ライオンキングの紹介:1994年ディズニーアニメ映画。動物達の王国プライド・ランドを舞台に、百獣の王の子として生まれたシンバの冒険が描かれます。父王ムファサの死の真相は。シンバは国を救うことができるのか。アカデミー賞歌曲賞やゴールデングローブ賞受賞作品。
監督:ロジャー・アレーズ/ロブ・ミンコフ 出演:シンバ(マシュー・ブロデリック/宮本充)、ナラ(ニキータ・カラム/山本純子)、スカー(ジェレミー・アイアンズ/壌晴彦)、ティモン(ネイサン・レイン/三ツ矢雄二)、ブンバ(アーニー・サベラ・小林アトム)ほか
映画「ライオンキング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ライオンキング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ライオン・キングの予告編 動画
映画「ライオンキング」解説
この解説記事には映画「ライオンキング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
2019年公開の超実写版ライオン・キングのネタバレあらすじはこちら
ライオンキングのネタバレあらすじ:王子の誕生日
サバンナにある、動物達の王国プライド・ランドを治める、ライオンの王ムファサに息子が誕生しました。シンバと名付けられた王子の誕生は、全ての動物達に喜ばれるものでした。
時が経ち、やんちゃに成長したシンバは、父ムファサから命のバランスや王のあるべき姿などを教えられますが、幼なじみのナラと遊んでばかりいました。ある日、シンバは叔父のスカーの寝床に遊びに行きます。スカーは、ムファサの弟であるため、王位に就くことができず、シンバを疎ましく思っていました。そこで、ムファサが行くことを禁止している「象の墓場」に行くことをそそのかし、自分の部下であるハイエナ3匹にシンバを襲わせます。しかし、間一髪のところにムファサが現れ、シンバは助かりました。
ライオンキングのネタバレあらすじ:スカーの罠
シンバを殺すことに失敗したスカーは激怒します。ムファサとシンバ共々亡き者にし、自分が王位に就きたいスカーは、ハイエナたちを使い罠を仕掛けます。
翌日、スカーは面白いものが見られると言い、シンバを連れ出します。退屈しだしたシンバをなだめ、その場にいると、突然暴走したヌーの大群が現れ、シンバはヌーに追いかけられてしまいます。ヌーの暴走は、ハイエナたちが襲ったことによる故意の暴走でした。スカーは、ムファサにシンバの危険を告げます。大人のライオンでも、ヌーの大群での暴走はひとたまりもありません。
シンバを高い場所に避難させることに成功したムファサですが、自分が暴走に飲まれてしまいます。なんとか崖を登り、落ちそうになりながらスカーに助けを求めます。しかし、スカーに突き落とされ、ムファサはヌーの大群の中に落ちてしまいました。ヌーがいなくなり、シンバが駆けつけると、ムファサは死んでいました。
そこへスカーが現れ「ムファサを殺したのはお前だ」とののしり、王国から追放します。スカー指示されたハイエナたちがシンバを殺そうと追いかけますが、なんとか逃げることができました。一方スカーは、王国に戻り、ムファサの死とシンバの行方不明を告げ、自分が王になり、ハイエナ達を国に招き入れました。
ライオンキングのネタバレあらすじ:自由な暮らしと再会
逃げ出したシンバを、ミーアキャットのティモンとイボイノシシのブンバが拾いました。シンバは、2人と一緒に自由気ままな生活を送り、大人のライオンへと成長しました。ある日、ブンバがメスライオンに襲われ、シンバが助けに入ります。シンバが倒されかけたその時、メスライオンが幼なじみのナラであることに気がつきます。2人は再会を喜びますが、ナラから国の現状が伝えられます。
スカーとハイエナたちのせいで、国中の動物達が逃げ、餌がなくなり、大地は荒廃し、飢えに苦しんでいると聞かされます。戻ってきてほしいと頼まれるシンバですが、ムファサを殺したことへの罪悪感から戻ることができません。
その晩、ヒヒのラフィキがシンバの前に現れます。シンバをおちょくりながら、湖へと導いた先で、シンバはムファサの幻影を見ます。シンバはようやく過去と向き合うことを決め、ナラとティモン、ブンバを連れ、王国へと戻ります。
ライオンキングの結末:決戦
王国に戻ると、スカーが餌がない怒りをシンバの母に当てているところでした。そこへ、シンバが割り込みます。戻ってきたシンバを見たスカーは、ライオン達にムファサを殺したのはシンバであると嘘を告げます。それを認めるシンバですが、国を守るために戻ってきた彼を、皆が受け入れます。
ハイエナたちは、メスライオンやティモン達と戦い、スカーとシンバは一騎打ちとなりました。嵐が起こり、落雷から火事が起こる中、二人は対決します。互角の戦いでしたが、スカーがムファサを突き落として殺したことを告白したことで、シンバは怒り、スカーを追いつめます。追いつめられたスカーは、真の敵はハイエナだから助けてくれ、と懇願しますが、シンバによって、崖から落とされ、追放を命じられます。
落とされたスカーが周りをみると、裏切られたハイエナたちが集まっており、スカーは殺されてしまいました。戦いを終えたシンバが、動物達の王国「プライド・ランド」の王位に就きました。月日が流れ、大地がもとに戻り、動物達も国に戻ってきて、そしてシンバとナラの間には子供が誕生しました。
以上が「ライオン・キング」のあらすじと結末になります。
2019年公開、超実写版「ライオン・キング」のあらすじと結末はこちら。
思慮深い父への、無鉄砲な息子の反発。優秀な兄に、劣等感と反発を持つ弟。過去の過ちとの対決。このように、ステレオタイプてんこ盛りの作品ではありますが、ステレオタイプだからこそ、面白いとも言えます。
シンバはブンバたちから教わった「ハクナマタタ」という言葉を、当初は「過去は変えられないのだから、忘れなければいけない」という意味にとらえていました。しかし「過去は変えられないからこそ、それと向き合い、乗り越えねばならない」ということに気づいた時、彼は変わるのです。
子どもだけではなく、大人が見ても楽しめる映画だと思います。