神様メールの紹介：2015年ベルギー,フランス,ルクセンブルク映画。カンヌ国際映画祭、ゴールデン・グローブ賞などで賞賛を浴びたコメディ。パソコンで世界を牛耳る神様と、その娘が起こす騒動を描く。
監督：ジャコ・ヴァン・ドルマル 出演者：ピリ・グロワーヌ（エア）、カトリーヌ・ドヌーヴ（マルティーヌ）、ブノワ・ポールヴールド（神様）、ヨランド・モロー（女神）、フランソワ・ダミアン（フランソワ）ほか
映画「神様メール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「神様メール」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
神様メールの予告編 動画
映画「神様メール」解説
この解説記事には映画「神様メール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
神様メールのネタバレあらすじ：起
ベルギーのブリュッセルに神様（ブノワ・ポールヴールド）は存在し、あるアパートに住んでいました。妻である女神（ヨランド・モロー）と、娘・エア（ピリ・グロワーヌ）と同居しています。神様には息子もいましたが、キリストは死んだのでそこにはいません。神様は傲慢でした。なんでもできる自分に酔いしれた神様は、最近は増えすぎた人間を事故や事件で殺すことに夢中になっています。自分の書斎にあるパソコンで操作することで、それは簡単に行なえました。
神様メールのネタバレあらすじ：承
神様は家の中でも偉そうでした。女神や娘のエアにもいばりちらします。怒ったエアはある日、神様のパソコンをいじって全世界の人間にメールを送り、その人たちの余命を知らせました。そして自分は人間の世界におります。兄の助言で使徒を18人に増やせと言われたエアは、兄・キリストが見つけた12人の使徒に加え、新たに6人の使徒を作ろうと考えます。新たな使徒に何か話してもらい、それを新・新約聖書にしようと思いました。
神様メールのネタバレあらすじ：転
地上におりたエアは、見つくろっていた人たちに会いにいきます。自分のパソコンをエアがいじってロックをかけたことを知った神様は、怒ってエアを追って人間世界に行きます。しかしエアはなかなか見つかりません。エアは順調に使徒を見つけていき、いろんな考えの人間がいることを知りました。神様はエアを追いますが、失敗してばかりです。最後に会った使徒は、エアと同じくらいの年頃で、1週間後に死ぬと決まっている少年・ウィリーでした。
神様メールの結末
エアは少年と心を通わせ、少年の望み通りに、死ぬときまった日に海へ行こうとします。使徒が18人になった時、女神が掃除をしに神様の書斎に入りました。掃除機をかけるためにパソコンのコンセントを抜いたので、みんなの余命がリセットされます。リセットで少年は死ななくなりました。全員の余命がリセットされたことを知った、他の使徒も喜びます。神様は勘違いで国外に送還され、エアは少年と一緒に仲良く暮らしました。
大好きな映画です。
神様がベルギーに住むおっさんで、世界の出来事は、そのおっさんがパソコンで操っているというぶっ飛んだ設定からして凄い。
こんな発想なかなかできないと思います。
ちょっと変わっているけれど一般市民の言葉から新新約聖書が作られ、一般市民の日々の中にも、みんなそれぞれのドラマがあるという描写が好きです。
見ていて幸せな気分になれる映画です。