ターミネーター2(原題: Terminator2: Judgment Day)の紹介:1991年アメリカ作品。ターミネーターシリーズ第2作。前回ターミネーターを倒したサラ・コナーは、息子ジョン・コナーを出産したものの、彼女自身は精神病院へ収監され、ジョンは10歳となっていました。そこへ彼を抹殺しようと、未来から新たなターミネーターが現れる。2017年には3D版「ターミネーター2 3D」が日本公開されました。
監督:ジェームズ・キャメロン 出演:アーノルド・シュワルツェネッガー(T-800)、リンダ・ハミルトン(サラ・コナー)、エドワード・ファーロング(ジョン・コナー)、ロバート・パトリック(T-1000)、アール・ボーエン(ドクター・シルバーマン)、ジョー・モートン(マイルズ・ダイソン)、ほか
映画「ターミネーター2」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ターミネーター2」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画ターミネーター2の予告編 動画
映画「ターミネーター2」解説
この解説記事には映画「ターミネーター2」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
映画ターミネーター2のネタバレあらすじ:起
サラ・コナーとターミネーターの死闘から10年後、1994年のロサンゼルス。サラ・コナーは1997年8月29日の審判の日、核戦争によって人類が滅びることを訴えようとするも、精神病患者として警察病院へ収監され、生まれた息子ジョン・コナーは養父母のもとに引き取られていました。
10年前のサラ・コナー抹殺に失敗したスカイネットは、再び1体のターミネーターを現代に送り込みます。今度のターミネーターは液体金属で触れたものに擬態できる最新のターミネーター:T-1000。そして標的となるのは幼い頃のジョン・コナー自身です。時を同じくして、もう1体のターミネーターが現代に送り込まれてきました。10年前、サラに襲い掛かったものと同じ見た目の101型ターミネーター:T-800です。
T-1000はジョンの捜索を開始、ゲームセンターで友人といるジョンを発見します。バックヤードでジョンに襲い掛かるT-1000、しかしすぐに反対側からもう1体のターミネーター:T-800が現れ、ジョンを救いだします。T-1000の猛追を振り切りT-800はジョンを無事に保護、そして未来のジョンが過去の自分を保護するため既に旧型となったT-800を再プログラミングして現代へ送り込んだのだと説明しました。
映画ターミネーター2のネタバレあらすじ:承
サラを頭のおかしな人間だと思っていたジョンでしたが、T-800が出現したことでサラの話が真実であることを知り、そして自分の殺害に失敗したT-1000の次の標的がサラであることを聞いたジョンは、T-800に共にサラの救出に行かなくてはと話します。当初はそれが危険だとしてジョンの保護を優先したT-800でしたが、最優先事項が「ジョンの命令に従うこと」だったため、ジョンと共にサラのいる警察病院に向かいました。
T-1000も警察病院に到着しており、サラを襲撃。危機一髪のところでサラを救出したT-800、しかし10年前に殺されかけたターミネーターと外見が全く一緒である同型の出現にサラは恐れおののきます。しかし、ジョンの説得を受けいれ、3人はメキシコ方面へ逃亡を図ります。
車中、ジョンは子供心にT-800に対し、ケンカの時に使う言葉や仕草を教え、T-800は機械ながらの理解を示します。逃亡途中の友人宅で武器と車を調達した一行、そしてT-800からスカイネットの元となるコンピュータ素子を開発したのはサイバーダイン社で、開発責任者はマイルズ・ダイソンであることを知らされたサラは、ジャッジメントデイ(審判の日)の阻止、そしてスカイネットの誕生を防ぐべく、ジョンとT-800に行き先を告げずダイソンの家へ向かい殺害を試みます。
映画ターミネーター2のネタバレあらすじ:転
ダイソンの家に侵入したサラは襲撃に成功、銃口をダイソンに向けました。しかし、腕を撃たれ怪我を負っても尚、妻と息子をかばうダイソンを遂に殺すことはできず、遅れてダイソンの元に到着したジョンの胸の中で殺せなかったと涙を流します。
T-800はダイソンの目の前で自分の腕をを切り剥ぎ、自分がターミネーターであることを明かします。そして、ダイソンが開発したコンピュータ素子がスカイネットの元になること、審判の日とその後の機械との戦争、全てを話しました。自分の研究が人類の命運を分けることを知らされたダイソンは、サイバーダイン社に保管されている最初のターミネーターの片腕とチップ、自らの研究全ての破壊を決意します。
ダイソンを含めた一行はサイバーダイン社へ侵入しましたが、守衛の通報で到着した警官隊に包囲されてしまいます。SWATの銃撃を受け致命傷を負ったダイソンは、サラ達を逃がし爆破を一手に引き受けます。ダイソンの犠牲でサイバーダイン社の爆破に成功し、警官隊の包囲も突破した一行。
しかし、警察無線を聞いたT-1000もサイバーダイン社に到着、ジョンとサラ、そしてT-800の背後に迫っていました。
映画ターミネーター2の結末
