マグニフィセント・セブンの紹介:2016年アメリカ映画。ある目的で賞金首を追うサムの前に一人の女性が現れた。彼女はサムの腕を見込んで自分の故郷を助けてほしいと願っていた。彼女の故郷のある町は金の取れる鉱山がありその土地を狙って一人の男が大群と共にやってきた。そしてあっという間に町を牛耳ってしまい彼女の夫も殺されてしまった。町を牛耳るその男の名に身に覚えがあるサムは数人の仲間を集い町の奪還に挑む。黒澤明監督の「七人の侍」を原作にした「荒野の七人」、そのリメイクとして新たに作成された。
監督:アントワーン・フークア 出演:デンゼル・ワシントン(サム)、クリス・プラット(ジョシュ)、イーサン・ホーク(グッドナイト)、ヴィンセント・ドノフリオ(ジャック)、イ・ビョンホン(ビリー)、マヌエル・ガルシア=ルルフォ(ヴァスケス)、マーティン・センスマイヤー(レッドハーベスト)、ほか
映画「マグニフィセント・セブン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マグニフィセント・セブン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マグニフィセントセブンの予告編 動画
映画「マグニフィセント・セブン」解説
この解説記事には映画「マグニフィセント・セブン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マグニフィセントセブンのネタバレあらすじ:未亡人
一つの町が一人の男により陥落する。多くの人間が殺され教会は焼かれ瞬く間に町はその男の監視下に置かれた。賞金首を探しにある町の酒場へ訪れたサムにエマと名乗る女性がその話を聞かせた。町を救うためサムの力が必要だった。酒場で見せた彼の腕前にエマはすがるしかなかった。彼女の故郷のその町を牛耳る男の名はボーグ。その名に心当たりのあったサムは彼女に協力することに。しかしそのためには仲間が必要となる。その一人を彼は既に見つけていた。先程の酒場での一悶着に動じなかった男、ファラデーだ。ギャンブラーとして小銭稼ぎをしている男だったが銃の腕は確かだった。そして度胸も。しかし戦いに挑むにはまだ仲間が少ない。サムは心当たりのある仲間を探すためそのエマ達を連れその町を離れた。しばらく進むとサムはファデラーにある男の捜索をまかせた。そして自身もまた別の場所で仲間を見つけるためエマと共にファデラーと違う道をたどった。
マグニフィセントセブンのネタバレあらすじ:仲間
ファデラーとサムは3日後にある場所で落ち合う約束をしていた。そして当日、二人は互いに仲間を連れ再会、一行はボーグに乗っ取られたエマの故郷へと進み始めた。その道中でサム達はさらなる仲間と遭遇。一度は断られたものの後にサム達と行動を共にすることになる。ある夜、野宿から目を覚ました彼らのすぐそばで嫌な臭いが漂い始めた。そこにいたのは彼等の進む谷に住む一人のネイティブアメリカンの男だった。身の危険を感じる一行だがサムは流暢に男の使う言葉を話した。すると男は敵意を無くしただけでなくサム達についてくることになった。こうしてここに7人の精鋭が集った。サムを始めとするその七人とエマは戦いに挑むべく歩を進める。そしてとうとうエマの故郷へと辿り着いた。その時ボーグはその町にはいなかった。その代わり彼の手下達が町に多く潜んでいた。
マグニフィセントセブンのネタバレあらすじ:戦い
サムが町に足を踏み入れたその瞬間からボーグの手下達は彼らを銃で狙った。しかしサムは臆することなく進みいよいよ戦いが始まった。ボーグのいない戦いはあっけなくサム達の勝利に終わった。そしてサムは生き残った手下をボーグの元へと行かせた。ボーグに戦いを挑ませるために。ひと時の勝利に町の人間はなかなか喜べなかった。すぐにボーグが多くの手下を引き連れ戻ってくる、その恐怖でサム達のこの行為に反対する者までいた。しかしエマの必死の説得に次第に彼らは心を取り戻し来るべく次の戦いのためサム達の指導のもと戦う準備を始めた。人を撃ったことのない農民に銃を撃たせるのは難しかったが彼らは町を取り戻すため必死に動いた。さらに少し離れた場所にある金鉱を封鎖しそこにあるダイナマイトを町の至る所に設置、着々と準備を進めた。そして最初の戦いから1週間が経った日の朝町に知らせが届く。
マグニフィセントセブンのネタバレあらすじ:秘策
町の向こうに無数の馬の姿がある。もちろん背中には人の姿も。ボーグが手下を引き連れ戻ってきたのだ。戦いの始まりだった。一人の男の掛け声とともに馬が一斉に町へと駆け込んでくる。しかしサム達にも秘策はあった。突然の爆音と共に馬ごとダイナマイトでふっとばしたのだ。それから何度かのダイナマイトの爆音が鳴り響くと同時に無数の銃声も響き渡る。なんとか応戦する一方やはり敵の数も力も大きく前回のように簡単にはいかなかった。さらに昨夜サムの信用していた仲間グッドナイトが突然離脱、戦力は大幅にダウンしていた。敵の攻撃が激しくなり味方も次々と倒れていく、それでもサム達はほぼ互角に戦っていた。そこへ一人の男が馬に乗り町へ乗り込んできた。そしてボーグの手下を次々と倒しながらサムの元へとやってくる。グッドナイトの姿だった。戻ってきた彼に喜びの表情を見せるサムだがグッドナイトの表情は曇っていた。そして彼はこう叫ぶ「ガトリング銃だ!」。
マグニフィセントセブンのネタバレあらすじ:信念
敵も秘策を用意していた。まだ町に仲間がいるのを承知でボーグはガトリング銃を使った。止まることのないその銃撃は敵も味方も構わずなぎ倒しみるみる内に町に死体が増えていった。弾が無くなるとボーグはすぐに充填を開始、その内にサムは隠れていた子供達を町から離れた所へ逃がした。二度目のガトリング銃で多くの仲間が倒れた。ファデラーもまた深く傷ついていた。しかし負ける訳にはいかない、その信念だけで動くファデラーは傷ついた身体に鞭をうち単身ガトリング銃を構える手下のいる所へと走った。そして力尽きかけながらもダイナマイトを使い自身の身体ごとガトリング銃を吹き飛ばした。残ったのはボーグ本人と数人の手下だけ。そうなればサムにはかなうはずもなかった。ボーグはサムに捕まってしまう。そしてそこで初めてサムの正体に気付いた。サムの家族はボーグの手下に殺されていた。サムの探していた人間こそこの男だったのだ。
マグニフィセントセブンの結末:雄大な
ボーグを問いただし勝利も確実だと思われたが彼はまだ銃を隠し持っていた。そして問い詰めるサムの耳元で大きな銃声がなった。サムの腕の中には力なく倒れるボーグが、彼を撃ったのはエマだった。正義の名の元に復讐が完了した瞬間だった。戦いは終わりを告げた。多くの仲間を失いはしたが町を取り戻すことに成功した。エマは町から去るサム達に涙ながらに別れを告げた。
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