ミーアキャットの紹介:2008年イギリス映画。過酷な環境で生きるミーアキャットの姿に迫るドキュメンタリー。アフリカのカラハリ砂漠は酷い干ばつに見舞われていた。生まれたばかりのミーアキャットの子ども「コロ」は、危険に満ちた砂漠の世界で生き残ることが出来るのか。名優ポール・ニューマンがナレーションを務めたことでも話題になった作品。
監督:ジェームズ・ハニーボーン 出演者:ポール・ニューマン(ナレーション)
映画「ミーアキャット」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミーアキャット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミーアキャット」解説
この解説記事には映画「ミーアキャット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミーアキャットのネタバレあらすじ:起・初めての地上
舞台はアフリカ南部、カラハリ砂漠。以前は豊かな湿地帯だったこの地は、長い歳月で気候が変わり砂漠と化していました。その過酷な地でミーアキャットは地面に穴を掘って暮らしています。生まれて3週間になるミーアキャットの子ども「コロ」は、この日初めて巣穴から地上に出て来ました。コロはこれからカラハリで生きるための術を学んでいかなくてはなりません。そんなコロ達に早くも最初のピンチが訪れます。ミーアキャットの最大の天敵、ゴマバラワシがやって来たのです。今回は間一髪で逃げられましたが、ミーアキャットの子どもの多くは大人になる前に命を落としてしまいます。家族がエサを探しに行っている間、幼いコロ達を守るのは1歳上の兄の役目です。兄は子守をしながらエサの調達も行います。ミーアキャットは土を掘り返し、潜んでいる昆虫を好んで食べます。好奇心の強いコロはどんどん兄から離れてしまいますが、助けを呼べばどんな危険も掻い潜り兄が助けに来てくれました。
ミーアキャットのネタバレあらすじ:承・数々の危機
コロ達の受難は続きます。アフリカ最凶の蛇の一種、ケープコブラがコロ達に近付いて来ました。慌てて巣穴に逃げ込むコロ達をコブラが追いかけます。追い詰められたコロ達。しかし異変を察知した兄が蛇に噛み付き、戻って来た家族と共に集団で囲んで威嚇します。ピンチは脱しましたが、蛇は近くに留まり子どもが群れから離れるのを監視するようになりました。数ヶ月雨が一滴も降っていないカラハリはどんどん過酷な環境になっていきます。ミーアキャットは体に脂肪が少ないので、餓死の危機に直面するのも時間の問題でした。エサが見つからないコロ達家族は、普段は入らない危険な茂みに入るしかなくなります。エサ場を奪うため別のミーアキャットの群れが近付いて来ますが、威嚇すると去っていきました。ようやくエサにありつくコロ達でしたが、ワシに襲われ兄が捕食されてしまいます。
ミーアキャットのネタバレあらすじ:転・救済の雨
相変わらずカラハリには雨が降りません。僅かな気候の変化が自然のバランスを破壊してしまうのです。兄を失い衰弱したコロの家族は気力を失っていました。そんな中、激しい雷鳴が響きます。カラハリの地に救済の嵐がやって来たのです。凄まじい雨が緑を増やし、ミーアキャットのエサとなる虫が生まれます。再び別の群れが縄張りを奪いにやって来ました。まだ若いコロも家族のため最前線へ向かいます。縄張りは守りきりましたが、敵に包囲されたコロは家から遠く離れて逃げることを余儀なくされます。ミーアキャットは家族と離れては生きられません。コロは広大な砂漠で家に戻る道を必死に探します。
ミーアキャットの結末:帰還
コロは数日をかけ、家族の臭いをやっと嗅ぎ当てました。しかし家族との間にライオンが立ちはだかります。穴に逃げたコロを捕まえようとライオンが土を掘り返し始めました。しばらくするとライオンは諦めたのかその場を離れ、コロはようやく家族と再会します。試練はコロを逞しく成長させました。その後コロに6匹の弟と妹が生まれます。優しかった兄のように弟妹を守るコロ。立派に成長したコロが家族と寄り添い、この映画は終わりを迎えます。
以上、映画ミーアキャットのあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する