真・鮫島事件の紹介:2020年日本映画。インターネット掲示板「2ちゃんねる」内で言及され、ネット上最恐の都市伝説と呼ばれている都市伝説「鮫島事件」をモチーフとしたホラー映画です。主演を『仮面ライダーアマゾンズ』の武田玲奈が務め、脇を『初恋』の小西桜子、『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の濱正悟、『カメラを止めるな!』のしゅはまはるみ、『仮面ライダー鎧武』の佐野岳らなどが固めています。
監督:永江二朗 出演者:武田玲奈(佐々木菜奈)、小西桜子(仲瀬フミ)、濱正悟(戸高亮)、林カラス(追水裕貴)、鶴見萌(山田鈴)、山形啓将、水島里菜(桧山あゆみ)、佐藤仁、しゅはまはるみ(マンションの管理人)、佐野岳(佐々木将輝)ほか
映画「真・鮫島事件」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「真・鮫島事件」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
真・鮫島事件の予告編 動画
映画「真・鮫島事件」解説
この解説記事には映画「真・鮫島事件」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
真・鮫島事件のネタバレあらすじ:起
新型コロナウィルス禍の日本。大学生の佐々木菜奈(武田玲奈)は、毎月恒例の飲み会を高校時代の同級生である仲瀬フミ(小西桜子)、戸高亮(濱正悟)、追水裕貴(林カラス)、山田鈴(鶴見萌)とリモートで催していました。
ところが、このリモート飲み会に参加するはずだった桧山あゆみ(水島里菜)が一向に参加してきませんでした。何の連絡もなく、菜奈たちは不審に思いますが、あゆみは昨日に裕貴や鈴と共に、とある心霊スポットを訪れていました。
菜奈たちがこの話で盛り上がっていたところ、なんとあゆみではなく、あゆみの彼氏である匠が参加してきました。あゆみはあの心霊スポットから帰って来てからというもの、すっかり様子がおかしくなってしまい、ベッドの上でこの世のものとは思えない恐ろしい表情を浮かべたまま死亡していたのです。
匠はえらい剣幕で菜奈たちに真相を聞き出そうと迫ってきましたが、匠が“あの話”に触れようとしたその時、何者かが匠の家の玄関に現れました。玄関のドアを開いた匠は何者かに引きずり出され、そのまま連れ去られていきました…。
菜奈たちは突然のことに驚愕と戦慄を隠せませんでした。亮は匠が言っていた“あの話”について、裕貴と鈴を問い質したところ、口にすることすら怖気づいてためらっていた鈴がつい“鮫島事件”と口に出してしまいました。
真・鮫島事件のネタバレあらすじ:承
その瞬間、菜奈たち5人の部屋の電気が一斉に消えました。菜奈はブレーカーをのスイッチを入れましたが、電気はなぜか復旧しませんでした。部屋の外には不気味な暗い雲が立ち込めていました。幸いにも5人全員がノートパソコンを使用しており、菜奈たちはパソコンのバッテリーを使ってそのままリモートでの会話を続けることにしました。
ところがその時、先程“鮫島事件”と口にした鈴が背後から現れた何者かに連れ去られていきました。まさかの出来事に驚愕する菜奈たちに、裕貴は“鮫島事件”の真相を語り始めました…。
…それは昔、鮫島という男が女性を強姦して殺害するという事件が発生しました。鮫島は犯行の一部始終をネット上にアップしたことで、正義感に燃える若者たちが鮫島を捕まえ、事件現場である廃アパート“白風荘”で鮫島を監禁してリンチを加えました。鮫島をリンチした者たちはその正義感が次第に歪んでいき、しまいには快楽に変わっていったということでした。命を落とした鮫島は怨念と化して自分をリンチした者たちを襲っていったといい、それからというもの“鮫島事件”に関わる者は鮫島の呪いに襲われるのだということでした。
実は昨日、裕貴と鈴、あゆみが行った心霊スポットとは、なんと“白風荘”であり、三人は閉ざされた禁断の扉を開けてしまったのです。裕貴は「自分がなんとかする」と言うと部屋を出て行ってしまいました。
真・鮫島事件のネタバレあらすじ:転
菜奈は“鮫島事件”について調べてみると、なんと“鮫島事件”について語ってはならないという警告にぶち当たりました。菜奈はあまりにも鮫島の呪いの力は強いため、事件に直接関っていなくても事件のことを口にしただけで呪われてしまうのではないかと考えました。
その時、“白風荘”に到着した裕貴から連絡がありましたが、その直後に裕貴は鮫島の呪いに襲われ、そのまま部屋の中に引きずりこまれていきました。
そんな時、菜奈の兄・将輝(佐野岳)が帰宅してきました。ところが、菜奈の耳には将輝の声と足音こそ聞こえるものの、なぜか将輝の姿が見えませんでした。一方の将輝も菜奈の姿が見えず、二人はテレビ電話で連絡を取り合うことにしました。その結果、菜奈は自分が鮫島の呪いで別の次元に飛ばされてしまったのではないかと確信しました。
フミと亮はテレビ電話を通じて将輝に連絡を取り、“白風荘”に行って呪いを解いてほしいと頼みました。頼みを聞き入れた将輝は妹たちを救うために“白風荘”へと急ぎましたが、菜奈はフミと亮が関係のない将輝を巻き込んでしまったことに怒りを露わにしました。その時、今度は亮が鮫島の呪いに襲われて行方をくらましてしまいました。
真・鮫島事件の結末
菜奈とフミは仲直りし、協力してこの事態を打破することを誓い合いました。菜奈はネットで“鮫島事件”の真相について調べ、そのサイトに掲載されていた16枚の写真の中から鮫島が監禁された部屋を突き止めました。菜奈は将輝と連絡を取り、裕貴たちが開けてしまった、鮫島が監禁されていた部屋の扉を閉めるように伝えました。
目的の部屋に辿り着くには、サイトに掲載されている16枚の写真の順番通りに部屋に入る必要があり、将輝は菜奈の指示に従って順番に部屋へと入って行きましたが、そこには“強欲” ”色欲”など、まさに“七つの大罪”を思わせる不気味な文字が刻まれていました。
やがてフミの様子がおかしくなり、将輝は懸命に呪いに追われながらもなんとか鮫島が監禁されていた部屋に辿り着きました。しかし、将輝が扉を閉めた瞬間、菜奈は将輝と連絡が取れなくなりました。
その後、菜奈の部屋の扉を何者かが強く叩いてきました。菜奈が恐る恐る扉を開けてみると、そこには生気を失って倒れ込んだ将輝の姿がありました。次の瞬間、菜奈は将輝の背後に不気味な男の存在に気付きました…。
数日後、マスコミはリモートで飲み会をしていた大学生5人が突然行方不明になったことを報じていました。あゆみのマンションの管理人(しゅはまはるみ)は、電話でその事件の話を友人としていましたが、つい“鮫島事件”という言葉を口に出してしまいました。その直後、管理人の部屋を何者かが訪ねてきました…。
以上、映画「真・鮫島事件」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する