恋におちたシェイクスピアの紹介:1998年アメリカ映画。若かりし頃のシェイクスピアと、富豪の娘ヴァイオラとのロマンスが、名作「ロミオとジュリエット」の物語と巧みに交差させて描かれています。ストーリーはフィクションでありながら、セットや衣装などの時代背景は丁寧に再現され、実在の人物を多数盛り込むことで、現実味のある作品に仕上がっています。劇中劇の主役ロミオを演じるために、男装を披露するグウィネス・パルトロー他、圧倒的な存在感を醸し出すジュディ・デンチなど、名俳優の競演を見るのも楽しい、アカデミー賞作品賞を始め多数の賞を受賞した秀作です。
監督:ジョン・マッデン 出演:ジョゼフ・ファインズ(シェイクスピア)、グウィネス・パルトロー(ヴァイオラ)、ジュディ・デンチ(エリザベス女王)、コリン・ファース、ベン・アフレック、ほか
映画「恋におちたシェイクスピア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋におちたシェイクスピア」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。
ネタバレ「恋におちたシェイクスピア」あらすじ・結末
この記事には映画「恋におちたシェイクスピア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方はご注意ください。
目次
恋におちたシェイクスピアの予告編 動画
恋におちたシェイクスピアのネタバレあらすじ:起
エリザベス一世が女王に君臨する1593年、ロンドンではローズ座とカーテン座の2つの劇場が、大衆演劇の中心となっていました。ローズ座付きの劇作家は若きシェイクスピア。才能はあれどスランプに陥り、予定通りに台本が仕上がりません。時を同じくして、エリ富豪の娘ヴァイオラは、朗読される詩に感銘を受けていました。その場に居合わせた貧乏貴族のウェセックス卿は、彼女の富と美貌に目を付け、貴族であることを盾に結婚話を取り付けます。
恋におちたシェイクスピアのネタバレあらすじ:承
意に添わぬ結婚に落ち込むヴァイオラは、シェイクスピアが新しい劇のオーディションをすると知り、「トーマス・ケント」と名を偽り応募します。当時は、風紀が乱れるとして女性が舞台に立つことは許されませんでした。彼女の名演に驚くシェイクスピアですが、男装していなかったヴァイオラは素顔を晒せず、逃げ出してしまうのです。後日、ヴァイオラの住む屋敷の舞踏会に紛れ込んだシェイクスピアは、ヴァイオラに出会いお互い一目で恋に落ちるのです。
恋におちたシェイクスピアのネタバレあらすじ:転
完全に男装し、「トーマス・ケント」として劇の練習をするヴァイオラですが、シェイクスピアから彼女への熱い想いを聞かされ、正体を明かしてしまいます。女性を舞台に立たせるのは罪になると知りつつ、ヴァイオラをロミオ役で演じさせるシェイクスピア。燃え上がるロマンスと、それに影を落とすウェセックス卿との避けられぬ結婚は、悲恋の名作「ロミオとジュリエット」を生みだします。
恋におちたシェイクスピアの結末
ヴァイオラの変装が知れ渡り、王室の祝典局長に知られ、劇場閉鎖に追い込まれますが、ライバルのカーテン座で上演されることになりました。ロミオ役はシェイクスピアが務めることになりましたが、ジュリエット役の男性が変声期に入り、代役が必要になりました。結婚式を終えて駆けつけたヴァイオラが代役に入り、シェイクスピアと迫真の演技で大成功となります。終演後、ヴァイオラは女性だと糾弾されますが、お忍びで来ていたエリザベス女王に救われます。それでも神の前で行われた結婚については、女王でも取り消せないとし、ウェセックス卿に付いていくようヴァイオラに言い渡すのです。残されたシェイクスピアは、新しい劇「十二夜」の執筆を始めます。主人公ヴァイオラは、難破船から一人生き残り、アメリカ大陸に降り立つのでした。
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