探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点の紹介:2013年日本映画。探偵はBARにいるシリーズの第2作です。第1作が好評であったため、今作の興行成績は、前売り券の段階から前作を上回る結果となりました。主演の大泉洋の代表作で、彼の魅力が存分に表現されている作品とも言えます。松田龍平とのコンビは前作同様に好評であり、二人の個性が相乗効果を起こして内容をよりいっそうおもしろくしています。
監督:橋本一 出演:大泉洋(俺)、松田龍平(高田)、尾野真千子(河島弓子)、ゴリ(マサコちゃん)、渡部篤郎(橡脇孝一郎)、徳井優(モツ)、田口トモロヲ(松尾)、松重豊(相田)、篠井英介(フローラ)ほか
映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」解説
この解説記事には映画「探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のネタバレあらすじ1:殺人事件
探偵である「俺」の友達であるマサコが、全国のマジック大会で優勝の翌日死体で発見されてしまいます。マサコはオカマバーで働いていましたが、手品の才覚が認められ次第に有名人として脚光を浴びつ始めた矢先のことでした。手がかりは少なく、警察の捜査も難航し、探偵である「俺」の調査もうまくいきません。世間も事件を忘れ、探偵も事件のことを忘れて自堕落な生活をしていましたが、マサコの友人から叱咤されて我にかえり、友達のために捜査を再開することを誓います。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のネタバレあらすじ2:大物政治家
そんな時にマサコの事件に大物政治家が絡んでいる情報を手に入れます。大物政治家は橡脇という男で、反原発運動を掲げ政治を進めていくうえで、全国的に知名度が急上昇中の代議士でした。彼にはバイセクシャルの噂があり、マサコと接点があったことが分かります。客引きの学生からの目撃情報により、「俺」は本格的に橡脇の周辺を調査しますが、大物政治家のため、あらゆる方面から「俺」は目をつけられ、危険に見舞われることになってしまいますが、相棒の高田の助けもありなんとか乗り切ります。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のネタバレあらすじ3:河島弓子
そんな時に一人の女性が「俺」を訪ねてきます。関西弁のその女性の名前は河島弓子と言い、新進気鋭のヴァイオリニストとして徐々に注目を集めている女性でした。マサコが殺されたことを知り、自分も犯人を捜したいと言います。マサコは弓子の熱心なファンで交流があり、売れない時を支えてくれた大事なファンだったと言います。危険な捜査に弓子を巻き込むのをためらう「俺」でしたが、弓子に押し切られ共に捜査をすることになります。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のネタバレあらすじ4:反原発運動
捜査を進める「俺」と弓子は、橡脇が進める反原発運動の支持者から妨害に遭います。街の仲間も橡脇の圧力に屈し、協力してくれなくなります。身動きが取れなくなった「俺」は、思い切って直接橡脇に会いに行きます。橡脇はマサコを大事に想っていたことを「俺」に告白しますが、反原発運動が佳境に入っている今、マサコとのことはスキャンダルになってしまうし、この時期に自分は軽はずみなことはしていないと「俺」に言います。反原発運動に注力している橡脇の姿と思いを知り、「俺」は彼が犯人ではないことを感じます。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点のネタバレあらすじ5:真犯人
その頃相棒の高田は、マサコと橡脇の目撃情報を「俺」にもたらした学生と飲んでいました。高田は学生の話しを聞いているうちに、彼の目撃情報に矛盾ぎあることと、辻褄が合わないことを発見します。高田と「俺」が問い詰めると、学生は暴れた後に犯行を自供します。いつまでもうだつの上がらない自分をよそに、どんどん底から這い上がり有名になっていくマサコのことを許せなくなり殺してしまったと言います。「俺」はとんだ逆恨みで殺されてしまったマサコのことを想い、学生を殴り涙します。
探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点の結末:実の妹
弓子は橡脇が犯人であることをまだ疑わずに信じていました。マサコは実は弓子の兄であり、弓子をヴァイオリニストにするために血の滲むような労働をして弓子を支えていました。マサコの想いを踏みにじった橡脇が許せなく、弓子は彼の演説の会場にナイフを持って現れます。気づいた「俺」は弓子の振り上げたナイフを身を呈して止めます。 時は経ち、弓子のコンサートが行われます。傷を負った「俺」は観客席から弓子を見守ります。舞台のスポットライトの下で、「俺」は弓子の目に涙がうっすらと流れていることに気付きます。マサコのことを想いながら「俺」は弓子の演奏を聞きます。
以上、探偵はBARにいる2 ススキノ大交差のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する