スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還の紹介:1983年アメリカ映画。ジョージ・ルーカス原作のSFスペースオペラの金字塔「スターウォーズ」シリーズの第3作(第6話)にして旧3部作の完結編です。前作「エピソード5/帝国の逆襲」から1年後、ジェダイとして覚醒したルーク・スカイウォーカーはハン・ソロの救出に向かい、そして実の父であるダース・ベイダーをフォースの暗黒面から解放するため銀河皇帝に最後の戦いを挑みます。
監督:リチャード・マーカンド 出演者:マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)、ハリソン・フォード(ハン・ソロ)、キャリー・フィッシャー(レイア・オーガナ)、アレック・ギネス(オビ=ワン・ケノービ/ベン)、ビリー・ディー・ウィリアムズ(ランド・カルリジアン)、アンソニー・ダニエルズ(C-3PO)、ケニー・ベイカー(R2-D2)、ピーター・メイヒュー(チューバッカ)、フランク・オズ(ヨーダ)、イアン・マクダーミド(銀河皇帝シーヴ・パルパティーン/ダース・シディアス)、ジェームズ・アール・ジョーンズ(ダース・ベイダー)、デヴィッド・プラウズ(ダース・ベイダー)ほか
映画「スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還の予告編 動画
映画「スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」解説
この解説記事には映画「スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のネタバレあらすじ:起
遠い昔、はるか彼方の銀河系で…。ベスピンでの戦いから1年後。銀河帝国軍は極秘裏に、かつてのデス・スターよりも遥かに巨大で強力な最終兵器「第2デス・スター」の建造を急いでいました。銀河皇帝にしてシス・マスターであるシーヴ・パルパティーンことダース・シディアス(イアン・マクダーミド)は第2デス・スター建設現場に視察に赴き、弟子ダース・ベイダー(声:ジェームズ・アール・ジョーンズ、スーツアクター:デヴィッド・プラウズ)の出迎えを受けました。その頃、ベスピンでの敗北で自らの未熟さを思い知ったルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)は過酷な修行を積みジェダイの騎士として大きく成長を遂げていました。故郷タトゥイーンに戻り、自らのライトセーバーを完成させたルークは、C-3PO(アンソニー・ダニエルズ)やR2-D2(ケニー・ベイカー)、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)やチューバッカ(ピーター・メイヒュー)、そしてランド・カルリジアン(ビリー・ディー・ウィリアムズ)はカーボン冷凍された状態のハン・ソロ(ハリソン・フォード)を助けるため、タトゥイーンを牛耳る銀河の犯罪王ジャバ・ザ・ハットの宮殿に潜入します。レイアは何とかハン・ソロを解凍して救出することに成功しますが、今後はレイアがハットに捕まってしまい奴隷にさせられてしまいます。さらにはハットとの交渉を試みたルークも捕まってしまい、砂漠の砂地獄の奥深くに生息する怪物サーラックの巣に突き落とされそうになりますが、ルークは隙を突いてライトセーバーを抜き次々とハットの手下たちを倒し、凄腕の賞金稼ぎボバ・フェット(ジェレミー・ブロック)もサーラックに飲み込まれ、ハットもレイアにより絞め殺されました。
スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のネタバレあらすじ:承
ハット一味を壊滅させたルークはハン・ソロらと別行動を取り、ジェダイの修行を完成させるため惑星ダゴバに戻りますが、ヨーダ(声:フランク・オズ)の身体はかなり衰えており、余命幾ばくもない状態でした。ヨーダはもはや自分が教えることは何もないと言い、真のジェダイとなるには父ベイダーとの対決は避けられないと告げると容態が悪化、ヨーダはフォースと一体化して肉体を消滅させ、その生涯を終えました。そしてルークは、オビ=ワン・ケノービ(アレック・ギネス)の霊体と対面、改めてベイダーが実の父アナキン・スカイウォーカーであることを告げられると共に、アナキンですらも知らない事実として、レイアはアナキンの娘でありルークの双子の妹であることも知らされました。オビ=ワンは皇帝にその感情を利用されないよう念を押しました。一方、第2デス・スターが森の惑星エンドアの軌道上にあること、そしてそこに皇帝シディアスがいるという情報を掴んだ反乱同盟軍は今こそ決戦の時だとして、アクバー提督の指揮のもと全戦力をつぎ込んだ総力戦に打って出る決断をします。ハン・ソロはデス・スター攻撃隊長に志願したランド・カルリジアンにミレニアム・ファルコンを託し、自らはルークやレイア、C-3PO、R2-D2、チューバッカらと共にエンドアに降り立ち、デス・スターを保護するシールド発生装置を破壊に向かいます。シールドが解除された時点でランド率いる前線力を投入する作戦です。
スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のネタバレあらすじ:転
