人狼ゲーム インフェルノの紹介:2018年日本映画。川上亮のホラー小説を映像化した『人狼ゲーム』シリーズ初のテレビドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』(2018年放映)の続編にして完結編となる劇場版です。主演の武田玲奈(『仮面ライダーアマゾンズ』)、松本享恭(『仮面ライダーエグゼイド』)をはじめ『ロストエデン』出演者が引き続き出演、9人のクラスメートたちと共に見知らぬ場所に監禁され、命を賭けた“人狼ゲーム”に参加させられた主人公の運命を描きます。
監督:綾部真弥 出演者:武田玲奈(野々山紘美)、小倉優香(向亜利沙)、上野優華(浅見ルナ)、松本享恭(水谷和希)、時人(馬渡聖弥)、平松賢人(越智一二三)、貴志晃平(小笠原光宏)、吉原雅斗(辻遊馬)、都丸紗也華(宮下舞)、海田朱音(結城利絵)、水野勝(謎の男)、足立理(名倉朔太郎)、加藤虎ノ介(照屋宰)ほか
映画「人狼ゲーム7 インフェルノ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人狼ゲーム7 インフェルノ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人狼ゲーム8 インフェルノの予告編 動画
映画「人狼ゲーム7 インフェルノ」解説
この解説記事には映画「人狼ゲーム7 インフェルノ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人狼ゲーム7 インフェルノのネタバレあらすじ:起
テレビドラマ『人狼ゲーム ロストエデン』で生き残った鶴ヶ岡高校2年3組の野々山紘美(武田玲奈)、向亜利沙(小倉優香)、浅見ルナ(上野優華)。
新たにこの人狼ゲームに加えられたのは、亜利沙が想いを寄せている水谷和希(松本享恭)、紘美らのクラスメートの馬渡聖弥(時人)、越智一二三(平松賢人)、小笠原光宏(貴志晃平)、辻遊馬(吉原雅斗)、宮下舞(都丸紗也華)、結城利絵(海田朱音)の7人です。
ゲームは『ロストエデン』の前半戦から打って変わって後半戦となり、紘美らに改めてゲームのルールが説明されました。
禁止事項は建物から外へ逃げること、備品を壊すこと、他人に危害を加えることであり、違反した者は首に巻き付けられたワイヤーが自動的に締まり“処刑”されるというものです。参加者は“人狼”と“村人”に分けられ、今回は人狼側が2名、村人側は“予言者”が1名、“霊媒師”が1名、“用心棒”が1名、その他の村人が4名、そして新たに追加されたポジション “狂人”が1名という構成で、参加者には各自自分のポジションが書かれたカードが割り当てられ、決して他人にカードの内容を見せても、他人に自分のカードを見せてもいけないというものです。
参加者は毎晩、指定された部屋に集められ、夜8時までに任意の相手に投票、最多票を集めた者は参加者に殺されるというものです。該当者が複数いた場合はそれ以外の者による決戦投票が行われ、それでも票が割れた場合は、その日は処刑が行なわれません。参加者は夜10時から朝6時までは自分の部屋にいることを命じられ、ただし人狼だけは夜12時から2時までの間に部屋を出て誰か1名を殺すことができます。予言者は毎晩、参加者の中から1名を選んでその人が人狼かを知ることができ、霊媒師は毎晩、直前に投票で処刑された人が人狼か村人かを知ることができます。用心棒は毎晩1名を選んで、その人を人狼の襲撃から守ることができますが、自分を守ることはできません。狂人は村人側にカウントされますが、人狼が勝利した場合は勝者となります。人狼が全滅した場合は村人側の勝利、村人側の人数と人狼の人数が同数になった場合は人狼の勝利となり、勝利した側には賞金1億円が与えられるというものでした。
その頃、鶴ヶ岡高校の生徒が大量失踪したことで、地元の警察も動き始めていました。
人狼ゲーム7 インフェルノのネタバレあらすじ:承
紘美が引き当てたカードは“人狼”でした。新たに加わった参加者たちは、警察が既に動き出していることを告げました。早くゲームをクリアしたい馬渡は自ら霊媒師だと名乗り出、予言者にも名乗り出るよう促しました。しかし、名乗り出たのは予言者枠1名に対し、舞と水谷の2名でした。紘美は亜利沙やルナと二度もこのゲームに挑む不安を口にしました。
