映画「アップルシード アルファ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アップルシード アルファの紹介：2014年日本,アメリカ映画。士郎正宗のコミックにして過去2度映画化された『APPLESEED』のリブートとなる長編3DCGアニメーションです。大戦後の荒廃した近未来のニューヨークを舞台に、元SWATの女性隊員と相棒のサイボーグが一人の少女を助けたことから、地球の存亡をかけた壮絶な争いに巻き込まれていきます。
監督：荒牧伸志 声の出演者：小松由佳（デュナン・ナッツ）、諏訪部順一（ブリアレオス・ヘカトンケイレス）、悠木碧（アイリス）、高橋広樹（オルソン）、東地宏樹（タロス）、玄田哲章（双角）ほか
この解説記事には映画「アップルシード アルファ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
第五次世界大戦で荒廃したニューヨーク。元SWAT隊員で今は傭兵をしている女戦士デュナン・ナッツ（小松由佳）とその恋人で全身をサイボーグ化したブリアレオス・ヘカトンケイレス（諏訪部順一）は、ニューヨークの裏社会を牛耳る双角（玄田哲章）の命を受けてワクチンを運ぶ途中、地下鉄内で謎のサイボーグ集団に襲撃されました。ブリアレオスは体の不調を訴えており本来の性能が発揮できない状態でしたが、二人は何とかサイボーグ集団を退けました。しかし、この戦闘で肝心なワクチンを失ってしまい、双角に任務失敗の報告をしたところ、次の任務として街の人々を無差別に襲う全自動のドローンを排除するよう命じられました。ブリアレオスは元軍医のマシューズ（堀勝之祐）に応急処置をしてもらい、デュナンと共に任務地へ向かいました。
デュナンとブリアレオスはドローンに襲撃されている少女と男を助けました。少女の名はアイリス（悠木碧）、男はその護衛の戦士で半分サイボーグのオルソン（高橋広樹）といい、ブリアレオスは助けてもらったお礼にとオルソンに不調の原因を調べてもらい、ようやく本来の力を取り戻しました。その頃、双角は謎の組織“トリトン”を率いるタロス（東地宏樹）とその副官ニュクス（ニュクス）からアイリスの行方について尋ねられ、口封じに事務所ごと爆破されてしまいます。辛うじて生き残った双角はタロスへの報復のため、一足先にアイリスを確保しようと手下らと出撃しました。一方、デュナンらはアイリスたちと行動を共にしていました。アイリスたちはどうやら理想都市“オリュンポス”から重要な任務を帯びて来たようで、かねてからオリュンボス行きを望んでいたデュナンとブリアレオスは驚きました。
そんな時、デュナンらの元に双角らが戦車で襲いかかり、デュナンらはアイリスと協力して戦車を撃退しました。しかしその直後、今度はタロスの一味が襲い掛かり、アイリスとオルソンはさらわれてしまいます。タロスは自分に非協力的なオルソンを銃で撃ち、飛行機から突き落としました。オルソンの遺体を発見したデュナンは、その手に重要な任務の内容を記録したデータメモリが握られているのを見つけました。アイリスとオルソンの任務とは、世界を壊滅させられる程の強大な力を秘めた特殊兵器を破壊することであり、タロスはその兵器を奪おうと目論んでいるのです。その頃、しぶとく生き残っていた双角は、手下らを引き連れてタロスの後を追いました。
タロス一味は遂に特殊兵器…多脚砲台の隠し場所に辿り着きました。そこへデュナン一行と双角一味がマシューズを連れて現れ、多脚砲台を巡ってタロスと対峙しました。ところが多脚砲台はまだ建造中ながらも圧倒的な火力を誇り、しかも自動制御モードのため誰にも止められませんでした。多脚砲台はニューヨークへと進撃を開始、デュナンとブリアレオス、双角は協力して多脚砲台を食い止めようと攻撃を加えました。多脚砲台の弱点を見つけたデュナンはタロスを殺し、制御室に閉じ込められたアイリスに脱出を促しますが、アイリスは自分が任務のために造られた“アンドロイド”であることを明かすとデュナンを脱出させ、ブリアレオスに攻撃を指示、多脚砲台はアイリスを乗せたまま爆散しました。ニューヨークの危機は去り、デュナンとブリアレオスはオリュンポスを探すため、双角とマシューズに見送られてニューヨークを後にしました。その頃、オリュンポスでは、“HITOMI”と名乗るアイリスと瓜二つの科学者が、アイリスを助けたデュナンとブリアレオスこと“希望の種”だと語りました。実はアイリスはHITOMIによって造られたのです。
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