ターミネーター2 3Dの紹介:2017年アメリカ映画。1991年に公開されたSF映画の金字塔、ターミネーター2が3D版になってスクリーンに帰ってきた。前作から10年後、1994年のロサンゼルスが舞台。人類抵抗軍と機械軍の双方から現代へ送り込まれたターミネーター。そして審判の日(ジャッジメント・デイ)を回避するために立ち上がる人類の戦いを描いた作品。アカデミー賞視覚効果賞、メイクアップ賞、音響効果賞、録音賞受賞作品。他、英国アカデミー賞やサターン賞などを多数受賞した伝説のSFアクション超大作。本作の上映時間は137分となりターミネーター2の劇場公開版と同じ構成となっている。
監督:ジェームズ・キャメロン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(ターミネーター:T-800)、リンダ・ハミルトン(サラ・コナー)、エドワード・ファーロング(ジョン・コナー)、ロバート・パトリック(ターミネーター:T-1000)、ほか
映画「ターミネーター2 3D」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ターミネーター2 3D」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ターミネーター2 3D 予告編(ロングバージョン)
映画「ターミネーター2 3D」解説
この解説記事には映画「ターミネーター2 3D」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
2017年8月11日、ターミネーター2が3D版となって劇場スクリーンに甦る。ジェームズ・キャメロン監督によって1991年に制作されたSFアクション超大作「ターミネーター2」は、全世界で700億円もの興行収入を記録し、後の映画界に大きな影響を与える伝説の作品となった。そのターミネーター2が1991年の公開から26年を経た2017年、最新技術によって高画質化された3D映画として復活、世界最速で日本公開された。
ターミネーター2 3Dのネタバレあらすじ1
1995年のロサンゼルス。トラックが並んだ場所で、青白い電気が放電し、以前ロサンゼルスを襲った全く同じ型のターミネーター(アーノルド・シュワルツェネッガー)が現れます。ターミネーターは、バーで男の服とバイクを奪い、その場から去ります。
同じころ、フェンスの向こうで青白い電気を発していることを不思議がる警官が近づくと、裸の男(ロバート・パトリック)が現れ、警官を殺します。裸の男もまたターミネーターで、彼は警官の服とパトカーを奪い、警察のデータベースを照合し、ジョン・コナー(エドワード・ファーロング)の情報を突き止めます。
ターミネーター2 3Dのネタバレあらすじ2
10歳になったジョン・コナーは、養父母とともに暮らしていましたが、母が自分を捨てたものと思い、自暴自棄となり、荒れた生活をしていました。
友達と遊ぶためにバイクで出かけている間に、警官姿をしたターミネーターは養父母に、ジョンはどこかと尋ねます。遊びに出掛けていて家にいないと言う養父母を後目に、ジョンの捜索を続けます。
当のジョンは友達とATMをハッキングして金を盗み取り、ゲームセンターで遊んでいます。そこへ、警官服のターミネーターが現れ、友達から、警官がお前を探していると言われたジョンは逃げますが、廊下で2体のターミネーターに挟まれてしまいます。
T-800が、ジョンに身を低くしろと言うと、ショットガンを警官姿のターミネーターに向けて撃ちます。その体には穴が開き、しかし液体のように修復する姿を見てジョンは怖くなり、必死で逃げます。彼は自分のバイクを操り、力を振り絞って逃げますが、警官姿のターミネーターは巨大トラックで追いかけてきます。
そこを追撃するT-800は、ジョンを捕まえ、トラックを爆破することに成功。警官姿のターミネーターは、全身がシルバーの姿になり、炎から歩いて出てきて、元通りの姿へと戻ります。
ターミネーター2 3Dのネタバレあらすじ3
T-800は、私はサイボーグであり、未来の君が現在のジョンを守るために送られてきたこと、敵はT-1000という最新型で私で倒せるかはわからないと言います。そしてジョンは、T-800の話から、母サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)が自分を捨てたのではない事を知り、母を助けるために精神病院へ向かうことにします。
そのころ、T-1000はジョンの養父母を惨殺し、サラのいる精神病院へと向かいます。精神病院にいるサラ・コナーは、脱出しようと担当医を脅迫し、エレベーターまで行きますが、脱出を目前としたエレベーターで、過去に自分を襲ったターミネーターが現れ、衝撃を受けます。
しかし、そこへ息子のジョンが現れ、 T-800が自分を守っていることを言います。その場にはT-1000が迫ってきており、辛うじてサラたち3人は病院から脱出し、T-1000からも逃げ切ることができました。
ターミネーター2 3Dのネタバレあらすじ4
