セーラー服と機関銃の紹介:1981年日本映画。赤川次郎原作。2016年に続編「卒業-セーラー服と機関銃・その後」も制作されました。天涯孤独となった女子高生が、細々と続いていた暴力団「日高組」の四代目を継ぎ、たった4人の子分と奮闘します。
監督:相米慎二 出演:薬師丸ひろ子(星泉)、渡瀬恒彦(佐久間真)、風祭ゆき(三大寺マユミ)、大門正明(目高組トリオ・政)、林家しん平(目高組トリオ・ヒコ)、酒井敏也(目高組トリオ・メイ)、三國連太郎(太っちょ・三大寺一)、ほか
映画「セーラー服と機関銃」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「セーラー服と機関銃」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
セーラー服と機関銃の予告編 動画
映画「セーラー服と機関銃」解説
この解説記事には映画「セーラー服と機関銃」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
セーラー服と機関銃のネタバレあらすじ:起
幼くして母を亡くした女子高校生の星泉。父の貴志も交通事故で亡くなります。火葬場で知らない男が線香をあげているのを見ます。泉がマンションに帰ると、「もし自分が死んだら泉をよろしく。」と書かれた貴志の手紙を持ったマユミという知らない女性が待っていました。マユミの風貌は、とうてい貴志の恋人には思えないものでしたが、泉はマユミと一緒に暮らす事にします。翌日、泉は高校へ登校。授業を終え帰ろうとすると、校門に黒いスーツを着た男達が並んでいました。
セーラー服と機関銃のネタバレあらすじ:承
貴志の火葬場にいた見知らぬ男、佐久間が現れ、泉はボロボロの車に乗せられます。連れて行かれたのは、子分がたった4人のヤクザ、目高(めだか)組の事務所でした。目高組の先代の「血縁者に組を継いで欲しい。」という遺言がありましたが、遠縁の貴志が亡くなったので、泉に組を継いで欲しいと言われます。当然、泉は拒否しますが、佐久間たちに熱心に説得され、組長を引き受けます。日高組組長となった泉は、組織のトップ、浜口に挨拶に行きますが、高校生なので馬鹿にされます。
セーラー服と機関銃のネタバレあらすじ:転
挨拶を終えマンションに帰ると、部屋は荒らされマユミもいなくなっていました。現れた黒木刑事は、泉に貴志がヘロインの密輸に関係していたと伝えます。日高組の組員ヒロが殺されました。マユミから電話があり、マユミと会った泉はマユミの父親が「太っちょ」と呼ばれるヤクザの大親分だという事を知ります。今度はメイが殺されました。泉は太っちょのところへ連れて行かれ、「麻薬を出せ。」と言われます。現れたマユミが泉を救います。黒木刑事も現れ、警察を隠れ蓑にし、密かに麻薬を密輸していた事、見つかりそうになった時、空港でとっさに貴志のバックに麻薬を入れたという事が分かります。
セーラー服と機関銃の結末
マユミは黒木の愛人でした。麻薬は溶かされ、ローションの瓶に入れられていました。黒木はそれを取りに行って、浜口組に奪われたうえ、殺されます。泉は機関銃を持って、浜口のところへ乗り込み、麻薬の入ったローションを機関銃で打ち「カ・イ・カ・ン。」とつぶやきます。政も命を落としました。佐久間と2人になり、泉は日高組を解散します。佐久間は堅気になりました。数か月後、警察に呼ばれた泉は佐久間の遺体を確認します。佐久間は、喧嘩を止めに入り、刺されたのです。泉は佐久間にキスをして、佐久間の名刺を破り、セーラー服のまま赤いハイヒールを履きます。そして「中年男にファーストキスを捧げた私は、愚かな女になりそうです。」と思うのでした。
この映画の感想を投稿する