虎影の紹介:2015年日本映画。三重県伊賀市で開催された「伊賀の國 忍者映画祭」の記念作品として製作された映画で、引退していた伝説の最強忍者夫婦が息子を人質に取られ、財宝の在り処が示されているという二つの巻物を巡って争奪戦を繰り広げるコミカルな奇想天外忍者アクションムービーです。
監督:西村喜廣 出演者:斎藤工(虎影)、芳賀優里亜(月影)、しいなえいひ(東雲幻斎)、石川樹(孤月)、津田寛治(リクリ)ほか
映画「虎影」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「虎影」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
虎影の予告編 動画
映画「虎影」解説
この解説記事には映画「虎影」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
虎影のネタバレあらすじ:起
かつて忍びの世界で最強の名を欲しいがままにしていた伝説の忍者・虎影(斎藤工)は5年前に忍者稼業から足を洗い、今では元くノ一だった妻の月影(芳賀優里亜)と一人息子の孤月(石川樹)と一緒に農家を営みながら穏やかな暮らしをしていました。そんなある日、虎影の元に忍者時代の女首領・幻斎(しいなえいひ)が現れ、とある巻物を盗み出すよう依頼してきました。虎影は引退したことを理由に断りますが、幻斎は孤月を誘拐して人質に取ったため、虎影と月影はやむなく我が子を助けるため2日間の期限以内に以来の巻物を手に入れることにします。その巻物とは「銀の巻物」と呼ばれるもので、既に幻斎が持つ「金の巻物」と合わせると財宝の隠し場所を記した地図が出現するというものでした。
虎影のネタバレあらすじ:承
「銀の巻物」は、邪厳藩藩主・リクリ(津田寛治)が所持していました。悪辣なリクリはこの藩の水害の多さを利用して地元の宗教“邪厳教”を悪用して人々を支配、善良な一般人を人柱として川に生贄として捧げていました。虎影はリクリの館に潜入し、まんまと「銀の巻物」を盗み出すことに成功しますが、脱出する途中で人柱にされかかっていた親子を助けた際、かつてのライバルで今はリクリに用心棒として雇われている鬼卍(三元雅芸)と鬼十字(清野菜名)に捕まってしまいます。彼らは昔からの敵同士であった。虎影はリクリと交渉し、月影を人質として「金の巻物」を持ってくるよう要求され、まずは孤月を助けるため「金の巻物」を持つ幻斎の元に急ぎます。虎影は密かに「銀の巻物」を偽物とすり替えており、本物は虎影の手の中にありました。
虎影のネタバレあらすじ:転
幻斎の元に向かう虎影は、先程助けた親子に再会します。親子はお礼にと自分たちが開発した竹製の鎧などの武器を提供します。この鎧は、着た者の力を増幅するという能力を秘めているものでした。虎影は幻斎の館に潜入し、無事に孤月を救出し「金の巻物」も手に入れます。しかし、リクリの館に辿り着いた虎影と孤月は、建設中のダムで人柱にされようとしている月影の姿を目の当たりにします。虎影と孤月はダムの柱をよじ登り、決死で月影を助けようとしますが、そこにはリクリが虎影を斬ろうと近づいており、あわやと思ったその時、突然鬼卍がリクリを裏切って斬殺します。
虎影の結末
財宝に興味のない鬼卍は虎影に勝負を挑み、両者は激しく激突しますが、鬼卍は今の虎影に勝っても嬉しくないと勝負を放棄します。一方、幻斎の一味は財宝の在り処を突き止めていました。そして幻斎は月影を人質に取り、虎影と孤月、鬼卍と鬼十字は手を組み、くノ一・夜馬(鳥居みゆき)や目なし(水井真希)といった強者たちと壮絶な戦いを繰り広げ、最後は見事な連携技により幻斎一味を壊滅させることに成功します。ようやく再会を果たした虎影一家は家族の絆を確かめ合っていました。そして、虎影は財宝の中から謎の仮面を手に入れました。その様子を謎の男(板尾創路)が見ていました。
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