ワイルド・スピードの紹介:2001年アメリカ映画。今や全世界で最も成功したカーアクション映画シリーズ「ワイルド・スピード」の記念すべき第1作です。ロサンゼルスのストリートレースシーンを舞台に、訳ありのカリスマレーサー・ドミニク(ヴィン・ディーゼル)と優れたドライビングテクニックを持つ潜入捜査官・ブライアン(ポール・ウォーカー)の奇妙な友情を描きます。本作の鍵を握るトヨタ・スープラをはじめ、劇中に数多く登場する日本車にも注目です。
監督:ロブ・コーエン 出演者:ヴィン・ディーゼル(ドミニク・トレット)、ポール・ウォーカー(ブライアン・オコナー(ブライアン・スピルナー))、ミシェル・ロドリゲス(レティ・オルティス)、ジョーダナ・ブリュースター(ミア・トレット)、リック・ユーン(ジョニー・トラン)、チャド・リンドバーグ(ジェシー)、ジョニー・ストロング(レオン)、テッド・レヴィン(タナー巡査部長)、マット・シュルツ(ヴィンス)ほか
映画「ワイルド・スピード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルド・スピード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ワイルド・スピード」解説
この解説記事には映画「ワイルド・スピード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルドスピードのネタバレあらすじ:起
アメリカ・ロサンゼルスの港。高価な家電製品を積載したトラックが闇夜に紛れて現れた黒塗りのホンダ・シビック数台に襲撃されました。
その翌日。愛車の三菱・エクリプスの性能に満足していないカー用品ショップ「レーサーズ・エッジ」店員のブライアン・スピルナー(ポール・ウォーカー)は行きつけのカフェでいつものツナサンドを注文しました。ブライアンは店員のミア・トレット(ジョーダナ・ブリュースター)に好意を寄せていましたが、カフェにはミアの兄でありロスでは知らない者のいないカリスマ的ストリートレーサーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)の姿がありました。
やがてカフェにはドミニクの恋人レティ・オルティス(ミシェル・ロドリゲス)や仲間のヴィンス(マット・シュルツ)らが訪れますが、ヴィンスがブライアンに因縁をつけたことから二人は殴り合いとなり、ブライアンはドミニクから二度とここに来るなと告げられました。
その後、ブライアンは「レーサーズ・エッジ」オーナーのハリー(ヴィト・ルギニス)にエクリプスをパワーアップするためのニトロ噴射装置(NOS)の用意を頼みました。
その夜は街の一角で大勢の若者たちが集ってストリートレース“ゼロヨン”が行われようとしていました。ブライアンはエクリプスを賭けてマツダ・RX-7のドミニクに勝負を挑むことになり、ブライアンはNOSを使って一度は先頭を走るドミニクに迫りましたが、最終的にはドミニクが余裕で勝利しました。
ところが、その場に警官隊が現れ、ブライアンはかねてから警察にマークされていたドミニクを咄嗟に匿いますが、逃げる途中でドミニクと敵対しているジョニー・トラン(リック・ユーン)率いる中国系ギャングの縄張りに迷い込んでしまいます。ドミニクはジョニーと来月に砂漠で開催される「レース・ウォー」でケリをつけることで手を打ちますが、エクリプスはジョニー一味によって破壊されてしまいました。
その後、ドミニクはブライアンを自宅パーティーに誘い、ブライアンはミアと楽しいひと時を過ごしました。
ワイルドスピードのネタバレあらすじ:承
ブライアンの正体は、ここ最近ロス近郊で相次ぐトラック強盗事件を追うロス市警の潜入捜査官ブライアン・オコナーでした。上司のタナー巡査部長(テッド・レヴィン)とFBIのビルキンス捜査官(トム・バリー)に呼び出されたブライアンは、犯行の手口から犯人はプロ並みの腕前を持つレーサーの可能性が高く、過去に傷害罪の前科があるドミニクをマークするよう命じられました。
ある日、ブライアンはドミニクのガレージに廃車同然のトヨタ・スープラを持ち込み、「レース・ウォー」参戦のための修理を依頼しました。ブライアンはドミニクやその仲間でメカニック担当のジェシー(チャド・リンドバーグ)に混じってスープラの改造を手伝い、ドミニクの信用を得て彼の“ファミリー”のバーベキューに誘われるほどに親密な仲となっていきました。
しかし、ブライアンはドミニクの仲間が「レーサーズ・エッジ」にシビック数台分のパーツを注文したことからドミニクを疑い、仲間のガレージを探っていましたがドミニクらに気付かれてしまいます。ブライアンは咄嗟に「レース・ウォー」出場車両の下見がしたかったと嘘をつき、ドミニクらに連れられてジョニーのガレージに潜入しました。
そこにはシビックと共に先日盗まれたものと同等の高額な家電製品を発見しました。ブライアンから報告を受けたタナーとビルキンスは、決定的な証拠が得られていないというブライアンの忠告を無視してジョニー一味を一網打尽にすることを計画しました。
