THE GUILTY/ギルティの紹介:2021年アメリカ映画。アメリカ、ロサンゼルスの911コールセンターで働くジョー。事務的に電話を処理していく仕事に疲弊しています。そんなジョーの元に、ある女性から緊急の911がかかってきます。命が危ない女性を助けるため、ジョーはあの手この手で必死になりますが‥‥。2018年のデンマーク映画『THE GUILTY』 をハリウッドがリメイクしたスリラー映画です。
監督: アントワーン・フークア 出演:ジェイク・ギレンオール(ジョー)、ライリー・キーオ(エミリー)、ピーター・サルスガード(ヘンリー)、イーサン・ホーク(ビル)、イーライ・ゴリー(リック)、クリスティアナ・モンターナ(アビー)、ほか
映画「THE GUILTY/ギルティ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「THE GUILTY/ギルティ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
THE GUILTY/ギルティの予告編 動画
映画「THE GUILTY/ギルティ」解説
この解説記事には映画「THE GUILTY/ギルティ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
THE GUILTY/ギルティのネタバレあらすじ:起
刑事のジョーは現在、緊急司令員のオペレーターの仕事をしています。大規模な山火事が原因で、アメリカ、ロサンゼルスの911コールセンターはいつにも増して慌ただしい状態です。
そこの911コールセンターで働くジョーの元にかかってくる電話には、ドラッグをして体調が悪くなったとか、売春婦に強盗にあったとか、そんな電話ばかりでジョーはうんざり。加えて、ジョーは頻繁に咳き込んで吸入器が手放せないほどに、精神的にも体調的にも良くないです。
ジョーの携帯に記者のキャサリン・ハーバーから電話がかかってきます。答えることは何もないと、苛立ちながら電話を切るジョー。そんなジョーの元に女性の電話がまわってきます。その女性は泣きながらパニックになっています。彼女は子供と話すフリをして現状を伝えようとしてきます。
最初はいたずらだと思ったジョーでしたが、電話の奥で威圧的な男の声がしてきて、だんだん事態を飲み込んできます。彼女の名前はエミリーで、どうやら男に誘拐されたようです。
子供と話すフリをしながら情報を得ているので、核心的な情報を引き出せずにいます。そして、エミリーは白いバンで東へと向かっていることを伝えて電話が強制的に切れてしまいます。
THE GUILTY/ギルティのネタバレあらすじ:承
ジョーはすぐさま警察に白いバンを追うように要請しますが、山火事が起こっているせいで視界が悪く、現地の警察官は白いバンを特定することができません。エミリーの電話番号からジョーは様々な情報を引き出し、エミリーの自宅へと電話をします。
すると、子どもが電話に出て、「ママに会いたい」と泣いています。その子の名前はアビー、6歳。アビーによると、父親が怒って母親を連れて出て行ってしまったとのこと。弟のオリバーは部屋で寝ているそう。
ジョーはアビーから父親の電話番号を教えてもらい、その番号を検索。父親の名前はヘンリー。彼は数々の犯罪歴を抱えていました。緊急事態だと確信したジョーは、母親を助けるとアビーと約束し、困ったことがあったら911に電話するように伝えます。
家に子供だけだと危険だと思ったジョーは、アビーの元へパトカーを派遣するよう要請しますが、山火事でいっぱいいっぱいで後回しになりそうだと言われます。イライラするジョー。あの手この手でどうにかかしようとするジョーでしたが、なかなか思うようにいきません。アビーと母親を助けると約束したため、もどかしい気持ちが残ります。
現在は深夜。ジョーは妻ジェスに電話をします。電話口のジェスは、明らかに迷惑そうです。ジョーは家族と別居して半年が経ちます。ジョーは明日裁判があるようで、ジェスにも裁判に出廷してほしいと望んでいましたが、ジェスはあまり乗り気ではなさそうです。
