リゾートバイトの紹介:2023年日本映画。初投稿以降、インターネットで語り継がれてきた都市伝説「リゾートバイト」を映画化した作品。リゾートバイトに参加するためにとある旅館にやってきた若者たちが、ほんの僅かな好奇心で踏み入れた禁断の場所で、とんでもない恐怖体験をすることになります…。
監督:永江二朗 出演:伊原六花(内田桜)、藤原大佑(真中聡)、秋田汐里(華村希美)、松浦祐也(岩崎公太)、佐伯日菜子(八代真樹子)、梶原善(佐々木六朗)、坪内守(八代健介)、ほか
映画「リゾートバイト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リゾートバイト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「リゾートバイト」解説
この解説記事には映画「リゾートバイト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リゾートバイトのネタバレあらすじ:起
大学生の桜と聡、専門学生の希美、幼馴染の3人で、とある旅館にリゾートバイトにやってきました。桜と聡は互いに好き合っていますが、なかなか先に進めず、見ている希美はヤキモキしています。旅館は主人の八代健介(坪内守)と女将の真樹子(佐伯日菜子)、従業員の公太で切り盛りしていました。
美しい自然に囲まれたこの旅館で、3人は働きながら合間の休憩時間に自然を楽しんだりしていましたが、ある日の深夜、真樹子が宿の隠し扉から何やら食事のようなものを運んでいるのを目にし、公太の誘いもあり、肝試し気分で食事を運んでいるであろう2階に3人で行ってみることにしました。
希美が気を利かせて聡と桜の2人で2階に向かわせます。怖がる桜を気遣って先に聡が2階に登った途端、廊下の隅に置かれていた何かを貪りだします。とても異様な状態でしたが聡が降りてくると、聡にはその記憶がないのです。
そして何故か、足にたくさんの爪が刺さっていました。その後から聡は、他の皆が見えない子供の姿が見えるようになります。苦しむ聡を見てられない桜は、自分が代わりになろうと1人で2階に向かいます。
リゾートバイトのネタバレあらすじ:承
2階の奥の部屋の扉にはたくさんの御札が貼られていました。中に入ると、部屋の四隅に締縄が張られていて、中に祭壇のようなものがありました。その上には3段式の引き出しがあり、順番に開く桜。
1段目には「禁忌」と書かれた紙と爪、2段目を開くと歯が入っていました。次を開けようとすると物音が聞こえたので、その場を離れますが、桜が気がつくと聡のように廊下の置かれていた何かを貪り食っていました。そして桜にも見えなかった子供が見えるようになります。
やがて、聡と桜を追うようになってきた見えない子供たち、聡はおとりとなり桜を逃がすようにしますが、子供たちに追い詰められた聡の背後から、何か巨大な黒い影が迫ります。
ただ事ではない様子の桜の元に、八代と公太がやってきました。「あそこに行ったのか?」と険しい表情で問いかけ、置いていった聡を探しに行くと、聡は生気のない状態で倒れていました。
リゾートバイトのネタバレあらすじ:転
八代は心当たりのあるという場所へと向かいます。それは住職の佐々木の所でした。佐々木が言うにはこの島には死んだ子供が帰ってくるための儀式がありました。女将の真樹子もそれをしていたのです。そこには八尺様という存在がいて、子供らの魂を取り込んでいるといいます。
八代の息子も佐々木の娘も14の頃に命を失っていました。聡も桜もこのままでは危ないのだそうです。佐々木は本堂に桜を閉じ込め、何があっても朝まで出ないよう命じました。不安のまま朝を待つ桜、外から聡と希美の声がしたので一気に気持ちが緩み、安心したのか扉を開けてしまいました。
そこには白い服を着た巨大な何かが立っていたのです。中に入ってきた八尺様は桜の魂を取り込んでしまいました。抜け殻のような桜と聡、どうにか八尺様に魂を吸収される夜明けまでに、自らであの隠し部屋に行かないといけないのです。
そこで希美と公太の魂を桜と聡に入れる儀式をしますが、トラブルが起こり、聡には公太、桜には佐々木、希美には公太の魂が入ってしまいます。入れ替わったまま再び宿に向かうと、八尺様が襲いかかります。
リゾートバイトの結末
車で逃げますが八尺様は猛スピードで追いかけてきます。桜に入った佐々木の力を使っても歯が立ちません。ギリギリの死闘の末、夜明け前の日照らされた神社の力のおかげで、どうにか八尺様を倒すことが出来たのです。
その後、宿に向かいあの部屋に入ると、魂がそれぞれの元に戻っていき、朝になると皆元通りになっていました。お腹が空いたと聡が冷蔵庫から刺身を取り出し、美味しそうに食べています。確か聡は刺身が苦手だったはず…。それを知っているはずの桜も聡に刺身を食べさせていました。
微笑ましくそれを見ていた八代夫妻、後からやってきた佐々木がアルバムを見ながら呟きます。「全て真樹子のおかげだ」。
アルバムに映っていたのは、八代夫妻の息子と佐々木の娘。その姿は今の桜と聡のようでした。
以上、映画「リゾートバイト」のあらすじと結末でした。
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