逃走車の紹介:2013年アメリカ,南アフリカ映画。巨大な陰謀に巻き込まれた男の逃走劇を描くアクション作品。別れた妻を追ってヨハネスブルグへやって来たマイケル。手配したものとは違うレンタカーに戸惑うが、時間も無いのでそのまま使用することにした。ところがその車には、警察上層部の汚職を知るレイチェル検事が拉致監禁されていたのだった。真実を知ってしまったマイケルはレイチェルと共に命を狙われる羽目になる。全編車載カメラでの撮影になっており、臨場感も抜群の作品となっている。
監督:ムクンダ・マイケル・デュウィル 出演者:ポール・ウォーカー(マイケル)、ナイマ・マクリーン(レイチェル)、ジス・ドゥ・ビリエ(スミス刑事)、ツェポ・マセコ(警察官)、レイラ・エイドリアン(アンジェリカ)ほか
映画「逃走車」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「逃走車」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
逃走車の予告編 動画
映画「逃走車」解説
この解説記事には映画「逃走車」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
逃走車のネタバレあらすじ:謎のレンタカー
舞台は2011年10月12日、南アフリカ共和国。仮釈放中のアメリカ人マイケルは、別れた妻アンジェリカ(愛称アンジー)と話し合いをするため空港に降り立ちます。手配しておいたレンタカーを探しますが、指定したものとは違う車が用意されていました。アンジーとの約束に遅刻出来ないマイケルは、構わずその車で走り出します。向かう先はヨハネスブルグ。街に入った途端治安は目に見えて悪くなります。渋滞で苛立つマイケルは、車内で他人の携帯電話と拳銃を発見し驚きました。携帯電話の着信に応じてみると、電話口で事情を説明されます。電話の相手はスミスという刑事でした。空港で秘密捜査中に手違いがあり、使用する予定だった車がマイケルに渡ってしまったらしいのです。他の車を用意したので取りに来て欲しいと頼まれ、指定されたスマッツ通り78番倉庫を目指します。
逃走車のネタバレあらすじ:誘拐された検事
指定された場所を探して車を走らせるマイケル。しかし不慣れな街なので迷ってしまいます。ぬかるみにタイヤを取られ、苛立ちながら強引に車を発進させた次の瞬間、後部座席が倒れて1人の女性が転がり出て来ました。拘束され気絶していた女性レイチェルは、目を覚ました途端逃げようと暴れ出します。アンジーとの約束にこれ以上遅れる訳にいかないマイケルは、彼女を乗せたまま倉庫を目指しました。そこにスミス刑事から電話があり、マイケルが保釈条件を破り国外に出たことがばれてしまいます。5分で来なければ逮捕すると脅され急ごうとするマイケル。しかしレイチェルは危険だと警告します。彼女は検察局に勤める検事で、警察上層部が国際的な性的人身売買に関与していることを突き止めていました。それを嗅ぎつけた警察上層部は彼女を抹殺するつもりです。マイケルももう無関係ではないと警告するレイチェル。しかし半信半疑のマイケルは結局倉庫へ向かい、銃撃されたことで現実を理解しました。
逃走車のネタバレあらすじ:レイチェルの死
マイケルはアンジーを心配して、彼女がいる大使館へ車を走らせます。ちょうど外出しようとしているアンジーを発見したマイケルはクラクションを鳴らし、中に戻れと叫びました。アンジーは間一髪大使館に戻りましたが、警察に銃撃されレイチェルが被弾してしまいます。彼女の指示に従い地下駐車場に停車したマイケル。死を覚悟したレイチェルは、マイケルの携帯電話に警察上層部の汚職を告発する証言を録音します。それを裁判所にいるジェームズ・ムズカ判事に届けて欲しいと頼み、息を引き取りました。
逃走車のネタバレあらすじ:怒涛のカーチェイス
レイチェルの遺体を残し、駐車場を出たマイケル。そこへスミス刑事から電話がかかってきます。警察はレイチェル殺害の容疑者としてマイケルを手配したうえに、隙を見てアンジーにも危害を加えると仄めかしました。迷っていたマイケルは怒りと正義に燃え、立ち向かう覚悟を決めます。まずムズカの電話番号を調べ、裁判所にレイチェルの証言を届けに行くと告げました。アンジーの留守番電話には、たとえ殺されても正しいことをする、とメッセージを残します。途中で車体の色を変え、大勢のパトカーが警戒する中裁判所を目指して車を走らせるマイケル。巧みなドライビングテクニックで警察の包囲網を掻い潜り、何とか裁判所の前までたどり着きます。そして近くにいた記者を人質に取り、ムズカ判事を呼べと叫びました。
逃走車の結末:正義のために
慌てて現れたスミス刑事はマイケルの口を封じようと銃を向けます。記者のマイクに気付いたマイケルは、携帯電話を近付けレイチェルの証言を流そうとしました。焦ったスミス刑事が発砲し、マイケルが被弾。あまりに強引なやり方に、近くにいた警察官が身を挺してマイケルを守ります。その間にマイケルは携帯電話を取り出し、マイクに近付けました。レイチェルの証言が流れ、ついに警察の悪事が白日の下に晒されます。後日、マイケルは入院したものの正義を守った英雄として称賛されます。アンジーも彼を見直しました。レイチェルの証言で関係者は全員逮捕され、この映画も終わりを迎えます。
以上、映画逃走車のあらすじと結末でした。
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