ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリーの紹介:2016年アメリカ映画。エピソード4でレイア姫がR2-D2に託した帝国軍の最終兵器デス・スターの設計図が、どのようにして反乱軍の手に渡ったのかが明らかになる物語。ヒロインのジン・アーソが反乱軍の仲間達と、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死の奮闘を描く。ローグ・ワンは、スターウォーズシリーズのスピンオフ作品で、エピソード4の10分前までの物語。ディズニーがスターウォーズの権利を取得したことで、サーガ本編とスピンオフ作品それぞれを隔年で公開されることになりました。ローグワンは、その外伝の第1弾作品です。
監督:ギャレス・エドワーズ 出演:フェリシティ・ジョーンズ(ジン・アーソ)、ディエゴ・ルナ(キャシアン・アンドー)、ベン・メンデルソーン(オーソン・クレニック)、ドニー・イェン(チアルート・イムウェ)、マッツ・ミケルセン(ゲイリン・アーソ)、アラン・テュディック(K-2SO)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダー)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)ほか
映画「ローグワン/スターウォーズストーリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ローグワン/スターウォーズストーリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ローグワン/スターウォーズストーリーの予告編 動画
映画「ローグワン/スターウォーズストーリー」解説
この解説記事には映画「ローグワン/スターウォーズストーリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ローグワンのネタバレあらすじ・起
帝国軍のシャトルを見て、少女が逃げます。父ゲイレン・アーソは「ジン。私のスターダスト。2人で逃げてくれ。」しかし、母ライラは、ジンにペンダントを残し、戻ります。クレニック長官はデススター完成のために、責任者のゲイレンを連れ戻しに来たのです。ライラがクレニックを撃ちます。ストームトルーパーに反撃され、絶命し、ゲイレンは連行されました。一方、ジンは洞窟の人工岩に身をひそめ、数時間後、ソウ・ゲレラが救援が来ました。
ローグワンのネタバレあらすじ・承
15年後、ジン・アーソが帝国軍の収容所に連行されるところを、反乱軍が救出にきます。しかし、ジンは兵士を倒し、逃亡を図りますが、外の帝国軍ドロイドK-2SOに一撃で倒されます。しかし、彼はキャシアン・アンドーによって、連邦軍のプログラムに書きかえられていたのです。そのまま反乱軍の本拠地、セヴィン4へ連行されます。キャシアンは反乱軍の情報将校でした。帝国軍スパイがジンの父ゲイレンのメッセージを持ってソウ・ゲレラに捕まっているので、ジンは、両方と関係があるので、交渉役として選ばれました。発進前に、K-2SOがジンがブラスターを持っているのに気づきますが、キャシアンはジンの武器携行を認め、ソウ・ゲレラのいる惑星ジェダに旅立ちます。ジェダは、ジェダイの聖地でしたが、現在は都市上空に帝国軍の巨大戦艦スターデストロイヤーが浮かび、町にはストームトルーパーが常駐してます。ジンは盲目の男に話しかけられ、ペンダントをしていることを見抜かれます。帝国軍の車下で地雷が爆発しました。ジンは泣いてる少女を見捨てられず、トルーパー軍団に囲まれますが、さっきの男チアルート・イムウェに助けられます。盲目とは思えない格闘技で、トルーパーを倒し、背後に立ったトルーパーはチアルートの相棒ベイズ・マルバスが撃ちました。K-2SOが現れ、ベイズが撃ちそうになりますが、ジンが止めます。そして、ジンとキャシアンだけ連行して逃げようとしますが、通じません。絶体絶命の時、ソウ・ゲレラの部隊が現れ、助けられますが連行されます。ジン以外は牢にぶち込まれました。牢屋の中に例の帝国スパイがいました。ソウ・ゲレラはスパイ:ボーディー・ルックを疑い、自白させ、廃人状態になってましたが、キャシアンの呼びかけで、自分を取り戻します。