の想いを受け入れるまでを描いた、せつないラブ・ストーリー。
監督:堤幸彦 出演者:広末涼子(里中静流)、松田龍平(瀬川誠人)、小池栄子(アヤ)、ドミニク・マーカス(カシアス)、山崎樹範(白浜)、西山繭子(みゆき)、高橋一生(関口)、原田篤(モテ男)、江藤漢斉(市山教授)、佐藤二朗(医師)、岡本麗(コインランドリーの女)、大杉漣(社長)、ほか
映画「恋愛寫眞」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋愛寫眞」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「恋愛寫眞」解説
この解説記事には映画「恋愛寫眞」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋愛寫眞 Collage of Our Lifeのネタバレあらすじ:起・出会いと別れ
大学卒業後、カメラマンとして活動していた瀬川誠人(松田龍平)は、仕事上のトラブルから雇われ先をクビになる。沈んだ気持ちで家に帰ると、3年前に別れた恋人、里中静流(広末涼子)からのエアメールが届いていた。そこには現在ニューヨークにいて、撮り続けていた写真が出版社に認められて個展を開くことになったと記されていた。同封された才能溢れる写真を目にした誠人は、自分との差を見せつけられた思いに、いたたまれなくなり手紙を捨ててしまう。
誠人と静流は大学のキャンパスで出会った。誠人と一緒にいるうちに撮り方を教わって静流も写真を撮り始めるが、ある日、応募したフォトコンテストで誠人は落選、静流だけが受賞し、誠人は嫉妬に苛まれ、劣等感から静流に別れを告げる。彼の成功を信じる静流は、誠人が一流のカメラマンになるまでは会わない、その日を待っていると約束して彼のもとから去った。
恋愛寫眞 Collage of Our Lifeのネタバレあらすじ:承・生死を確かめに
静流からの手紙を受け取ったあと同窓会に出席した誠人は、そこで友人から静流がニューヨークで殺されたらしいという話を聞かされ、1枚だけ残っていた写真を頼りに彼女の消息を確かめにニューヨークへ向かう。そこで出会った日本ひいきのアーティスト、カシアス(ドミニク・マーカス)の協力で静流が済んでいた部屋を突き止める。その部屋で誠人は彼女の友人だというアヤ(小池栄子)に会い、静流は今、取材で2か月ほどメキシコに行っていると聞き、安心する。
その後、静流からギャラリーの予約確認をしてほしい、という手紙を受け取った誠人はコンボイという人物に会いに行くが、そんな予約は受けていないと突っぱねられる。それでも誠人は食い下がり、数枚の写真を目に留めたコンボイに、静流が戻ればギャラリーを埋められるほどの写真を用意できると約束する。しかし静流との連絡が途絶え、誠人は途方に暮れる。
恋愛寫眞 Collage of Our Lifeのネタバレあらすじ:転・彼女のたどった運命
ニューヨークの風景を眺めていた誠人は、静流が見ていたこの風景を自分も写真にしようと、カシアスから拾い物のカメラをもらって撮り始める。しかし現像したフィルムを見た誠人は、写っていたものからそのカメラは静流のものだたことに気づく。
写真の風景をもとに彼女の足取りを追った誠人は、彼女が最期を迎えた場所に行き着く。そこで誠人も銃撃を受け、静流を撃った犯人だと直感して向かっていくと、そこにいたのはアヤだった。ミュージカル女優を目指すアヤは同じく夢を追う静流が自分だけ才能を認められたことに嫉妬して殺害したことを話し、誠人に向けて銃を放つ。抵抗した誠人はスタンガンを当てられ意識を失う。
恋愛寫眞 Collage of Our Lifeの結末:共に生きる決意
病院で目を覚ました誠人はカシアスから、アヤが逮捕されたこと、静流のカメラのおかげで急所を逸れて助かったことを聞かされる。その後、静流の遺体と対面した誠人は、顔を撃たれたため判別できなかったが、手に書かれていた文字を見て彼女であることがわかり、その場で泣き崩れるのだった。
その後、カシアスの配慮で静流と誠人の写真がコンボイのギャラリーに展示され、それは国内外で評価を得た。誠人は写真を通して静流と共に生きる決意をし、静流の名前でプロカメラマンとして活躍するようになるのだった。
以上、映画「恋愛寫眞 Collage of Our Life」のあらすじと結末でした。
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