グリンチの紹介:2018年アメリカ映画。アニメ版グリンチで、過去には実写映画化もされたドクター・スースの絵本を原作にした長編アニメ。クリスマスが大嫌いな孤独で捻くれ者のグリンチは、クリスマスを楽しんでいる人々からクリスマスを盗むことを計画する。しかしクリスマスの飾りやプレゼントを盗まれても幸せそうに過ごす人々に本当に大切なものを学ぶ。
監督:スコット・モシャー、ヤーロウ・チェイニー 声の出演:ベネディクト・カンバーバッチ(グリンチ)、ラシダ・ジョーンズ(ドナ)、キャメロン・シーリー(シンディ・ルー)、アンジェラ・ランズベリー、ほか
映画「グリンチ(2018年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「グリンチ(2018年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
グリンチの予告編 動画
映画「グリンチ(2018年)」解説
この解説記事には映画「グリンチ(2018年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
グリンチのネタバレあらすじ:起
街では皆がクリスマスの飾り付けをしたりクリスマスソングを歌ったりしてすっかりクリスマスの雰囲気が漂っている。しかし街のはずれの山の洞窟に犬のマックスと暮らす、孤独で捻くれ者のグリンチはクリスマスやそれを幸せそうに祝う人々が大嫌いだった。ある日の朝、食料が無くなったことに気づいたグリンチは大嫌いなクリスマスの時期に仕方なく街へ買い物に出かける。普通より二回り小さい心臓の持ち主のグリンチは、クリスマス一色の街を見て嫌気がさし、幸せそうな人々に意地悪をするのだった。幼いころからにいつも孤独なクリスマスを過ごしていたグリンチは、街の人々からクリスマスを盗む事を思いつく。
グリンチのネタバレあらすじ:承
グリンチは自分自身がサンタクロースに扮し、街や皆の家からクリスマスの飾りやプレゼントを盗む事を計画する。サンタになりきる為ソリやサンタの服を作ったグリンチは、ソリを引かせるトナカイを探しに行く。1匹の大きく太ったトナカイを捕まえたグリンチはそのトナカイをフレッドと名づけ、家に連れて行ってしまう。次の日早速フレッドにソリを引く練習をさせていると、2匹のトナカイがフレッドに近づいてくる。その2匹がフレッドの家族であることに気づいたグリンチは罪悪感を感じフレッドを逃がしてやるのだった。
同じ頃、街に住む少女シンディ・ルーは今年のクリスマスを楽しみにしていた。自分と2人の兄弟を1人で育て、毎日の育児と仕事で疲れきっている母親を助けて欲しいと、サンタにお願いしたいと考えていたのだ。そこで直接サンタに会って願いを聞いてほしいと考えたシンディ・ルーは、クリスマスイブの夜にプレゼントを配りに来るサンタを罠にかけて捕まえることを計画する。
グリンチのネタバレあらすじ:転
クリスマスイヴの夜、グリンチはマックスにソリを引かせ街へ向かうと、グリンチは全ての家からクリスマスツリーや飾り、プレゼントを盗んで行く。そして最後の家へと彼が向かったのはシンディ・ルーの家だった。そこでシンディ・ルーの罠に引っかかったグリンチは、シンディ・ルーから忙しい母親を助けて欲しいと伝えられる。子供たちは皆自分勝手で自分の欲しいプレゼントのことしか考えていないと思っていたグリンチにとってシンディ・ルーの願い事は驚くものだった。そんな彼にシンディ・ルーは、自分へのプレゼントが無くても皆で集まって歌を歌えばとても幸せな気持ちになれるとグリンチに伝える。
クリスマスの朝、街から飾りやプレゼントが全て盗まれてしまったのは自分がサンタを罠にかけて怒らせてしまったからだと責任を感じていた。しかしそんな彼女に母親は、飾りやプレゼントが無くてもクリスマスは皆の心の中にまだあるのだと言い、助けがなくてもシンディ・ルーが居れば他に願い事は無いと伝える。そして街の人々と一緒に歌を歌い皆でクリスマスを祝う。するとその歌声を聞いたグリンチは、シンディ・ルーの“皆で集まって歌を歌えば幸せになれる”という言葉を思い出し、自分も皆と一緒に歌えば幸せになれるのではと思い始める。すると、彼の小さかった心臓は大きくなりクリスマスを盗んだことに対する罪悪感を感じ、そして彼はフレッドの力も借りて街の皆に盗んだものを全て返すのだった。
グリンチの結末
その夜、家へ帰りマックスと再び静かで孤独なクリスマスを過ごしていたグリンチの元にシンディ・ルーが訪ね、彼を夕食へ招待する。グリンチからクリスマスを盗まれた皆は彼を許したのだ。緊張しながらシンディ・ルーの家へ行ったグリンチは、そこで皆と一緒に夕食を囲み、幸せを感じつ。そして自分が嫌いだったのはクリスマスではなく、孤独なクリスマスを過ごす事だったという事に気が付く。そしてグリンチは皆に感謝の気持ちを伝えると、“思いやりと愛に乾杯”とクリスマスを幸せな気持ちで過ごすのだった。
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