デッド・ドント・ダイの紹介:2019年アメリカ映画。アメリカの田舎町センターヴィル。警察署で働くクリフとロニーは、この平和な町に不穏な気配を感じていた。すると、突如ゾンビが出現。住民たちを次々と襲っていく。生前の欲望に囚われた生ける屍たちを相手にクリフとロニー、そして日本刀を振り回す謎の葬儀屋ゼルダは立ち向かう。カンヌの常連ジム・ジャームッシュが描くゾンビはジョージ・A・ロメロ監督の古典的名作『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』にオマージュを捧げ、恐怖よりも滑稽さを表現。また、全編に流れるテーマソング「デッド・ドント・ダイ」はカントリー界のスーパースター、スタージル・シンプソンがこの映画のために書き下ろした。豪華なキャストと共に観どころ満載の作品。
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:ビル・マーレイ(クリフ・ロバートソン)、アダム・ドライバー(ロニー・ピーターソン)、ティルダ・スウィントン(ゼルダ・ウィンストン)、クロエ・セヴィニー(ミンディ・モリソン)、スティーヴ・ブシェミ(フランク・ミラー)、ダニー・グローヴァー(ハンク・トンプソン)、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(ボビー・ウィギンズ)、ロージー・ペレス(ホージー・フアレス)、イギー・ポップ(コーヒー・ゾンビ)、サラ・ドライバー(コーヒー・ゾンビ)、RZA(ディーン)、キャロル・ケイン(マロリー・オブライエン)、オースティン・バトラー(ジャック)、ルカ・サバト(ザック)、セレーナ・ゴメス(ゾーイ)、トム・ウェイツ(ボブ)ほか
映画「デッド・ドント・ダイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デッド・ドント・ダイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
デッドドントダイの予告編 動画
映画「デッド・ドント・ダイ」解説
この解説記事には映画「デッド・ドント・ダイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デッドドントダイのネタバレあらすじ:起
アメリカの静かな田舎町センターヴィル。小さな警察署で働く警察署長クリフ・ロバートソン(ビル・マーレイ)と巡査ロニー・ピーターソン(アダム・ドライバー)は、いつものように住民同士の些細なトラブル処理に追われていました。
白人至上主義者の農夫フランク(スティーヴ・ブシェミ)から、森に住む世捨て人ボブ(トム・ウェイツ)にニワトリを盗まれたとのこと。ボブは様子を見に来たクリフとロニーに銃を向けましたが、それもいつものこと。2人はボブに注意勧告だけして森を後にしました。
署に戻る車中、どこまでも続くのどかな風景を、ラジオから流れてくる「デンド・ドント・ダイ」が彩ります。
デッドドントダイのネタバレあらすじ:承
しかし最近、何か不穏な空気が町を覆っていました。夜には日が沈まず、時計やスマホが突然壊れ、無線やテレビの電波も調子が悪くなるなど、おかしな出来事が続きます。
ニュースでは、エネルギー企業による北極での水圧破砕工事が地球の自転に悪影響を与えているのではないかと伝えていました。
さらに事態は悪化。ペットや家畜の失踪が相次ぎ、野鳥が大量に逃げるなど異常行動も頻発していました。
すると翌朝、宿直明けのクリフのもとに、センターヴィルの歴史上かつてない大事件の知らせが届きました。町にひとつしかないダイナーのオーナーと女性店員が何者かに襲われ血まみれの死体となって見つかったのでした。しかも内臓を食いちぎられている無残な様子。店内にはなぜかコーヒーが飛び散り、コーヒーポットやカップなどが割られていました。
デッドドントダイのネタバレあらすじ:転
クリフとロニーは調査を開始しました。するとセンターヴィル墓地で墓石の下から、ふたつの穴を発見しました。「ゾンビは頭を殴るといいですよ」と珍妙なゾンビ対策の会話をする2人。
ゾンビの噂はたちまち町中に広まっていきました。
少年拘置所に収容されている3人のティーンエイジャーは「死者がよみがえった」とつぶやき、自動車旅行の途中でこの町に泊まることにした3人組の都会っ子たちは、ロニーから注意するよう忠告されました。
雑貨店を営むホラーオタク青年ボビー(ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ)はゾンビ映画の豊富な知識を生かし、金物屋ハンク(ダニー・グローヴァー)とともに早々と立てこもりの準備を進めていました。
そしてその日の夜。墓地から無数の死者がむくむくと蘇り、センターヴィルのあちこちで住民を襲い始めました。
前夜にダイナーのオーナーたちを襲ったのは、好物のカフェインを求めてそこにやってきたコーヒー・ゾンビのカップルでした。
パトロールを行うために、日本刀を振り回すミステリアスな葬儀屋の女主人ゼルダ(ティルダ・スウィントン)に署の留守番を任せ、クリフ、ロニー、ミンディ(クロエ・セヴィニー)はパトカーに乗り、町へ繰り出しました。
デッドドントダイの結末
すでに町は、おびただしい数のゾンビに埋め尽くされていました。
Wi-Fiゾンビ、ブルートゥース・ゾンビ、ギター・ゾンビ、サッカー・ゾンビ、ファッション・ゾンビなど、生前に持っていた欲に囚われた生ける屍たちで溢れかえっていました。
その中にはミンディの叔母もいました。たまらず車を降りてしまったミンディもゾンビたちの餌食となってしまいました。
こともあろうに墓地で立つ往生してしまったロニー。群がってくる大量のゾンビ相手に捨て身の抵抗を続けます。
そこへゼルダがやってきました。と、同時に異様な光を放つ大きな飛行物体が現れました。ゼルダは墓地の真ん中へと歩いていくと、光に包まれたまま飛行物体に吸収され、あっと言う間に空へ消えて行ってしまいました。
唖然とするクリフとロニー。しかし、ゾンビたちは増え続けます。
2人はゾンビと対峙する腹を決めて車を降りました。撃っても撃っても現れ、倒しても倒しても減らないゾンビたち。力の限り戦いましたが、ついにクリフとロニーもゾンビの餌食となってしまったのでした・・・
以上、映画「デッド・ドント・ダイ」のあらすじと結末でした。
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