ジョーは家族に対して未練がありましたが、ジェスは早く終わりにしたいと思っています。娘のペイジと話したいと言っても、深夜のため応じてくれないジェス。そのまま電話は切れてしまいます。
THE GUILTY/ギルティのネタバレあらすじ:転
やけくそになったジョーは、ルール違反でしたが、アビーから聞いたヘンリーの携帯に電話を掛けます。ヘンリーに引き返すように説得しますが、電話を切られてしまいます。ジョーは相棒のリックにヘンリーの家に行って調査することを依頼します。
すると、アビーから電話がかかってきます。すぐさま応えるジョー。アビーの元に警察が到着したようで、怯えているアビー。警察が家の中へ入って辺りを見ると、血が落ちています。血を辿っていくと、オリバーが血だらけになって瀕死の状態でした。
電話越しに聞いていたジョーは、怒りが爆発し、ヘンリーに再び電話を掛けます。息子に何をしたのか尋ねると、ヘンリーは刑務所に行きたくないから戻らないと泣いています。そんな身勝手なヘンリーに、「お前は死刑だ!」とジョーが吐き捨て、電話は切られてしまいます。
リックがヘンリーの家に突入をします。時間はかかりますが、リックにその家をくまなく調べてもらいます。ジョーはその間に、エミリーに電話を掛けてみると、エミリーが電話にでます。ヘンリーは危険だと判断したジョーは、エミリーにサイドブレーキを引くよう指示をします。
それを実行したエミリーでしたが失敗し、ヘンリーにトランクの中に閉じ込められてしまいます。エミリーは監禁されたくないと、恐怖でパニックになります。ジョーはエミリーをなだめて、何か武器になるようなものはないかと尋ねます。少し冷静になったエミリーはレンガを見つけ、それをジョーに伝えます。ジョーはレンガでヘンリーの頭を殴って逃げるように指示をします。
THE GUILTY/ギルティの結末
その後もパニック状態のエミリー。ジョーは子供の話題をだして、他愛無い会話をします。するとエミリーは、オリバーは蛇に苦しめられて泣き続けていたと話します。そして、「だから、私が出してあげた」とエミリーは発言します。絶句するジョー。オリバーを殺めたのは、ヘンリーではなくエミリーでした。
すると、車が停車しトランクの開く音が。エミリーはジョーに指示されたように、レンガでヘンリーの頭を殴って逃走します。その後、リックから電話があり、ヘンリーとエミリーは親権をめぐって、揉めている情報を手に入れます。そして、ヘンリーたちが向かっている東の方には、エミリーが通院していた精神病院があるそう。
ヘンリーと電話が繋がるジョー。エミリーの薬を払うお金が無く、しばらく薬を切らしていたら、精神状態が悪化し、今回の事件が起きてしまったと話すヘンリー。ヘンリーは自分の息子オリバーを失って悲しんでいました。ジョーはヘンリーを誤解していました。行き過ぎた間違った判断をしてしまってうなだれるジョー。
すると、エミリーから電話がかかってきます。エミリーはオリバーのところへいくと自殺を図ろうとします。それを必死で止めるジョー。そして、ジョーは自分は人を殺したことがあると発言します。ジョーは勤務中に青年を銃殺してしまった過去があります。裁判もそのためのものでした。
その話をしていると、警察が来て、エミリーは無事保護されます。安堵するジョー。その後、上司から、オリバーがICUに入っているとの報告を受けて、オリバーも一命をとりとめます。ジョーのおかげで2人の命は救われました。
ジョーはリックに電話をして、今日の出廷で真実を話すことを約束させます。リックは口裏を合わせたのに今更無理だとなげき、自分が事実を話すことで、ジョーの人生は一変し、娘に何年も会えなくなると悲しみます。涙するジョー。しかし、決意を固めたジョーは、その後自ら記者のキャサリン・ハーバーに電話をかけて罪の告白をします。裁判でジョーは有罪を認め、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「THE GUILTY/ギルティ」のあらすじと結末でした。
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