恋するシェフの最強レシピの紹介:2017年香港,中国映画。ラン・バイスーの小説『男人使用手册』を原作として、金城武とチョウ・ドンユィのダブル主演で製作された香港・中国合作のグルメなラブコメディです。上海を舞台に、傲慢な美食家の大富豪と老舗ホテルの女性見習いコックがひょんなことから出会い、性格が正反対ながらも食を通じて心を通わせ合っていきます。
監督:デレク・ホイ 出演者:金城武(ルー・ジン)、チョウ・ドンユィ(グー・ションナン)、スン・イージョウ(リチャード・モン)、ミン・シー(シュウ・ジャオティ)、トニー・ヤン(チェン・ジーチェン)、リン・チーリン(ルーの個人シェフ)ほか
映画「恋するシェフの最強レシピ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「恋するシェフの最強レシピ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
恋するシェフの最強レシピの予告編 動画
映画「恋するシェフの最強レシピ」解説
この解説記事には映画「恋するシェフの最強レシピ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
恋するシェフの最強レシピのネタバレあらすじ:起
大富豪の実業家ルー・ジン(金城武)は非常に傲慢な性格で、部下の些細なミスをも許さずすぐに解雇するほどでした。そんなある日、上海の老舗ホテルの見習いシェフであるグー・ションナン(チョウ・ドンユィ)は男に捨てられた親友の復讐代行として男の車に傷をつけようとしたのですが、誤ってルーの高級SUVのボンネットに落書きをしてしまいます。そんなションナンはホテルのゼネラルマネージャーと交際していたのですが、自らの容姿をバカにされてフラれてしまっていました。
そんなある日、ルーは金融危機で経営が悪化したションナンの勤めるホテルの買収を決意、早速ホテルの料理長に自慢の料理を作らせて試食しようとしましたが、インスタントラーメンの作り方ひとつにも徹底的なこだわりをもつルーにとっては何一つ満足できるものはありませんでした。ところが、ションナンが急ごしらえで作った料理だけがルーの舌を満足させ、ルーはこの独創的な料理を作ったシェフに興味を抱きました。
恋するシェフの最強レシピのネタバレあらすじ:承
その夜、ションナンはフラれたショックからヤケ酒をあおってホテルの屋上に上がり、ちょうどインスタントラーメンを作っていたルーの部屋のベランダに転落してしまいます。先日愛車を傷つけたばかりのションナンの暴挙に溜まりかねたルーは彼女をトランクケースに押し込んで部屋から追い出してしまいます。その後、ルーはションナンの腕にGPS機能付きのスマートウォッチを着けさせ、二度と接近しないよう忠告しました。
ルーはコックの正体がションナンであることを知らぬまま難題な要求を突きつけ、ションナンもまた掛け合うかのごとく続々と独創的な料理を編み出していきました。ルーは自分の味覚に見合った料理を創り出すシェフに興味を示し、一方のションナンはホテルを買収しようとしているのはルーとも知らずにいずれは自分を料理長に抜擢してくれるのかと期待を抱きましたが、やがて二人は互いの正体に気付くことになります。
恋するシェフの最強レシピのネタバレあらすじ:転
ルーはションナンに「車に傷を付けたのは僕に近付くためか?」と迫りました。ところが、ルーは父からホテル買収に手間取っていることをなじられ、たまたまションナンが休暇だったことから自ら彼女の家に押しかけました。それ以来ルーはションナンの家に半分居候状態となり、食事を共にしたりデートをしたりと少しずつ距離を縮めたかのように思えましたが、やがてルーはションナンの家に姿を見せなくなりました。その頃、ルーは別荘で美人の個人シェフ(リン・チーリン)の料理を堪能していました。
内心嬉しいションナンは笑顔で急いで部屋を掃除します。そのことを知ったションナンは「他にも食べる場所があったのね。別の味が好きなら勝手にして」と言い放ちますが、その個人シェフはションナンのもとを訪れ、「月曜から金曜は私が作るから、週末はあなたが作って」と提案してきました。自分はルーの専属ではなかったのかとションナンは深く思い悩みました。
恋するシェフの最強レシピの結末
ホテルを買収したルーは、ホテルを世界基準級の優良ホテルにリニューアルすべく、従業員を全員解雇することを決断しました。それに反発したションナンは「感情がない最低な人間だ。こっちから辞める」と言い放ち、そのままルーのもとから去っていきました。上海を離れたルーはションナンとデートした時のことを振り返り、彼女の不在を寂しく思うようになっていました。ルーは個人シェフに食事を共にしようと持ち掛けますが、彼女から「食事に別の意味を求めるなら私は不要だ」と拒絶されたことである決意をしました。
傷心のションナンは愛犬を散歩させていた時、ルーからもらったスマートウォッチの警報が鳴り驚きました。ルーの車が近くまで来ていることを知ったションナンは愛犬を連れて近くの市場へと逃げ込み、ルーもその後を追いました。ションナンは一角の個室に入って鍵をかけると、ルーは「職は与えないが僕の隣は空けておく」と告げ、押し問答の末にようやく二人は和解しました。完全に寄りを戻したルーとションナンは夜空が見渡せるベランダで一夜を共にしました。
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