一方、メッセージで立体画像のゲイレンは、ジンを「私のスターダスト」と心配し、デススターの反応炉を攻撃すれば大爆発するよう設計してました。ゲイレンは、カイバークリスタルを運搬するボーディと知り合い、彼にメッセージを託したのです。その時、デススター内で、ターキン提督がテストを急がせます。目標は、惑星ジェダの聖都です。人々は、光に包まれ、蒸発しました。デススターの放ったレーザー砲の余波は、ソウ・ゲレラの秘密基地にも近づきます。キャシアンが牢獄を破り、K-2SOがシャトルを呼びます。ジンは、ゲレラは基地と運命を共にしました。キャシアン達が無理やりジンを運びだし、宇宙へ脱出します。
ローグワンのネタバレあらすじ・転
Uウイングが向かったイードゥは雨の惑星でした。敵の攻撃を受け、不時着します。ボーディーが船を奪いにいくと1人になったキャシアンは、到着したクレニックが研究者を集めているのを見つけます。彼の密命はゲイレンの暗殺でした。それよりも早く反乱軍の攻撃が始まります。クレ二ックは裏切り者を問い、ゲイレンが名乗り出ますが、他の研究者達が撃たれ、さらに、空爆で吹っ飛ばされました。クレニックは逃げますが、ゲイレンは致命傷でした。駆けつけたジンに「設計図は帝国の中枢惑星スカリルのシタデルタワー内にある。私のスターダスト」と言って息絶えます。ジンをキャシアンが無理やり立たせ、シャトルに乗りこませました。傷心のまま、反乱軍本部に帰ったジンは、会議に失望し愛想を尽かします。キャシアンが呼びとめました。ジンが振り向くと、他にもパイロットたちが数十人集まってました。彼らはスパイです。仲間を失った唯一の慰めは任務の成功だけ。だから、ジンに共感したのです。「デススターの設計図を奪おう!フォースと共にあらんことを」。ボーディが帝国軍のシャトルで飛び立とうとすると、管制室から呼び止められます。「発艦許可は出ていない。所属を述べろ」「ローグワンだ!」シャトルの後を、十数機のXウイング部隊も続きます。
ローグワンの結末
惑星スカリフで、着陸許可が下り、ジンとキャシアンは帝国軍の将校服を着てK-2SOが続きます。ボーディが荷物検査の手続きをしてる隙に、他のメンバーも潜入します。しかしXウイングは反乱軍の機体なので、シールドが閉じ、何機が叩きつけられます。反乱軍の侵入に加え、地上で爆発が起き、警備兵が向かいます。K-2SOが同型機から地図を奪い、タワーの侵入路が判明します。でもシールドが張られたことで、大容量の設計図データが送れません。キャシアンはボーディに頼みます。タワーのマスタースイッチを探し、宇宙からシールドを開けなればいけません。ボーディーは引っかかったコードを外して電源をつなぎ、シールド外に連絡を取ります。ラダム提督が艦隊を連れて駆けつけていて、シールド発生装置を巡って、戦闘が始まります。その頃、反乱軍基地では、C-3POとR2-D2が突如はじまった反抗作戦に狼狽えていましたが、戦艦に乗り込みました。その中ではベイル・オーガナ議員が娘に知人のジェダイを訪ねる任務を授けてました。浜辺のマスタースイッチを巡って、兵士たちが倒れ、チアルートが近づきます。「フォースと共にあらんことを」と唱え、レバーを倒し、タワーにエネルギーが送電されました。しかし、チアルートは爆風で吹っ飛びました。チアルートを守れなかったベイズも戦いますが、敵の自爆に巻き込まれました。ボーディーも船ごと爆破されます。その頃、ジンとキャシアンは設計図の書庫に入ります。K-2SOが外で2人に指示を出します。K-2SOはジンに渡されたブラスターで、入ってくるストームトルーパーを倒していきます。K-2SOは書庫の入り口を締め、トルーパーを道連れに自爆しました。2人は、書庫に飛び移って、人力で探します。ジンが思い出します。「スターダスト」それが目当ての設計図でした。しかしクレニックがやってきて、2人を狙います。キャシアンがジンをかばい、落ちていきます。ジンは最上階をめざし、手動でアンテナにデータを送信します。追いついてきたクレニックがジンを狙います。生きていたキャシアンが背後から撃ち、クレニックは倒れます。その頃、反乱軍の一隻がスターデストロイヤーの片舷に突っ込み、フルスロットルで、航跡を変え、もう一隻のスターデストロイヤーにぶつかり、シールド発生装置が壊れました。設計図の送信は無事完了しました。ラダム提督は撤退を命じますが、、帝国軍の大艦隊が現れました。ターキン提督は、惑星スカリフの電波塔に向けて、デススターのレーザー砲を発射させます。瀕死のクレニックは灰になりジンとキャシアンは、浜辺にいましたが、彼らもキスをしながら衝撃波に包まれます。反乱軍の兵士たちは、乗り込んできたダースベイターに、赤いライトセイバーで、切り殺されながらも設計図だけはリレーし、受け取ったレイア姫は、惑星オルデラーンに向けて飛び立つのです。