第1回目の投票時間となり、紘美は参加者らに決戦投票で数を合わせ、どちらも殺さないようにして警察が来るのを待とうと提案、結果はルナと亜利沙が3票ずつで並び、この日は誰に死なずに済みました。参加者たちはこの方法で乗り切ろうと口々にするなか、利絵だけは「人狼が用心棒を攻めるかも」と不安を口にしました。
深夜、紘美がナイフを持って部屋を出ると、亜利沙も同じように部屋から出ていました。亜利沙も人狼であることを知った紘美は二人でまず辻から襲撃しようと提案、部屋に忍び込むと反撃してきた辻を殺害しました。紘美の耳には「勝たなきゃいけない」という亜利沙の言葉が離れずに残っていました。
その頃、鶴ヶ岡警察署では鶴ヶ岡高校の生徒の連続失踪事件の特別捜査本部が設置され、名倉刑事(足立理)と照屋刑事(加藤虎ノ介)は巷で“人狼ゲーム”を運営していると謎の男(水野勝)から事情を聞きましたが、結局何の手掛かりも得ることはできませんでした。ただ、照屋刑事は男の「人狼ゲームをすると、本当の自分に会うことができるんです」という発言がどうも引っ掛かっていました。
人狼ゲーム7 インフェルノのネタバレあらすじ:転
紘美と亜利沙以外の参加者たちは辻の死を知り、人狼側は協力する気がないことを悟りました。参加者たちは予言者を名乗る舞と水谷を問い詰めると、舞は交際している越智は村人だと発言、水谷もルナは村人だと証言しました。そこへ突然、紘美が自分こそが霊媒師であり馬渡は人狼か狂人だと発言、馬渡はこれに強く反発しました。やがて『ロストエデン』の犠牲者・みずきを巡って馬渡と小笠原が対立、そのうちに2回目の投票となり、票を集めた小笠原はあえなく殺害されました。
深夜、舞こそが本物の予言者だとみた紘美は亜利沙に舞の殺害を持ち掛け、部屋に行くと舞は自分が狂人だと発言、これで人狼と狂人が揃ったから3人で共謀して票の操作をしようと逆に持ち掛けられましたが、亜利沙は聞き入れずに舞を刺殺しました。
翌朝、舞の遺体を見つけた参加者たちは水谷が人狼ではないかと疑いを持ちますが、紘美は舞が狂人かもしれないと指摘しました。水谷は亜利沙を庇う発言をしたことで、かねてからルナと水谷の取り合いをしてきた亜利沙はルナに票を集めようと画策、そのルナは紘美に疑いの目を向け、3回目の投票を前に参加者たちは紛糾しました。しかし、紘美の画策により投票は馬渡に票が集まり、馬渡は紘美に殴りかかるもあえなく殺害されました。
その夜、紘美は亜利沙に、なぜ自分が人狼ゲームの参加者に選ばれたか尋ねたところ、亜利沙は水谷がルナに送った告白メールを提示、このメールがクラス中に拡散されたことにより水谷が登校拒否に陥ったことを打ち明けました。その後、亜利沙はルナを襲撃しようとしましたが、部屋には鍵がかけられていました。
人狼ゲーム7 インフェルノの結末
4日目の朝。ルナは昨晩、自分のところに人狼が来たと証言しました。紘美は馬渡が人狼だったと嘘をつき、他の参加者たちはこれで人狼の1人が殺されたと思い込みました。その時、水谷は自分は予言者ではなく用心棒であることを明かし、今までずっとルナを守り続けていたことまでも打ち明けました。村人側は、紘美・亜利沙・利絵の3人のうち1人が人狼の可能性があることを指摘しました。一方、水谷への想いが絶たれたことに絶望した亜利沙はここで降りる=死を考えましたが、紘美は「勝つことが私たちの正義」と亜利沙を励ましました。
4回目の投票時間となり、ルナは亜利沙がこの人狼ゲームを仕組んだことを明かし、票を亜利沙に集めさせようと画策しましたが紘美は拒否、結局は利絵に疑いの目が向けられてしまい、投票で選ばれた利絵はあえなく殺害されました。これでゲームクリアかと思われましたが何のアナウンスもなく、紘美は水谷を殺すことを決意、泣きすがる亜利沙を振り切って水谷を刺殺しました。
名倉刑事と照屋刑事が建物内に駆け付けると、そこには水谷の死体、泣き崩れている亜利沙、そしてナイフを持った紘美がいました。最終的に人狼側が勝利して紘美と亜利沙が生き残ることになり、ルナと越智はその場で処刑されました。紘美と亜利沙には賞金1億円が支払われることになりました。
ゲームの結果は、人狼が紘美と亜利沙、予言者が舞、霊媒師が馬渡、用心棒が水谷、村人がルナ、越智、辻、利絵、そして狂人が小笠原という内訳でした。紘美は刑事たちを尻目に「私は生きてる」と呟きながらその場を立ち去りました。
以上、映画「人狼ゲーム インフェルノ」のあらすじと結末でした。
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