恐怖人形の紹介:2019年日本映画。日向坂46のメンバー、小坂菜緒が初主演したことで話題になったサスペンスホラー作品です。差出人不明のパーティーの案内状で集まった男女8人が、呪いのかかった日本人形に襲われ、恐怖のドン底に落とされていくという話です。
監督:宮岡太郎 出演:小坂菜緒(平井由梨)、萩原利久(中川真人)、黒羽麻璃央(涼太)、水上京香(美咲)、石川瑠華(まどか)、福島雪菜(玲奈)、近藤雄介(徹)、黒沢あすか(麻生美智子)、粟根まこと(和田教授)、萩原聖人(北沢)、ほか
映画「恐怖人形」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恐怖人形」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恐怖人形の予告編 動画
映画「恐怖人形」解説
この解説記事には映画「恐怖人形」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恐怖人形のネタバレあらすじ:起
女子大生の由梨(小坂菜緒)の趣味はカメラ撮影、いつも幼なじみの真人(荻原利久)と楽しく撮影して過ごしています。そんなある日、差出人不明の招待状が由梨の家に届きます。パーティーに参加すれば10万円差し上げます。このように書かれた招待状は真人の元にも届いていました。
怪しいと思いながらも、お金が必要だった真人のためにと由梨も参加することにしました。由梨と真人が指定された場所に到着すると、同様にパーティーにやってきたと思われる人達が集まっていました。
涼太、徹、玲奈、まどか、美咲、そして若者の中に一人交じる中年の男・北沢。由梨と真人を含め、8人がそこに集められていましたが、互いに面識はないようです。
迎えの車がやってきて彼らを人里離れた山奥のキャンプ場に連れていきます。運転手だった麻生はこのキャンプ場の管理人でした。それぞれに約束の10万円を渡し、パーティーは24時からだと話します。詳しいことは何も知らないようです。
恐怖人形のネタバレあらすじ:承
時間までおのおのが自由に過ごしています。徹がどこかで見つけてきたアメリカキャンプ村という看板を見て、徹が以前サマーキャンプでこの地を訪れていたことを思い出します。不思議なことに由梨や徹も同じようにこの地を訪れていたことを思い出すのです。他の者も同様でした。北沢も引率者として参加していました。つまり10年前に皆同じ場所にいたことになります。
管理人室に行きアルバムを見ると、写真にはここにはいない者がいることに気付きます。写真では日本人形を抱いていて名前はよし子というようです。まどかがコテージの扉を開けると、そこに日本人形が置いてあり、驚いたまどかは悲鳴をあげてしまいます。
朝来る前にも日本人形が置いてあったと皆話したので、犯人はよし子ではないかと皆話しますが、美咲はあり得ないと言います。なぜならよし子はすでに死んでいるからだと言うのです。
怖くなりコテージから出ようとすると再び日本人形が置いてありました。今度は心なしか少し大きくなっているようです。誰かが人形を触ろうとすると、血相を変えて止める怪しい男がいました。和田教授というその男はこういった現象を研究していました。教授が言うには本物の呪いだと話します。人形は教授に委ねることにしました。
恐怖人形のネタバレあらすじ:転
よし子について気になった由梨が、何か知っていそうな美咲に尋ねます。美咲はよし子と同じ団地に住んでいました。小さい頃、大人しく友達もいなかったよし子は、いつも日本人形を大事そうに抱えている女の子でした。そんなよし子がサマーキャンプの後、口をきかなくなり、寝たきりになってしまい、昨年の夏に息を引き取ったというのです。
麻生がやってきてコテージの電話が使えなくなったと話します。さらには、皆が使っていた携帯電話も使えなくなってしまうのです。その頃、教授は人形の呪いを増幅させる実験を繰り返しています。次第に狂気じみてきて、熱中するあまりスタンガンが水に濡れているのに気付かず意識を失ってしまいます。その間に人形はいなくなっていました。
次に日本人形が現れた時には、人間よりも大きな姿になっていました。その後、玲奈とまどか、徹と次々に人形の犠牲になっていきます。由梨はよし子の呪いだと訴えますが、周りは信用しようとしません。しかし美咲や北沢さえも人形の犠牲になってしまいました。
残されたのは涼太と真人、由梨でした。残された者の中に犯人がいるかもしれないと、由梨は疑心暗鬼になり、誰も信じられない状態になってしまいます。しかし人形は確実に彼らを追い詰め、涼太を亡き者にしてしまいました。
恐怖人形の結末
真人が犯人かもしれないという誤解は解け、傷ついた真人を助けるため必死の抵抗をする由梨。振り下ろしたハンマーが人形に当たると顔が転げ落ちます。中身は中年の男でした。誰か分からない由梨に、男はその真相を語り始めます。
その中年の男は死んだよし子の父親でした。孤独だったよし子を、寂しいだろうからとサマーキャンプに無理やり誘ったのは由梨でした。そして大事にしてた日本人形を取り上げられ、キャンプファイヤーに投げ込まれてしまったのです。それをしたのが今回参加した犠牲者達であり、それを見過ごしていた北沢だったのです。
よし子の父親はその復讐をするために皆を集めたのです。再び人形の顔を被り襲いかかろうとする男。襲いかかる男に猟銃を放ったのは麻生でした。何発受けても凄まじい執念で向かってきます。しかし一発が頭部に直撃すると男は倒れ、持っていたチェーンソーから漏れたガソリンに引火し、火に包まれていきます。
全てが終わり、麻生に助けられた由梨と真人はキャンプ場を後にします。その後、今日も由梨は真人と楽しそうに公園で写真を撮っています。公園を去っていく傍らで西洋人形を抱き抱えた少女がこう語りかけています。「大きくなあれ…」
以上、映画「恐怖人形」のあらすじと結末でした。
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