以上、映画ローグワン スターウォーズストーリーのあらすじと結末でした。
スターウォーズシリーズの順番(時系列)とネタバレあらすじ一覧
◆スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス1999年公開
◆スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃2002年公開
◆スターウォーズ エピソード3/シスの復讐2005年公開
◆ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の約10年前が舞台)
◆ローグワン/スターウォーズストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の10分前までの物語)
◆スターウォーズ エピソード4/新たなる希望1977年公開。日本では1978年に公開され、その後6部作のエピソード4とされ、副題『新たなる希望』がつけられる。
◆スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲1980年公開
◆スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還1983年公開。『スターウォーズ ジェダイの復讐』として公開。邦題はその後『ジェダイの帰還』に変更されている。
◆スターウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)2015年12月18日公開。
◆スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)2017年12月15日公開
◆スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9・完結編)2019年12月20日公開
続いて、ローグワン/スターウォーズストーリーの、より詳細なネタバレあらすじを解説します。
「ローグワン/スターウォーズストーリー」感想・レビュー
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「スターウォーズ」の公開第1作目の最初の場面で,レイア姫がR2D2に何かデータを託すシーンがありますが,この「ローグワン」こそ,その直前のエピソードになるということが,最後になって判明します。そのエンディングでジ~ンと「スターウォーズ」第1作目がよみがえり,驚きと感動が沸き上がりました。しかも,そのデータがレイア姫に届くまでに,「ローグワン」の主人公2人は,抱き合ったまま光に包まれます。もう涙・・・涙でした。
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観ていて、すごく複雑な心境になりました。旧3部作においては、帝国は悪で同盟側(反乱軍)が正義だということに、何の疑いも持たないですみました。でも「テロとの戦い」の時代である今日、ジンたち反乱軍は、見ようによっては秩序を乱すテロリスト以外の何物でもなくなってしまいます。もちろん、それでも反乱軍側に正義があるはずなのですが、彼らに殺された「名もなき帝国軍の兵士たち」のことも、忘れたくないです。
名もなき戦士たちの戦いを描いたスターウォーズシリーズのスピンオフ的な作品で、スターウォーズシリーズの主役ともいえるジェダイやハン・ソロといったメンバーは出演しないものの、物語自体はデス・スターの設計図を入手するという重要なストーリーでスターウォーズの世界観をしっかりと感じることのできる映画に仕上がっています。
また時系列的に見てもエピソード3と4のあいだの作品ということになり、撮影時期がかけ離れた2つの作品を上手くつなぐ役割も果たしていて、ファンにとってはラストの演出に感慨深いものがあります。