泥棒役者の紹介：2017年日本映画。西田征史の作・演出による同名の舞台劇を自らのメガホンで映画化したコメディ作品です。関ジャニ∞の丸山隆平扮する元泥棒が童話作家の家に盗みに入ったことから巻き起こる騒動を描いています。
監督：西田征史 出演者：丸山隆平（大貫はじめ）、市村正親（前園俊太郎）、石橋杏奈（奥江里子）、宮川大輔（畠山則男）、高畑充希（藤岡美沙）ほか
映画「泥棒役者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「泥棒役者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
泥棒役者の予告編 動画
映画「泥棒役者」解説
この解説記事には映画「泥棒役者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
泥棒役者のネタバレあらすじ：起
かつて金庫破りとして悪事に手を染めた過去を持つ大貫はじめ（丸山隆平）は今では足を洗い、小さな工場で溶接工として働き、同棲している恋人の藤岡美沙（高畑充希）とささやかな暮らしを送っていました。そんなある日、かつて大貫を悪の道に引きずり込んだ張本人である先輩・畠山則男（宮川大輔）が現れ、大貫に金庫破りを手伝うよう強要してきました。大貫は断りましたが、畠山は美沙にまだ打ち明けていない過去をバラすと脅し、どうしても秘密の過去を知られる訳にはいかない大貫はやむなく畠山に協力させられる羽目になりました。
泥棒役者のネタバレあらすじ：承
畠山と大貫が盗みに入ったのは、絵本作家・前園俊太郎（市村正親）の豪邸でした。二人が家に入り込んだその時、何やら物音に気付いた畠山は咄嗟にクローゼットに隠れ、大貫は玄関に現れた訪問販売のセールスマン・轟良介（ユースケ・サンタマリア）と遭遇してしまいます。しかし轟は大貫をてっきりこの家の主人だと勘違いし、これ幸いとばかりに大貫はうまいこと轟を追い帰すことに成功しました。しかし、今度はこの家の主人である前園本人が現れ、大貫は成り行きから出版社の編集者を装って何とかやり過ごしました。
泥棒役者のネタバレあらすじ：転
ほっとしたのも束の間、今度はその出版社の編集者代行である奥江里子（石橋杏奈）が訪れてきました。しかし、前園とは初対面となる奥はその場に居合わせた大貫を前園だと勘違いしてしまい、大貫もまた適当に話を合わせてどうにかやり過ごしました。ところが、そんな大貫の即席の演技も遂に前園本人に見破られてしまい、あわや警察に通報されるかと思ったその時、締め切りに追われていた前園は通報しない代わりに、自分の代わりに絵本を描くよう提案してきました。最初は無理だと断った大貫も断り切れず、やむなく引き受けることになってしまいます。
泥棒役者の結末
大貫は前園と二人でアイデアを練りはじめますがまとまらず、しまいには家になだれ込んできた轟や奥も交えて少しずつ形が見えてきました。そこへしびれを切らした畠山が姿を現し、前園らを監禁したうえで大貫に金庫を開けるよう命じました。しかし、金庫の中には前園にとって命よりも大切な亡き妻との思い出が詰まった、前園の代表作“タマとミキ”の原稿が入っていました。大貫は決して原稿を畠山には渡さず、警察が駆け付けたことには既に畠山は逃げ出していました。前園らは機転を効かして大貫を警察から守り、大貫は前園から人生を頑張るよう励まされて豪邸を後にしました。やがて大貫や前園らが力を合わせて完成させて新作“タマとミキと犬のモジャ”（犬のモジャのモデルは大貫自身）が出版されました。大貫は勇気を出して美沙に過去を打ち明けますが実は美沙はその過去の全てを既に知っており、二人は抱き合って美沙の誕生日を祝いました。
「泥棒役者」感想・レビュー
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舞台を映画にした作品ですので、演劇的な演出が楽しめます。
嘘を重ねていくことによって、事態がおかしな方に転がっていき、どんどん追い詰められていく主人公の、うわぁどうしよう～という嘆きが大変面白かったです。
後半はまさかの感動的な展開で、ラストは気持ちのよい作品です。
ハッピーエンドでしたので、すっきりハッピーな後味でした！臆病だけど、根は優しい性格（そして巻き込まれ体質(笑)）の主人公には共感できる部分も多く素敵な主人公でした！でもどんどん悪い方向に転がってしまう事態にはハラハラでした！