Dr.パルナサスの鏡の紹介:2009年イギリス,カナダ映画。制作の途中で主役のヒース・レジャーが亡くなってしまったため、彼の残りのシーンをジュード・ロウ、ジョニー・デップ、コリン・ファレルの3人の俳優がかわって撮影し、完成されました。Dr.パルナサスの鏡を通した不思議な幻想の世界が描かれるダークファンタジー作品です。
監督:テリー・ギリアム 出演者:ヒース・レジャー(トニー・シェパード)、クリストファー・プラマー(パルナサス博士)、リリー・コール(ヴァレンティナ)、トム・ウェイツ(Mr.ニック)ほか
映画「Dr.パルナサスの鏡」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「Dr.パルナサスの鏡」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
Dr.パルナサスの鏡の予告編 動画
映画「Dr.パルナサスの鏡」解説
この解説記事には映画「Dr.パルナサスの鏡」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
Dr.パルナサスの鏡のネタバレあらすじ:起
Dr.パルナサスは小人のパーシー、若者のアントン、そして娘のヴァレンティナとともに、移動式トレーラーでショーをして街から街へと旅をしていました。ショーの一番の見物はパルナサス博士の鏡で、鏡の中に入った人々の欲望の世界が見えるというものでした。パルナスス博士は悪魔であるMr.ニックと鏡の中に入った人々が目下の欲望に負けてしまうかどうかでかけをしていました。
Dr.パルナサスの鏡のネタバレあらすじ:承
ある日、橋で首をつっていた若者、トニーを一行は助け、記憶喪失の彼も4人に加わります。Dr.パルナサスは不死と引き換えに16歳になるヴァレンティナの魂を約束しており、Mr.ニックと鏡の中でどちらが先に5人集められるかという賭けでヴァレンティナを救おうとします。トニーの活躍で4人を獲得したパルナサス博士ですが、トニーを追って鏡に入った借金取り4人がMr.ニックに誘惑されて、同点になってしまいます。
Dr.パルナサスの鏡のネタバレあらすじ:転
トニーは鏡に入りパルナサスの5人目になることで、パルナサスの夢の世界を作る技を教わろうとします。しかし、直前でヴァレンティナにチャリティ詐欺師であることがバレたトニーはヴァレンティナを鏡の中へ押し込み彼女の欲望の世界に逃げ込みます。ヴァレンティナを誘惑するトニーにアントンは彼の悪行を突きつけます。ヴァレンティナはトニーの詐欺と父親の賭けに怒りし、自らMr.ニックのもとへと向かってしまいます。Mr.ニックは物足りなさに、ヴァレンティナとトニーの交換をパルナサス博士に提案します。
Dr.パルナサスの鏡の結末
パルナサス博士はトニーを捕まえ、Mr.ニックは約束通りヴァレンティナを開放しますが、パルナサス博士はヴァレンティナを見つけることができずに、鏡のなかの世界をさまよいます。数年後、街をさまようパルナサス博士はあるレストランでアントンと結婚し子供をもうけたヴァレンティナをみかけます。パーシーに止められパルナサス博士は彼らに声をかけません。さらにMr.ニックが何かまた賭けをしようとパルナサス博士に目線を送りますが、パルナサス博士はその場を去ります。
ヒース・レジャーが途中で亡くなってしまった為、親友の俳優たちが代役を務めたのですが摩訶不思議なDr.パルナサスの鏡の中ではまったく違和感を感じず最初からこの配役で映画がつくられたのではと思ってしまうほど完成された映画です。悪夢のような、でも中毒性があって魅せられてしまう不思議な映画です。