その後、ドミニクのガレージに招かれたブライアンは、ドミニクの亡き父の形見である旧型ダッヂ・チャージャーを見せてもらいました。ドミニクの父も優れたレーサーでしたがレース中に事故死してしまい、ドミニクは事故の原因となった相手をレンチで殴りつけてしまったことでプロのライセンスを剥奪された過去があったのです。プロのレースに参戦できないドミニクにとってゼロヨンこそが唯一の生きがいであり、ゼロヨンの時だけは“自由”でいられるのだというのです。
ワイルドスピードのネタバレあらすじ:転
その夜、ブライアンはミアとのデートを楽しんでいた頃、ロス市警とFBIは共同でジョニー一味の一斉検挙に踏み切りました。しかし、盗品と思われていた家電製品はいずれもジョニー一味が正規に購入したものであり、ジョニーたちはあっさり釈放されました。ブライアンは失態の責任を押し付けられ、36時間以内に真犯人を見つけだすよう厳命されました。
ブライアンはチャージャーの高価なエンジンを入手できるドミニクの資金源を疑いつつも、修理の終わったスープラで「レース・ウォー」にドミニクたちと共に出場しました。しかし、ジェシーは服役中の父親の愛車フォルクスワーゲン・ジェッタを賭けた一戦でジョニーのホンダ・S2000に完敗を喫し、気が動転してその場から逃げ出してしまいました。
ジョニーはドミニクにジェシーの引き渡しを迫るとともに、先日逮捕されたのはドミニクが警察に通報したからだと言いがかりをつけたことから大乱闘となってしまいます。
ドミニクの正体はまさしくブライアンが追っていたトラック強盗団のリーダーでした。その夜、ドミニクはミアの引き留めを振り切り、レティやヴィンス、レオン(ジョニー・ストロング)を連れてトラック襲撃に向かいました。ブライアンはミアに自分が潜入捜査官であることを明かし、最近警備が強化されていることからドミニクを助けたいと申し出ました。
一方、ドミニクたちはシビック数台でトラックに襲撃をかけましたが、トラックの運転手はショットガンで武装しており、レティは車を横転させられ、ヴィンスは腕にワイヤーが絡まって出血してしまいます。ブライアンはミアを連れて現場に駆け付け、ヴィンスを助け出すとドクターヘリを要請したのですが、ドミニクはこの時の会話の内容からブライアンの正体を知ってしまいました。
ワイルドスピードの結末
ロサンゼルスに戻ったドミニクはショットガンを持ってジェシーを助けに行こうとしてブライアンに制されます。その時、ドミニクの自宅にジェシーが現れましたが、そこにジョニー一味がやってきてジェシーは射殺されてしまいました。ドミニクとブライアンは協力して逃げたジョニー一味を追い、カーチェイスの末にブライアンはジョニーを射殺しました。
ドミニクとブライアンは、かつてドミニクが高校時代にゼロヨンに興じていた通りでゼロヨン対決をすることにしました。スタートを切ったドミニクのチャージャーとブライアンのスープラは互角の勝負を繰り広げ、踏切を強行突破して貨物列車をかわしましたが、あと一方で決着がつくと思われた時にドミニクのチャージャーは飛び出してきたトラックに衝突され、横転して大破してしまいました。
パトカーのサイレンが近づくなか、ブライアンは「これで借りはチャラだ」と言うと、ドミニクにスープラの鍵を渡してその場から逃がしました。ドミニクはアメリカから脱出してメキシコに落ち延び、夕陽の荒野をシボレー・シェベルSSで駆け抜けていました。
「ゼロヨンこそが俺の全て。その時、俺は自由になれるのさ」
以上、映画「ワイルド・スピード」のあらすじと結末でした。
映画ワイルドスピードシリーズのあらすじとネタバレ
1.ワイルド・スピード
2.ワイルド・スピードX2
3.ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
4.ワイルド・スピード MAX
5.ワイルド・スピード MEGA MAX
6.ワイルド・スピード EURO MISSION
7.ワイルド・スピード SKY MISSION
8.ワイルド・スピード ICE BREAK
Spin Off.ワイルド・スピード/スーパーコンボ
9.ワイルド・スピード/ジェットブレイク
10.ワイルド・スピード/ファイヤーブースト
「ワイルド・スピード」感想・レビュー
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車好きにはたまらない映画です。
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最高
車好きにもってこいの映画の一つと言えます。日本車や外国車も出るけども、大半の場面は日本車がアメリカ風のカスタムをしていて、良いセンスで日本でもこのような車を見ることが、ありました。ブライアン(ポール・ウォーカー)は3台のシビックが大量の家電製品を強奪している事件で潜入することになった。ゼロヨンレースに出てドミニク(ヴィン・ディーゼル)に勝負を挑む。勝負は負けて、車が取られようとしたタイミングで警察が現場に到着して集まっていたギャラリーは蜘蛛の子を散らすように逃げていく。ドミニクを乗せて何とか逃げ出すが、ドミニクの家に帰っている最中にドミニクとトラブルになっている中国ギャングに見つかり、車を燃やされる。何とか家に着いたポールとドミニクは仲が良くなっていく。友情を育みながら、葛藤するポールだったが、最後にドミニクを逃がしポールも追われる身になってします。