キャビンの紹介:2011年アメリカ映画。友人カートの従弟が所有する山小屋へとやってきたデイナ達5人。それは楽しい週末になるはずだった。小屋の地下に奇妙な収集品があることに気付いた一行はそこである人物の日記を見つける。それを境に彼らは突如現れたゾンビの群れに襲われる。しかしそれは単なるゾンビ襲撃では終わらなかった。その背後には彼らをこの小屋へと導いたある組織が存在した。ホラー映画の常識を覆す新感覚ホラー。
監督:ドリュー・ゴダード 出演:デイナ・ポーク(クリステン・コノリー)、カート・ヴォーン(クリス・ヘムズワース)、ジュールス・ローデン(アンナ・ハッチソン)、マーティ・ミカルスキ(フラン・クランツ)、ホールデン・マクレア(ジェシー・ウィリアムズ)、ゲイリー・シッターソン(リチャード・ジェンキンス)、スティーブ・ハドリー(ブラッドリー・ウィットフォード)、館長(シガニー・ウィーバー)ほか
映画「キャビン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「キャビン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「キャビン」解説
この解説記事には映画「キャビン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
キャビンのネタバレあらすじ:週末
デイナの家に5人の若者が集まった。これから友人カートの従弟の小屋へと行こうとしていた。それは彼らの楽しい週末に、そしてデイナとホールデンをくっつけるためのものになるはずだった。道中立ち寄った小屋でガソリンを補給しようとした5人。薄汚れた小屋には一人の男性がいた。彼は5人に何かを話した。しかしそれが何を意味するのか5人には見当も付かなかった。それどころか少しの苛立ちを感じ5人は早々にその場を離れた。そして長い山道を走りトンネルをくぐった所でとうとうその小屋へと辿り着いた。
キャビンのネタバレあらすじ:地下
その小屋は少しと言うには控えめなぐらい年季の入った小屋だった。そしていくつか奇妙な物も見つかった。デイナの入った個室の鏡がマジックミラーになっていたのだ。それに気づいたのは隣の部屋に入ったホールデン。気の優しい彼はそれを見つけるとすぐに部屋を交換した。その夜酒も入りマーティに至っては多少の薬も入っていたこともあり5人は大いに盛り上がっていた。しかし突然大きな音が小屋に鳴り響いた。振り返ると部屋の端の床が開いている。地下への扉だった。恐る恐る中に入るとそこには多くの収集品で溢れていた。そしてデイナはある日記を手に取った。
キャビンのネタバレあらすじ:組織
その日記はおぞましい内容だった。そしてラテン語で書いてある文章を発見しデイナはそれを読み上げた。それは彼らの運命を決定付けるものだった。その頃地下ではある組織による賭けが行われていた。彼らこそこの5人をここまで誘導した張本人、そしてこれからある儀式を行おうとしていた。彼らの筋書き通り5人の前にゾンビの集団が現れた。そして一人ずつ犠牲になる。ジュールス、マーティ、カートそしてホールデン。これで彼らの計画は成功を遂げた。しかし祝杯を挙げ大いに喜ぶ彼らに一本の電話が入る。
キャビンのネタバレあらすじ:生贄
デイナはゾンビに襲われ死にかけていた。そこへ現れたのは死んだと思われていたマーティだった。彼はデイナを助けある場所へと連れて行く。それは彼が発見した地下へと行くエレベーターだった。ゾンビはそこから地上へと上がってきたのは。そして中に入った二人が見た物はさらにおぞましい光景だった。それは世界中のありとあらゆる怪物の姿だった。5人はこれらを管理する組織に生贄として選ばれその死に方を選ばれされたのだ。地下に潜った彼らはある場所で解除スイッチを発見する。それを押すと箱の中に閉じ込められていた怪物達が施設内に溢れ出した。
キャビンの結末:神
施設は怪物に占拠されほとんどの人間は殺されてしまった。そして施設の一番奥へ行くと館長が現れ二人に説明する。この世界には古代のある者が眠っていた、その者を鎮めるために定期的に生贄が必要なのだという。しかし二人はそのために自分達が死ぬことを拒んだ。そろそろ種の交代の時だと。
「キャビン」感想・レビュー
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自分たちが選んだモンスターに襲われるという設定が、今までにないホラー映画の設定で新鮮でした。生贄に無作為で選ばれたのではなく、入念に選んだであろう点が恐怖心をさらにかきたてました。最後の方で、キャビンの中のモンスターが飛び出してきて大騒ぎになるところも怖かったです。
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ホラー映画好きの人にぜひおすすめしたい作品です。ありきたりなホラー映画の裏側という今までにない新しい設定で、あらゆるホラー映画のオマージュ要素が楽しめます。ラストに向けて、二転三転する展開は必見です。
一見よくあるパニック映画のように見えますが、色んなホラー作品の要素が詰まっているのでホラー映画をよく見てる人にはとても面白い作品だと思います。一番面白いところはエレベーターのシーンですね。悲惨な光景なのになぜか面白く感じられます。自分なりの解釈ではありますが、ホラー映画に対する観客の考え方が描かれてるようで、色々考えさせられる作品でもあります。