青夏(あおなつ)きみに恋した30日の紹介:2018年日本映画。南波あつこ原作の人気コミック『青夏 Ao-Natsu』を、『わろてんか』の葵わかなとボーカルダンスユニット『M!LK』の佐野勇斗のダブル主演で描いた青春ラブストーリーです。脇を『宇宙戦隊キュウレンジャー』の岐洲匠ら若手俳優陣らが固め、過疎化が進む田舎の村で繰り広げられる、東京からやってきた女子高生と地元酒屋の息子とのひと夏の淡い恋を描きます。
監督:古澤健 出演者:葵わかな(船見理緒)、佐野勇斗(泉吟蔵)、古畑星夏(大島万里香)、岐洲匠(菅野祐真)、久間田琳加(桜田あや)ほか
映画「青夏 きみに恋した30日」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「青夏 きみに恋した30日」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
青夏 きみに恋した30日の予告編 動画
映画「青夏 きみに恋した30日」解説
この解説記事には映画「青夏 きみに恋した30日」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
青夏 きみに恋した30日のネタバレあらすじ:起
大都会・東京育ちの高校1年生・船見理緒(葵わかな)は、両親の仕事の都合により夏休みを祖母・成瀬美緒(白川和子)の住む上湖村で過ごすことになりました。自然豊かなこの田舎の村に降り立った理緒はこれまでの人生で一度も彼氏ができたことがなく、未だに“運命の恋”を待ち望んでいる状態でした。そんな理緒の前に、上湖村の酒屋「泉屋」の息子でイケメンな高校3年生の泉吟蔵(佐野勇斗)が現れ、理緒は思わず一目惚れしてしまいます。
その後、理緒は美緒の営むそば屋を手伝っている吟蔵と偶然にも遭遇しますが、吟蔵は理緒に対して「祖母を田舎に放っておいて!」と冷たく当たってきました。吟蔵の態度に腹を立てた理緒が店を飛び出していった後、二人のやり取りを聞いていた美緒は吟蔵の思い込みだと指摘、吟蔵は理緒に謝るべくその後を追って行きました。
青夏 きみに恋した30日のネタバレあらすじ:承
一方の理緒は乗っていた自転車が転倒、橋の下に転落してしまい身動きが取れなくなっていました。そこに吟蔵が駆け付けて理緒を助け、自らの思い込みを彼女に謝りました。既に夜を迎えており、二人の目の前には満天の星空が輝いていました。
この日を境に、理緒と吟蔵との仲は急速に接近していきましたが、理緒の前には恋のライバルともいえる地元の雑貨屋の娘で、吟蔵の婚約者である20歳の大島万里香(古畑星夏)の存在が立ちはだかっていました。一方、吟蔵には将来デザイナーになるという夢がありましたが、酒屋の跡取りである自分や雑貨屋の跡取りの万里香も、若者がどんどん去っていき過疎化が進む上湖村に残って地元を支えなければならないという半ばレールが敷かれたような人生を歩まねばならないことを自覚しており、吟蔵は都会人でひと夏だけの関係である理緒とは住む世界が違うということも意識していました。
青夏 きみに恋した30日のネタバレあらすじ:転
年に一度の村祭りである“上湖祭り”の日が近づいてきました。理緒は吟蔵とその友人である皆見ナミオ(水石亜飛夢)や永村さつき(秋田汐梨)の頼みを受けて祭りの手伝いをすることになりました。吟蔵と一緒に過ごしたい一心で引き受けた理緒は、祭りの準備の最中に吟蔵に想いを打ち明けましたが、吟蔵は「ひと夏だけの関係の理緒とは、そういう風になれない」と断り、理緒も断腸の思いでそれを受け止めました。しかし吟蔵は、振ってはしまったものの理緒に対して必要以上に想いを寄せてしまっている自分の姿に気が付いていました。
夏休みも中盤に差し掛かった頃、東京から理緒の友人が村に遊びに訪れ、吟蔵たちと一緒に触れ合うようになりましたが、その中には以前理緒と合コンで知り合い、彼女に片想いを抱いている高校生の菅野祐真(岐洲匠)の姿がありました。菅野の存在に吟蔵の心は揺れましたが、それでも理緒に想いを告げ、夏の終わりまでの短い恋を一緒に謳歌し始めました。
青夏 きみに恋した30日の結末
上湖祭りの日が近付いてきましたが、それは同時に理緒が東京へ戻らなければならない日が迫っているということでもありました。そんな中、ウェブデザイナーである理緒の母・奈緒(霧島れいか)が村を訪れました。かねてからデザイナーになる夢を持っていた吟蔵は果たして本当に自分のしたいことは何かを考えるようになりました。そして祭りの当日、理緒はひっそりと東京へと帰っていきました。
菅野は理緒に想いを告げましたが、理緒の心は未だに吟蔵に向かったままでした。一方の吟蔵は密かに東京入りし、奈緒を訪ねて自分の進路について相談していました。菅野から吟蔵が東京にいることを聞いた理緒は街中を探して回り、ようやく渋谷の片隅で、壁一面にひまわりの壁画が描かれている場所で吟蔵と再会を果たしました。吟蔵は上京してデザイナーになるため勉強をすることを決意しており、理緒と吟蔵は改めて互いの想いを確かめ合いました。
この映画の感想を投稿する