サラはジョンから事の次第を聞き、だんだんとT-800への警戒心を解きます。サラはT-800から、サイバーダイン社のマイルズ・ダイソンが、ターミネーターのチップを開発していることを聞き、メキシコ国境近くの土地でサラの友人から、来るべき日に備えて用意していた大量の武器を調達します。
途中で、サラは自分1人でマイルズ・ダイソンを止めることを思い、暗殺するためダイソンの自宅を襲います。サラの行動を察したジョンとT-800も、ダイソン宅へ駆けつけ、彼女の行動を止めさせます。3人はマイルズ・ダイソンを説得し、審判の日を説明し、すべての研究施設を破壊するためサイバーダイン社に潜入します。
サイバーダイン社に潜入した彼らは、すべての研究設備を壊していき、1984年に現れたターミネーターの残骸であるチップと腕を手に入れます。そこへ警官隊が襲撃。T-800は1人の警官の犠牲者も出さないまま応戦します。するとそこへT-1000が警察ヘリコプターで襲撃してきます。
T-800、ジョン、サラの3人は警察のトラックでサイバーダイン社を脱出しますが、執拗なT-1000からの攻撃は続き、彼らはトラックを乗り換えて逃亡します。T-1000はヘリコプターが大破したのを機に、タンクローリーに乗り変えて、ジョンたちを追い掛けます。
ターミネーター2 3Dの結末
ジョンとサラは製鉄所へ逃げ込みますが、その間にT-1000の乗るタンクローリーに乗り移ったT-800はT-1000を攻撃、タンクローリーを横転させ、タンクからは液体窒素が大量に流出します。
液体窒素の影響でT-1000の体は凍り付き、T-800の放った銃弾により、粉々に破壊されます。T-1000を倒したかと思われたその時、製鉄所の溶鉱炉から流れ出した鉄の熱さでT-1000は姿を回復し、再びジョン達を追います。
死闘の末、T-800の機能を停止させたT-1000は、サラ・コナーに姿を変えてジョンをおびき寄せます。しかし本物のサラ・コナーの必死の発砲で、T-1000を溶鉱炉へ突き落すまであと一歩のところまで追い詰めますが、弾切れとなってしまいます。
絶望的となったところへ、予備電源で機能を回復させたT-800が現れ、グレネードランチャーをT-1000に撃ち込みます。T-1000の体は回復不能となり溶鉱炉へと落下、苦しみ悶えながら消えていきました。
ジョンは、サイバーダイン社から奪ったターミネーターのチップと腕も溶鉱炉に放ち、すべてが終わったかに見えました。
しかし、T-800は「ここにもチップがある、これも始末するのだ」と言い、自分を溶鉱炉の中へ入れるよう頼みます。必死で引き止めるジョンの涙を見たT-800は「泣く気持ちが分かった。泣くことは出来ないが」と言い、ジョンを抱きしめるのだった。
ジョンは悲しみを堪え、未来のため決断をします。サラと握手したT-800は、サラの手によってゆっくりと溶鉱炉に降ろされていきます。T-800はサムズアップをして沈んでいくのでした。
すべては終わり、サラ・コナーは、未来への希望を思うのでした。「目の前には未知の未来が…。だが今は希望の光が見える。機械のターミネーターが生命の価値を学べるなら、我々も学べるはずだ」と。
以上、映画「ターミネーター2 3D」のあらすじと結末でした。
ターミネーター2 3Dのキャスト・出演者
アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800型ターミネーター)
リンダ・ハミルトン(サラ・コナー)
エドワード・ファーロング(ジョン・コナー)
ロバート・パトリック(T-1000型ターミネーター)
アール・ボーエン(ドクター・シルバーマン)
ジョー・モートン(マイルズ・ベネット・ダイソン)
ジャネット・ゴールドスタイン(ジャネル・ヴォイト)
ザンダー・バークレイ(トッド・ヴォイト)
S・エパサ・マーカーソン(タリッサ・ダイソン)
カストロ・グエラ(エンリケ・サルセダ)
ダニー・クックシー(ティム)
ターミネーター6(続編)と、ジェームズ・キャメロンによる新「ターミネーター」シリーズについて
2015年に公開された5作目「ターミネーター:新起動/ジェニシス」の続編、ターミネーター6(仮)は2017年の公開を予定していましたが、2016年にパラマウント・ピクチャーズによって製作の打ち切りが発表されました。
その後、ターミネーターシリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンは「ターミネーター」シリーズについて、新たな3部作として制作することを発表しました。『ターミネーター』のフランチャイズ権利が2019年にジェームズ・キャメロンに戻ることにより、ターミネーター3部作(リブート作品)を新たなプロジェクトとして進めることになり、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロングが新作に戻ってくることが明らかになっています。ターミネーターシリーズ6作目にして、ターミネーター2の正当なる続編となる『ターミネーター:ニュー・フェイト(原題:TERMINATOR: DARK FATE)』は、2019年11月8日に日本公開です。
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