宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼランの紹介:2013年日本映画。バラン星から一気に大マゼランへと進み、イスカンダルを目指すヤマト。一方、敵であるガミラスの実状は必ずしも磐石ではなかった。イスカンダルへの旅におけるヤマトVSガミラス最大の闘いである“七色星団の攻防”を盛り込んだシリーズ第6弾。玲、メルダ、ユリーシャによる“奇妙な女子会”も必見。
総監督:出渕裕 声優:菅生隆之(沖田十三)、小野大輔(古代進)、桑島法子(森雪/ユリーシャ・イスカンダル)、大塚明夫(エルク・ドメル)、山寺宏一(アベルト・デスラー)ほか
映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼランの予告編 動画
映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン」解説
この解説記事には映画「宇宙戦艦ヤマト2199 第六章 到達!大マゼラン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼランのネタバレあらすじ:起
ガミラス軍の主力艦隊はそのほとんどがバラン星近傍にあり、ワープを重ねても本星に戻るには3ヶ月を要します。これはヤマトの奇襲攻撃により亜空間ゲートが使用不能となった為でした。そして、たった一隻の敵・ヤマトはガミラス星のある大マゼランを進行しています。総統のアベルト・デスラーはヤマト打倒をエルク・ドメル司令にあらためて指示しますが、彼にはもう一つドメルにやってもらいたい任務がありました。それはヤマトに乗艦しているイスカンダル人の拉致です。ドメルの下に、残存する艦艇と人員が集結しますが、艦は旧式であり、兵は高齢者と若すぎる者しかいない有様です。しかし、彼らの忠誠心は優れていました。そして、次元潜航艇のメンバーもいます。ヤマト艦長・沖田十三は岬百合亜に憑依しているユリーシャと対話します。ユリーシャは大量破壊兵器である波動砲をヤマトが装備していることを責めます。そんなユリーシャに沖田は、自分達の行いを見届けるよう言います。出撃準備を進めるドメル隊に開発中の新兵器や惑星開発用の特殊削岩弾が装備されようとします。沖田はガミラスに反撃する時間を与えてはならないと最短距離の航路でヤマトを進ませることを決断します。そこは難所と目される七色星団の宙域でした。一方、安全な迂回路ではなく難所であろうとも一気に突き進んでくるのがヤマトの艦長の考えだろうと、ドメルもまた七色星団に向けて出撃するのです。
宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼランのネタバレあらすじ:承
七色星団を進むヤマトは戦闘機による急襲に遭います。ドメルは物質転送装置を使用して艦載機をヤマト至近にワープさせていたのです。ドメル側は圧倒的優位にありましたがヤマトを一気に沈めることはせずにヤマトのレーダーを破壊します。その直後、次元潜航艇が現れ、更にそこから小型艇が出航しヤマトに接舷しました。地球人に容姿が酷似しているザルツ人の特殊部隊がヤマト艦内に侵入します。彼らの任務はイスカンダルの姫君の拉致ですが、保安部員・星名透に呼び止められます。ザルツ人部隊は星名を銃撃しました。倒れる星名を見て、ユリーシャが憑依している百合亜は悲鳴をあげた後に失神します。騒動の場所に駆けつけたのは、イスカンダルの姫君に似た船務長・森雪です。ザルツ人部隊は目標に遭遇したと判断し、雪の拉致を実行します。戦術長・古代進が拉致を阻止しようとするもザルツ人部隊の隊長が自爆するなどして近づくことができず、とうとう雪を連れ去って次元潜航艇は別次元へと消えたのです。
宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼランのネタバレあらすじ:転
ドメル隊はヤマト艦首に特殊削岩弾を打ち込むことで波動砲を使用不能にしていました。削岩弾は爆装しておりドリルによってヤマトに食い込んでいきます。副長・真田志郎の進言によりクーデターの罪で独房に収容中だった情報長・新見薫がアナライザーとともに特殊削岩弾の排除にあたります。ドメルは完全優勢にありながらも手綱を緩めることはせず、その攻撃は第3次出撃に及んでいます。多数の爆撃機の攻撃を受けるヤマトでしたが、陽動で離れていた航空隊がようやく戻ってきたことから形成を盛り返します。第3次攻撃隊でヤマトを仕留められなかったドメルはいよいよ艦艇による攻撃に打って出ます。新見とアナライザーは特殊削岩弾を逆回転させることに成功しました。ヤマトから離脱して逆行する削岩弾の向こうにはドメルらの艦艇が姿を見せています。沖田の指示でヤマトが特殊削岩弾を狙撃するとドメル隊のいくつかの艦に誘爆し、ガミラス軍は混乱に陥りました。旗艦のドメラーズⅢだけが残ったドメルと沖田率いるヤマトが激しく撃ち合いますが、突如としてドメラーズⅢは航行不能となります。それはイオン乱流の影響によるものでした。バランスを大きく崩すドメル艦はもう攻撃できなくなっておりヤマトの集中砲火を浴びるだけです。ドメルはもうここまでと部下に離艦を命じますが、彼を信奉する部下達は誰もそれに従いません。ドメルは自律航行できる艦首を旗艦から離脱させ、ヤマト艦底の第三艦橋に接舷しました。ドメルと沖田は映像通信を介して互いの闘いぶりを賞賛しあいましたが、ドメルはここで自爆するつもりです。ヤマトに致命的損害が及ぶと思われましたが、故障から復旧した波動防壁が作動してヤマトは辛くも難を逃れます。雪を拉致された古代の前に雪に似た女性が現れます。彼女は眠ったままでいたユリーシャ・イスカンダルでした。
宇宙戦艦ヤマト2199/第六章 到達!大マゼランの結末
修理を行いたいヤマトから近傍にある惑星に向けて偵察に出た古代は、無断で同乗したユリーシャを伴っていました。トラブルにより不時着を余儀なくされた古代たちはガミラス軍に捕まります。この惑星は「レプタポーダ」という名でガミラスが管理するいわば“刑務所の星”でしたが、ほどなくして反乱が勃発します。混乱する人々の中に雪を見つけた古代ですが、雪は次元潜航艇へと連れられてまた姿を消したのです。ユリーシャには雪の行き先がわかっていました。それはガミラス星であり、イスカンダルとガミラスは双子星であることを告白するのです。レプタポーダに停泊するヤマト艦内ではガミラス政府に反旗を翻したガル・ディッツ提督と沖田らの会談が開かれました。そこで沖田らはデスラー総統のことなどガミラスの詳しい情報を知らされます。ディッツ提督はヤマトと行動をともにはしませんが、娘であるメルダ・ディッツをヤマトに残しました。ヤマトはいよいよイスカンダルへの最終ワープを実行します。ワープアウトした宙域は異様なほど静かでしたが、突然のエネルギー反応が感知されました。まばゆい光がヤマトに襲い掛かります。
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