ルーク一行はエンドアの森の中で原住民イウォーク族と遭遇、侵略者と勘違いされて捕らえられてしまいますが、イウォーク族は金色に輝くC-3POを神のように崇めたことからルークは一計を案じ、フォースを使ってイウォーク族に揺さぶりをかけ、見事にイウォーク族の協力を得ることに成功します。その夜、ルークはレイアに自分が実の兄であること、そしてベイダーが自分たちの父であることを告げると、ベイダーを暗黒面から救い出すため単身帝国軍に投降します。ルークと対面したベイダーはその成長を認めつつも心を開こうとはしませんでした。ルークはそのままベイダーによってデス・スターにいるシディアスのもとへと連れて行かれました。シディアスはフォースで反乱同盟軍の動向を既に察知しており、あえて情報を流すことによって反乱同盟軍を罠にはめたのです。帝国軍の旗艦スーパースターデストロイヤーをはじめとする大艦隊になすすべもなく撃墜される反乱同盟軍。シディアスはルークを暗黒面に誘うべくその怒りを煽り、ベイダーと対決させるよう仕掛けました。一方、苦戦を強いられていた反乱同盟軍はイウォーク族の決死の戦いにより形勢を逆転させ、見事にシールド発生装置の破壊に成功します。必死で耐えていたランドら攻撃部隊はスーパースターデストロイヤーを轟沈させ、デス・スター中心部に突入していきました。
スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還の結末
反乱同盟軍が決死の戦いを挑んでいたその頃、父と戦いたくないルークは暗黒面に飲み込まれないよう防戦に徹しましたが、ベイダーはフォースでルークの心を読んでレイアが自分の娘であることを知り、彼女を暗黒面に落とすと言い放ったことからルークは激昂、怒りに任せてベイダーの右腕を叩き斬りました。しかし、ベイダーの切り落とされた腕が自らと同じ機械の義手であると知ったルークは我に返り、シディアスの誘いを拒むと「僕はジェダイだ。父もかつてそうだった。僕はあなたには屈しない」と宣言しました。怒りに燃えるシディアスはルークにフォースの雷を浴びせてなぶり殺そうとしましたが、ルークの助けを求める声に心を動かされたベイダーは遂に暗黒面と決別、アナキン・スカイウォーカーとしてジェダイに帰還すると生命維持装置を傷つけられながらもシディアスをデス・スターの反応炉の奥深くに突き落として殺害しました。これによりフォースに調和がもたらされましたが、もはや力尽きたアナキンは死を覚悟のうえでルークに呼吸マスクを外させ、初めてその目で我が子の顔を見ると、ルークに自分を救ってくれたことを感謝、成長を喜びながら静かに息を引き取りました。時を同じくしてランドのファルコン号はデス・スターの中心部を破壊、ルークはシャトルに父の亡骸を乗せて脱出、その直後第2デス・スターは大爆発を起こして宇宙の塵と化しました。エンドアに着いたルークは父の亡骸を火葬、祝宴を挙げる仲間たちのもとへと戻っていきました。ハン・ソロとレイアは結ばれ、ルークの目にはヨーダとオビ=ワン、そしてジェダイの服をまとったアナキン・スカイウォーカー(セバスチャン・ショウ(オリジナル版)、ヘイデン・クリステンセン(DVD・ブルーレイ版))が自分たちを優しく見守っているのが見えていました。
以上、スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還のあらすじでした。
スターウォーズシリーズの順番(時系列)とネタバレあらすじ一覧
◆スターウォーズ エピソード1/ファントム・メナス1999年公開
◆スターウォーズ エピソード2/クローンの攻撃2002年公開
◆スターウォーズ エピソード3/シスの復讐2005年公開
◆ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の約10年前が舞台)
◆ローグワン/スターウォーズストーリー2016年公開(スピンオフ:エピソード4の10分前までの物語)
◆スターウォーズ エピソード4/新たなる希望1977年公開。日本では1978年に公開され、その後6部作のエピソード4とされ、副題『新たなる希望』がつけられる。
◆スターウォーズ エピソード5/帝国の逆襲1980年公開
◆スターウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還1983年公開。『スターウォーズ ジェダイの復讐』として公開。邦題はその後『ジェダイの帰還』に変更されている。
◆スターウォーズ/フォースの覚醒(エピソード7)2015年12月18日公開。
◆スター・ウォーズ/最後のジェダイ(エピソード8)2017年12月15日公開
◆スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9・完結編)2019年12月20日公開
エピソード5と比べ、ルーク・スカイウォーカーの成長ぶりが如実に感じられます。
前半のハイライトであるタトゥイーンでのバトルシーンは見ごたえがあり、ここで死んだと思われていたバウンティハンターのボバ・フェットもアメコミ版では大活躍しています。
ダース・ヴェイダーの最期は「フォースに調和をもたらす」者としての役割を忠実にこなし、エピソード1~3までの流れとつながっているのが今さらながらに見事です。