映画「シー・オブ・ラブ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
シー・オブ・ラブの紹介：1989年アメリカ映画。ニューヨークで起きた連続殺人事件の容疑者を追うベテラン刑事フランクは、おとり捜査で美女ヘレンと出会う。フランクは彼女に疑わしき部分があることを感じつつも、ヘレンに惹かれていき…。名優アル・パチーノ主演によるセクシーサスペンスです。
監督：ハロルド・ベッカー 出演者：アル・パチーノ(フランク・ケラー)、エレン・バーキン(ヘレン)、ジョン・グッドマン(シャーマン)、マイケル・ルーカー(テリー)、リチャード・ジェンキンス(グルーバー)、マイケル・ルーカー、ウィリアム・ヒッキー、クリスティーン・エスタブルック、バーバラ・バクスレー、パトリシア・バリー、サミュエル・L・ジャクソン、ほか
この解説記事には映画「シー・オブ・ラブ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
舞台はニューヨーク。とあるアパートの一室で男の死体が発見され、ニューヨーク市警のベテラン刑事フランク・ケラー（アル・パチーノ）が現場に駆けつけます。被害者の名はジェームズ・マッケイ。ベッドに全裸のうつぶせ状態で頭部を銃で撃ち抜かれていました。部屋には口紅のついた吸殻が残され、シー・オブ・ラブのレコードが掛かっていました。
近所の聞き込みから、マッケイが女を頻繁に部屋に連れ込んでいたことが判明。調べたところ彼は成人向けの雑誌に恋人を募る広告を出していました。同様の事件が二件続いたことから、容疑者は広告に応募した女の中にいるのではないかという疑惑が高まってきます。フランクは他署の刑事シャーマン（ジョン・グッドマン）とともに事件を追うことになりました。
フランクは雑誌に恋人募集の広告を載せ、犯人をおびきだすことを思いつきます。そして電話をかけてきた女達と片っ端からデートし、女達が手をつけたグラスから指紋を採取していきます。しかしその中の一人、シングルマザーのヘレン（エレン・バーキン）は、出された酒に手を出さなかったため、フランクは彼女の指紋を取り損ねてしまいました。
ある晩、フランクは街でヘレンと再会、二人は勢いで関係を結んでしまいます。フランクはセクシーなヘレンに惹かれていき、二人は翌晩もデートをします。しかし情事を終えたヘレンの部屋で、フランクはシー・オブ・ラブのレコードを発見してしまうのでした。
容疑者のものと一致する指紋はなかなか出てきません。不安に駆られたフランクはヘレンの犯罪履歴を調べますが、該当履歴がないと分り、胸を撫で下ろしました。
その晩、フランクはヘレンをディナーに誘い、広告を出した目的がおとり捜査だったことを告白します。騙されていたことを知ったヘレンは激昂して帰ってしまいました。フランクはヘレンに謝ろうと自宅を訪ねますが、そこで殺された男達の名前に印を付けた広告を目にしてしまい、再びヘレンが真犯人なのではないかという疑念を募らせていきます。
フランクは部屋を訪ねてきたヘレンに「なぜ男達を殺したのだ」と問い詰めます。ヘレンは怯えたまま何も答えようとせず、苛立ったフランクは彼女を閉め出します。
その直後ベルが鳴り、ドアを開けると、そこには銃を持った男が立っていました。男はヘレンの別れた夫テリー（マイケル・ルーカー）でした。部屋に押し入ったテリーは「妻は渡さない」と叫び、フランクをベッドに押し倒して、後頭部に銃口を突きつけます。フランクはテリーの隙を突いて反撃、死闘の末、テリーは窓から転落死しました。
一連の事件はヘレンのストーカーと化したテリーによる犯行だったことが明らかになり、捜査は終了しました。
ヘレンを忘れられないフランクは、彼女の職場を訪ねます。フランクはもう一度やり直したいと迫りますが、ヘレンは素っ気ない素振りでフランクを拒絶します。それでもフランクも食い下がりません。フランクはヘレンを本気で愛していました。
その諦めの悪さに屈したヘレンは、フランクをコーヒーに誘い、二人はニューヨークの雑踏の中に消えていくのでした。
以上、映画「シー・オブ・ラブ」のあらすじと結末でした。
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