スウィートホームの紹介:1989年日本映画。フレスコ画家・間宮一郎が没して30年。無人の間宮屋敷には未だに発見されていないフレスコ画が存在しているという。テレビ局のクルー達は間宮の屋敷で取材を始めるが、その屋敷は間宮夫人の怨念によって支配された呪われた屋敷だった。
監督:黒沢清 出演:宮本信子(早川秋子/ディレクター)、山城新伍(星野和男(プロデューサー)、NOKKO(星野エミ/和男の娘)、黒田福美(アスカ/レポーター)、古舘伊知郎(田口亮/カメラマン)、伊丹十三(山村健一)、渡辺まち子(間宮夫人/悪霊)、ほか
映画「スウィートホーム」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「スウィートホーム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「スウィートホーム」解説
この解説記事には映画「スウィートホーム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
スウィートホームのネタバレあらすじ:起
30年前に亡くなった、フレスコ画家・間宮一郎。彼が住んでいた屋敷には未だに世間に公表されていないフレスコ画があるという。そのフレスコ画を見つけるために、取材に来た早川秋子、星野和夫、星野エミ、田口亮、アスカの5人は間宮の屋敷に入り、さっそく壁一面に書かれた不気味なフレスコ画を見つける。
スウィートホームのネタバレあらすじ:承
屋敷で取材や探索をする為に、電気が必要になった秋子は、田口に発電室を見つけてくるように指示する。やがて、田口は発電室を見つけるが、鍵がかかった発電室に入る為に、近くにあった石のお墓を倒してしまう。それと並行して、アスカに異変が生じるようになり、アスカが棺桶に入った死んだ赤ん坊を土から掘り起こしたことで、奇妙な現象が起き始める。そして、不気味な影がクルー達を襲い始める。最初に犠牲になったのは田口だった、影によって下半身を溶かされ、アスカに助けを乞うが、錯乱したアスカに殺される。更に、アスカも近くに合った大きな斧が頭に刺さり、絶命してしまう。
スウィートホームのネタバレあらすじ:転
残された3人の前に、屋敷の近くでガソリンスタンドを経営している山村が駆けつけるが、今度はエミがおかしくなり、エミは行方不明になってしまう。山村は、秋子と和夫に過去に間宮の屋敷で起こった悲劇を語り始める。「30年前に間宮家に待望の赤ん坊が産まれた。間宮一郎は子供の成長をフレスコ画で壁一面に書こうとしたが、間宮夫人の不注意によって、焼却炉に入って遊んでいた子供が死んでしまう。そして、助けに入った間宮夫人も大怪我を負ってしまった。いつから付近の住人の子供達が行方不明になる事件が発生し、その犯人は間宮夫人であり、間宮夫人は自責の念から自ら焼却炉に入り自殺してしまった。」供養塔を立てたことで、間宮夫人を安らかに眠っていたが、田口が供養塔を壊したことで間宮夫人の怨念が復活してしまったというのだ。
スウィートホームの結末
焼却炉の中にいるエミを助けるために、山村が単独で向かうが、エミは助けたのち、山村は影によって全身を溶かされ死んでしまう。3人で屋敷を脱出しようするが、玄関のドアが開かなくなり、それを破壊しているうち、またもやエミは行方不明になってしまう。和夫は単独でエミを救出する為に屋敷に戻る。一人になった秋子はエミを取り戻すために、埋めた赤ん坊を再度堀り返し、一人で間宮夫人と戦う決心をする。そして、間宮夫人がいる焼却炉へ向かい、間宮夫人と対峙する。山村から教えられた心の力で、焼却炉にいるエミを再度救出するが、とうとう間宮夫人が二人の前に現れる。やがて、間宮夫人はおぞましい魔物に変わり、二人を襲い始める。しかし、エミが棺桶にいる赤ん坊を間宮夫人の前に差し出したことで、間宮夫人は成仏する。長い夜が終わり、いつの間にか外は朝になっていた、2人で屋敷を脱出しようとしたところに、エミを助けに行った和夫が現れる。和夫は山村が持っていたお守りを所持していたことで、間宮夫人の呪いから難を逃れていたのだった。助かった3人を尻目に、やがて屋敷は崩壊する。
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