宇宙兄弟の紹介:2012年日本映画。2012年に公開された実写映画作品。小山宙哉による同名の人気漫画を原作としており、宇宙が好きな2人の兄弟が大人になり、先に宇宙飛行士となった弟のあとを追うように兄が宇宙飛行士を目指して奮闘していく様子が描かれています。
監督:森義隆 出演:小栗旬(南波六太)、岡田将生(南波日々人)、麻生久美子(伊東せりか)、新井浩文(溝口大和)、井上芳雄(真壁ケンジ)、濱田岳(古谷やすし)、塩見三省(福田直人)、堤真一(星加正)、吹越満(鶴見徹太郎)、堀内敬子(権田原さくら)、ほか
映画「宇宙兄弟」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙兄弟」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
宇宙兄弟の予告編 動画
映画「宇宙兄弟」解説
この解説記事には映画「宇宙兄弟」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙兄弟のネタバレあらすじ:起
南波六太と南波日々人。2人の兄弟は幼い頃から宇宙が好きで暇さえあれば空を観察しに近所の空き地へと出かけていました。そんな兄弟は大人になり、弟の日々人(岡田将生)はNASAの宇宙飛行士として日本人初の月面飛行へと挑戦しようとしていたのでした。一方で兄の六太(小栗旬)は宇宙への夢を諦め、自動車メーカーへと就職しますが、トラブルがきっかけで会社をクビになってしまい、無職となってしまうのでした。
就職活動を始める六太のもとにJAXAから宇宙飛行士試験の書類選考通過通知が届きます。それは日々人が勝手に送ったものであり、日々人は兄が宇宙飛行士になるのをずっと待っていたのでした。日々人が月へと出発する日、日々人は声援を送る一般客に紛れている六太を発見し、「むっちゃん行かねぇの?」と声をかけます。六太は「行くよ」と言い、「先に行って下見して来い!」と答えるのでした。
宇宙兄弟のネタバレあらすじ:承
筆記や体力測定、面接試験を突破した六太ら宇宙飛行士候補生はJAXAの専用施設に集められ、宇宙ステーションを模した施設の中で24時間監視されながらの共同生活を送ることになります。共同生活中はハードなスケジュールでさまざまな課題が出され、候補生の作業内容やストレス状況などが逐一チェックされていました。
ある日、候補生はグループに分かれての課題が出され、六太たちは月面基地を模型で制作する課題に取り組みます。JAXAの試験官はさらに六太だけへの指令として、誰にも気づかれないように自分たちの制作した模型を壊すようにと伝えるのでした。六太は指令通り自分たちのチームの模型を破壊すると、翌日には六太たちのチームの一人である古谷やすし(濱田岳)が血相を変えて他の候補生たちの前に出てきて、模型が破壊されていることを伝えます。疑惑の矛先は相手チームのメンバーへと向けられ、候補生たちは疑心暗鬼となり険悪なムードになってしまいます。
宇宙兄弟のネタバレあらすじ:転
さらに次の日には相手チームの模型までもが破壊されており、候補生たちの間にはさらに嫌なムードが流れてしまうのでした。六太たちは1から模型を作り直しますが、そこへJAXAから六太のもとへ連絡が入ります。それは月で作業をしていた日々人の行方が分からなくなったという知らせで、最悪のケースも想定しているという報告でした。六太は特例として試験の中止を認められますが、試験官には「自分にできることはないから」と、このまま試験を続行することを希望するのでした。
作業に戻った六太でしたが、候補生たちは険悪なムードのまま試験が終了してしまい、六太は指令によって模型を破壊したことを打ち明けようとします。しかし外に広がる宇宙の絵を見て、直前で思いとどまった六太は、代わりに子どもの頃に見た宇宙人の話しをするのでした。そこから候補生たちはそれぞれが宇宙飛行士を目指すきっかけを語り、試験は六太をきっかけに和やかに終わるのでした。
宇宙兄弟の結末
月で遭難した日々人はクレーターの中にいました。日の当たらない暗闇の中で寒さに凍えながら眠りかけていた日々人の耳に、子どもの頃の兄の声がよみがえります。
六太は試験後に最後の面接に臨み、そこで「宇宙で死ぬ覚はあるか」と尋ねられ、「ありません」と答えるのでした。六太は「最後まで生きようとすると思います」と答えると、試験官に頭を下げ、試験を最後まで受けさせてくれたことに感謝するのでした。
寒さに凍えながらも、弟との約束を叶えるため宇宙飛行士を目指している兄のことを思い、気力を取り戻した日々人は、目の前に広がっている青く大きな地球の姿に圧倒されます。
同じ頃、試験が終了した六太も地球から月を見上げ、日々人のことを思っていたのでした。
仲間たちによって月面のクレーターから奇跡的に救助された日々人は、その後、正式に宇宙飛行士となった六太とともに再び月へと降り立ちます。子どもの頃、空き地で空を眺めていた2人は「宇宙兄弟」と呼ばれ、月面に日本の旗を立てるのでした。
以上、映画「宇宙兄弟」のあらすじと結末でした。
二人で宇宙に行く。昔、兄と弟がかわした約束を果たすべく、宇宙飛行士である弟が無職になった兄をJAXAに応募しました。兄おもいの弟だなと思いました。そして兄も頑張ったかいがあって、最終審査にまで残り、兄も宇宙飛行士になったのです。幼い日の約束を果たせて良かったと思いました。