T-1000はヘリで追撃を開始、一行は応戦するもののサラは脚を撃たれます。液体窒素を積んだタンクローリーに乗り換えたT-1000は執拗に一行を追い詰めますが、T-800の攻撃でタンクローリーは横転し破裂、逃げ込んだ製鉄所の中で満載された液体窒素を被ったT-1000は液体金属のため、たちまち凍りつき、Hasta la vista,Baby!(アスタラビスタベイビー / 地獄で会おうぜ)というT-800の言葉と共に銃弾を受け、バラバラに破壊されます。
しかし、製鉄所の溶解した金属の熱気によってT-1000はすぐさま再生してしまい、更なる追撃を開始します。圧倒的なT-1000の攻撃により、T-800は機能停止に追い込まれ、ジョンとサラも遂に追いつめられてしまいました。サラは必死にショットガンで応戦しますが、すんでのところで弾切れとなってしまいます。
これまでかと諦めかけたサラとジョン。直後、予備電源により再起動したT-800からグレネード弾を撃ち込まれたT-1000は、再生が間に合わずに溶鉱炉へ転落。断末魔の叫びとともに完全に抹殺されました。
そして、ジョンはサイバーダイン社から持ち出した最初のターミネーターの片腕とチップを溶鉱炉に投げ入れ、長かった戦いは遂に終わりを迎えました。
しかし、T-800にも同型のチップが内蔵されているため、自身も溶鉱炉へ沈ませて完全に消滅させることこそ本当の終わりであることを2人に告げます。自身では破壊することができないため、サラとジョンに溶鉱炉に沈めてもらうことを求めるT-800ですが、ジョンにとっては、T-800はもはや「単なる機械」ではありません。破壊することを拒むジョンは涙を流しますが、その涙に触れたT-800は人間の感情を理解します。
握手と抱擁を交わし、溶鉱炉へ沈みつつジョンとサラを最後まで見据えるT-800。機能が停止する直前、彼が最後に見せたものは、メキシコでジョンに教えられた親指を立てる仕草=サムズアップでした。
すべては終わり、サラ・コナーは、未来への希望を思うのでした。「目の前には未知の未来が…。だが今は希望の光が見える。機械のターミネーターが生命の価値を学べるなら、我々も学べるはずだ」と。
以上、映画「ターミネーター2」のあらすじと結末でした。
ターミネーター2の直接的な続編となる「ターミネーター:ニュー・フェイト」のネタバレあらすじはこちら。
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ターミネーター6(続編)と、ジェームズ・キャメロンによる新「ターミネーター」シリーズについて
2015年に公開された5作目「ターミネーター:新起動/ジェニシス」の続編、ターミネーター6(仮)は2017年の公開を予定していましたが、2016年にパラマウント・ピクチャーズによって製作の打ち切りが発表されました。
その後、ターミネーターシリーズの生みの親であるジェームズ・キャメロンは「ターミネーター」シリーズについて、新たな3部作として制作することを発表しました。『ターミネーター』のフランチャイズ権利が2019年にジェームズ・キャメロンに戻ることにより、ターミネーター3部作(リブート作品)を新たなプロジェクトとして進めることになり、アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、エドワード・ファーロングが新作に戻ってくることが明らかになっています。ターミネーターシリーズ6作目にして、ターミネーター2の正当なる続編となる『ターミネーター:ニュー・フェイト(原題:TERMINATOR: DARK FATE)』は、2019年11月8日に日本公開されました。
「ターミネーター2」感想・レビュー
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数あるターミネーターシリーズの中でも、私はこのターミネーター2が1番好きです。アクションシーンがたくさんありドキドキしながら最後まで見ました。アーノルド・シュワルツェネッガーの肉体の美しさに思わずうっとりしてしまいました。
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ターミネーターシリーズは、全部見ましたが、2が一番好きです。内容の構成も見ていて楽しく、終わり方が、切なくもカッコいい。憧れる所もあり、何度も見てしまいます。
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洋画の中で1番好きな作品です。
スリルがあってとにかくずっとドキドキしっぱなし。スリルがあるだけではなく感動シーンも。人が悲しくて涙が出る理由が分からないロボットが最後、永遠の別れのシーンで人が涙する気持ちが分かったという所がもうとても感動的で泣きました。核戦争への問題提起やちょっとクスッと笑えるシーンまで色々な要素が盛り込まれた最高傑作だと思います。 -
小さな頃から数えられない程視聴した作品です。主人公のジョン・コナーを守るために未来から送られたマシン、ターミネーター。第一作では敵だったこの殺人マシンが今作では味方側であったり、同じく第一作で敵ターミネーターを倒したプレス工場が大企業化していたりと、ファンサービスもしっかりしています。終始ハラハラドキドキする本作は最高のエンターテイメントです。
まだ穢れを知らない美少年エドワードファーロングを見ることができます。脇役の方々を注目してほしい。ジェームズキャメロンゆかりの作品に出演されていた俳優さんが出演されていて、後から驚いた。リンダハミルトンのぶっ飛んだサラコナーが好きです。つか、ターミネーターは2で終わってればよかった。そのくらい2は偉大な作品。