アウトブレイクの紹介:1995年アメリカ映画。アフリカ奥地の小さな村で発生した原因不明の伝染病により、傭兵部隊と村人たちが犠牲となる。その後、カリフォルニアでウィルスが猛威を振るう。ウィルスによって壊滅状態になった人々を助ける事は出来るのか、また軍事の最終手段とは?
監督:ウォルフガング・ペーターゼン 出演者:ダスティン・ホフマン(サム・ダニエルズ大佐)、レネ・ルッソ(ロビー)、モーガン・フリーマン(ビリー・フォード准将)、ケヴィン・スペイシー(ケイシー・シュラー少佐)、キューバ・グッディング・Jr(ソルト少佐)、パトリック・デンプシー(ジンボー・スコット)、ドナルド・サザーランド(ドナルド・マクリントック少将)、ゼイクス・モカエ(Dr.ベンジャミン・イワビ)、ほか
映画「アウトブレイク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アウトブレイク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アウトブレイクの予告編 動画
映画「アウトブレイク」解説
この解説記事には映画「アウトブレイク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アウトブレイクのネタバレあらすじ:起・始まり
1967年、アフリカのモターバ川流域の小さな村で、原因不明の出血熱が流行し、多くの死者がでました。最初の犠牲者はモターバ川流域で、内戦に参加していた傭兵部隊です。しかしそれを隠すため、調査に入った軍はひそかに感染者から血液を採取し、まだ生きている兵士とウィルス共々爆撃し、全てを消滅させました。
それから少し経ち、同じモターバで住民たちが兵士と同じ症状で苦しんでいました。そこで軍の医学研究所のリーダーのサム(ダスティン・ホフマン)が、以前に起きた原因不明の出血熱と同じ症状である事に気づきます。村は1967年に起きたウィルス同様に村ごと燃やされ、出血熱も壊滅されたと思われました。
アウトブレイクのネタバレあらすじ:承・ウィルスが再び
軍は密かに持ち帰ったウィルスを、最も厳戒レベルの高い厳重に閉鎖された研究室の中で、人知れず研究していました。それは軍の秘密の実験を進めるための研究でした。軍はウィルスを元に、細菌兵器を作ろうとしていたのです。
しかしその後、1匹の猿がアフリカからアメリカへ密輸されます。アフリカから持ち帰った猿を、カリフォルニアの田舎町のペットショップに売る事に失敗した密売人は、あろう事か森へと猿を放してしまいます。
その後アフリカから持ち込まれた猿に関わった密売人、ペットショップのオーナー、密売人の恋人がモターバで起きた出血熱で次々と死亡します。病院に運ばれたペットショップのオーナーの血液検査をしていた血液検査技師が、不注意からウィルスに感染してしまいます。
感染した事に気づいてなかった検査技師は、彼女と共に町の映画館に行った事により、初期症状の風邪に似た咳やくしゃみから飛沫感染をさせ、町は一気にウィルスに侵される事となるのです。
アウトブレイクのネタバレあらすじ:転・感染が空気感染へと変異の恐怖
カリフォルニアに入った医学研究所のサム達は、当初、空気感染は無いと聞かされていました。しかし、隔離病棟とは違う部屋に交通事故で入院していた患者に同じ症状が出た為、ウィルスが空気感染する形態に変異した事に気づき、愕然とするのです。
感染してから2、3日で発病し、100%の死亡率であることと、ウィルスの感染力のスピードに危機感を覚えたサムは、軍上層部のビリー・フォード准将(モーガン・フリーマン)に相談します。そこで、サムには秘密に作られていた細菌兵器とそれを元に作られた血清の存在に気づきます。
その血清はペットショップに元から居た、すでに感染していた猿には効いたが、他の患者には効かなかった事でウィルスが変異した事に気づき、アフリカから持ち込まれた猿がウィルスの保菌宿主で両方の抗体を持っているという結論にたどり着きます。
アウトブレイクの結末:保菌宿主の猿から血清を作る事に成功
サムは保菌宿主の猿をやっとの思いで見つけ出し、捕獲した猿と軍が作っていた血清から、変異したウィルスに効く血清を作り上げます。その事を軍に報告しますが、軍は細菌兵器を開発していた事を隠蔽すべく、伝染の拡散を防ぐという名目として住民ごと消滅させる事を決定します。
サムは必死に軍と作戦遂行者に向けて、血清が出来た事で住民は助かる事を訴え続けます。その必死な訴えに心を動かされた軍上層部のビリー・フォード准将と爆撃任務に就いていた兵士により、町への爆弾投下は免れることになった。
その後、住民全員に血清を投与し、全ての人が助かり、細菌兵器の事実を隠ぺいしようとした少佐は逮捕されることとなるのであった。
以上、映画「アウトブレイク」のあらすじと結末でした。
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