ウィロビー家の子どもたちの紹介:2020年カナダ映画。先祖代々受け継がれるお屋敷に生まれたティムとジェーンと双子のバーナビー。両親は育児放棄をして、子供たちに一切興味を示しません。いっそ孤児になって自由になりたいと考えた子供たちは、生きては帰れない危険地帯の世界旅行を計画し、両親が行きたくなるように仕向けます。まんまと作戦に引っかかった両親たちが旅行に行っている間、ティムたちは自由を楽しみ、両親とは性格が全く違うナニーと出会います。家族の愛とは何かが問われるアニメーション映画。髪の毛を毛糸で表現するなど、キュートな映像が楽しめる作品です。
監督:クリス・パーン、Cory Evans、Rob Lodermeier 出演: ウィル・フォーテ(ティム)、アレッシア・カーラ(ジェーン)、Seán Cullen(バーナビーA・B)、マーヤ・ルドルフ(ナニー)、テリー・クルーズ(メラノフ)、リッキー・・ジャーヴェイス(猫)、マーティン・ショート(父親)、ジェーン・クラコウスキー(母親)、ほか
映画「ウィロビー家の子どもたち」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウィロビー家の子どもたち」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウィロビー家の子どもたちの予告編 動画
映画「ウィロビー家の子どもたち」解説
この解説記事には映画「ウィロビー家の子どもたち」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウィロビー家の子どもたちのネタバレあらすじ:起
ウィロビー家の歴史は長いです。ウィロビー家のお屋敷は現代の町には浮いている、歴史ある外観をしています。先祖代々赤髪で男女問わず立派な口ひげが生えてきます。そんなウィロビー家に生まれたティムは、ウィロビー家を誇りに思っていましたが、ティムの両親は子供に関心がなく、育児放棄をしています。両親には立派な口ひげはありませんでした。
ティムには妹のジェーン、双子の弟バーナビーA、バーナビーBがいます。ティムは臆病でしたが責任感が強く、ジェーンは好奇心旺盛で歌が大好き、双子のバーナビーは発明家でした。子供たちは外に出たことが無く、インターネットなどの現代の機械にも触れたことがありません。
ティムの両親は、何か少しでも気に食わないことがあると、石炭庫に数日間閉じ込めたり、子供たちに食事を与えたりすることすら忘れてしまいます。
ウィロビー家の子どもたちのネタバレあらすじ:承
そんなウィロビー家の屋敷の前に、謎の人物が箱を置いていきます。中からは何か騒がしい音がします。気になったジェーンが引き止めるティムを無視して箱を開けると、そこには赤ちゃんが入っていました。しかもただの赤ちゃんではありません。超人的な行動をとるスーパー赤ちゃんでした。
子供嫌いの両親にばれたらまずいと思ったティムは、必死で赤ちゃんを隠そうとしますが、両親に見つかってしまいます。そして、赤ん坊を捨てるまで帰ってきてはいけないと、子供たちは家を追い出されてしまいます。
初めて外に出た子供たち。ティムは臆病な性格もあってかビクビクと道を歩いていきます。この町には虹がいつも掛かっており、その虹のふもとに行けば、きっといい場所があると、ジェーンは好奇心旺盛に向かいます。
虹のふもとにはカラフルなお菓子を製造する工場がありました。ティムは一刻も早く赤ちゃんを捨てようとしましたが、ジェーンはためらいます。赤ちゃんにルースと名付けて、こっそり、その工場の主人メラノフにルースを託し、4人の子供たちはその場を去ります。
ウィロビー家の子どもたちのネタバレあらすじ:転
帰り道、ティムたちは、孤児になれば自由になれると思いつきます。そのとき旅行会社が目に入ります。ティムたちは、危険な観光地ばかりをピックアップした、生きては帰れないツアーを計画し、両親にこっそりそのプランを見せます。すると、両親は世界旅行に興味津々。子供たちをナニーに預けて2人で旅へと出かけます。
ティムたちは自由を楽しみます。しかし、ティムは新しく来たナニーに警戒心を爆発させます。両親とは違い、ナニーはとても明るく子供思いで、ジェーンと双子のバーナビーはすぐにナニーになつきます。ティムはそれも気に食わない様子です。
ティムはナニーが用意した食事を粗末にしたことで、自ら石炭庫に入ります。その石炭庫の存在を知ったナニーは、子供たちが虐待されていたことを知り悲しみます。その会話の時に、ナニーはルースの存在を知ります。
よくわからない人物に赤ちゃんを託すのはよくないと、みんなでそのお菓子工場へと向かいます。ナニーの心配ははずれ、メラノフはルースを愛しながら育て、ルースはとても幸せそうでした。その姿を見て、ジェーンも安心します。
その頃両親は、世界旅行を存分に楽しんでいました。そして、この旅行が終わった後にあの古臭い家に帰ることに嫌気がさし、両親は家を売ることにしてしまいます。ナニーのスマホに両親から、適当に子供たちを始末するように連絡が入ります。
それを見てしまったティムは、ナニーは両親とグルであると勘違いをしてしまいます。そこでティムは児童相談所に電話をして、悪いナニーがいると通報をしてしまいます。
家が売ると決まった瞬間に内覧会が行われ、ティム達は家に様々な仕掛けをして内覧会に来た人を追い払います。それをナニーも体を張って手伝ってくれて、両親とグルだと思っていたティムの誤解が晴れます。ナニーの愛を感じた子供たちは、ナニーにハグをします。
しかし、児童相談所の人がやって来て、子供たちはバラバラの家に保護されてしまいます。ティムが通報したと知ったジェーンとナニーはショックを受けます。
ウィロビー家の子どもたちの結末
結局家は売却され、取り壊されてしまいます。ティムは様々な里親に引き渡されましたが、そのたびに反抗をして、遂には収容所のようなところに閉じ込められてしまいます。そんなティムを、忍び込んだナニーが救い出し、ジェーンと双子のバーナビーとも合流をします。ティムは自分のした行動を反省し、ジェーンはそれを受け入れ、兄弟は仲直りをします。
考えたティムは、嫌だけど、みんなが一緒にいるためには、両親を連れ戻そうと提案します。今両親はスイスの雪山にいるはずです。メラノフのお菓子工場でお菓子の飛行船を作り、ナニーを含めてみんなで行く予定でしたが、ティムはナニーとメラノフとルースが本物の家族のように見えたため、あの3人を自分たちの問題に巻き込ませてはいけないと思い、ジェーン、双子のバーナビーと一緒に飛び立ってしまいます。
ティムたちが雪山につくと、凍った両親を発見します。みんなで協力して助け出しますが、両親から感謝の言葉もなく、子供たちそっちのけで飛行船に乗って飛び立ってしまい、どこかで墜落してしまいます。残された子供たちは寒さに凍えます。
4人で抱き合いながら死を覚悟すると、頭上でヘリコプターが飛んでいます。ナニーとメラノフとルースでした。再会に喜ぶみんな。両親は生きているかどうかもわからず、家もない。4人は本当の孤児になってしまいました。
するとジェーンは、ナニーとメラノフにみんなで家族になろうと提案し、全員大賛成。4人はナニーとメラノフの養子となり、幸せな家族の日々がスタートするのでした。
以上、映画「ウィロビー家の子どもたち」のあらすじと結末でした。
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