嘘喰いの紹介:2022年日本映画。ヤングジャンプで連載され、累計800万部を突破した人気コミックの映画化です。闇の世界に生き、相手の嘘を喰らうギャンブラー斑目貘の活躍を描いています。風変わりなゲームながらも、命を賭けて挑む姿が迫力満点です。
監督:中田秀夫 出演:横浜流星(斑目貘)、佐野勇斗(梶隆臣)、白石麻衣(鞍馬蘭子)、本郷奏多(目蒲鬼郎)、森崎ウィン(レオ)、櫻井海音(切間創一)、木村了(草波渉)、鶴見辰吾(小野寺昌弘)、村上弘明(夜行妃古壱)、三浦翔平(佐田国一輝)、ほか
映画「嘘喰い」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「嘘喰い」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「嘘喰い」解説
この解説記事には映画「嘘喰い」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
嘘喰いのネタバレあらすじ:起
3年前、「嘘喰い」と呼ばれる凄腕ギャンブラーの斑目貘(横浜流星)は、闇組織「賭郎」の頭首・御屋形様こと切間創一(櫻井海音)に勝負を挑んでいました。勝負は一時間以内にビルの上を飛行機が飛ぶか飛ばないかによって行われます。
斑目は切間が資金力を使い、東京上空を飛ぶ飛行機を欠航させると想定し、個人的に人を雇い飛行機を飛ばそうと考えていましたが、切間はそれすら先読みし、雇ったパイロットを殺害します。こうして斑目の敗北が決まりました。敗北した斑目は賭郎の会員資格を剥奪され、追放となります。
斑目は追放先の島で日々を過ごしていましたが、賭郎の会員たちを次々と倒し、屋形越えを狙っているとされるギャンブラー・佐田国(三浦翔平)の話を聞きつけ、再び自らの屋形越えが再燃し横浜に戻りました。
そこで多額の借金を背負う梶(佐野勇斗)と出会った斑目は、梶の借金を返すべく賭郎の会員である暴力団・鞍馬組の鞍馬蘭子(白石麻衣)が率いる闇カジノに出向きます。ルーレットのディーラーのイカサマを見抜き、見事に勝利を収めた斑目は、500万を手にします。手にした金は、お人好しでギャンブラーとしての才覚のない梶に渡して去る斑目。
嘘喰いのネタバレあらすじ:承
その頃、佐田国は勝ちを収め続け、大金を手に入れていました。そして蘭子の元に現れた佐田国は、蘭子からも勝利を収めます。そこに現れた斑目が佐田国に簡単な勝負を挑みますが、佐田国は斑目を相手にすることなく去っていきました。
大金を奪われた蘭子に、斑目は会員証を譲るよう持ちかけますが拒否されます。しかし、代わりに若者を自身のゲームに誘い入れ殺害しているという九重という老人を紹介されました。その後、斑目といることに何かを感じ、側に置いてほしいと懇願してきた梶を、必要と感じた斑目は梶を連れて九重の元に向かいました。
九重が提示してきたギャンブルは、森の中から5つの鍵を見つけ出し、梶に取り付けられた時限爆弾を解除するというものです。鍵を所有しているのは5人の殺し屋たちでしたが、斑目の作戦で上手く罠に追い込み、5つの鍵を手に入れます。
二人が上手く切り抜けた事を知った九重は、殺人鬼ロデムを投入、しかしそうなることを読んでいた斑目が、ロデムの弱点をつき勝利を収めます。
嘘喰いのネタバレあらすじ:転
勝利した斑目は、九重から賭けていた会員資格を永久剥奪された自分ではなく、梶に移動させていました。敗北したロデムもマルコと名を変えさせて斑目が引き取る事になります。
かつて佐田国はメタンハイドレートという資源を見つけ出した科学者として名を馳せていました。そのメタンハイドレートを世界のために有効活用しようとしていた佐田国でしたが、財務省の小野寺ら政府関係者に阻まれてしまいます。
多くの部下を失い、自らも大怪我を負ってしまった佐田国は、賭郎の存在を知り、何でも望みが叶うとされる御屋形様の座を狙っていたのです。賭郎の幹部に導かれるように梶と斑目、佐田国は激突することになります。どちらかが付添人ごと必ず死ぬというルールの、ハングマンというギャンブルで勝負します。
相手のカードを読むことに長けた佐田国が、自らを有利とするババ抜きをゲームに選択しました。圧倒的不利の中、斑目は常に劣勢でゲームは進み、敗北寸前まで追い込まれてしまいます。こんな状況でも斑目を信じる姿勢を見せる梶の姿に奮起した斑目は、ふとした場面で、佐田国が見せた違和感に気づきます。
嘘喰いの結末
そして自分のターンでは時間を使い、佐田国のターンではカードを縦に重ねて引かせてみた所、見事佐田国はババを引き、初めて斑目は勝利を収めます。佐田国は実は全盲で、特殊な技術で監視カメラを覗き見る事ができ、斑目のカードを覗いていたのです。
斑目はゲーム前に偶然梶が壊した監視カメラにより現れた死角をつき、そのタイミングで行動することで、佐田国の隙をつき逆転勝利を収めます。負けた佐田国は処刑を受け入れました。屋形越えを果たした時の望みを斑目に尋ねた佐田国。「世界平和」と答えた斑目に全てを託し、佐田国は処刑されます。
1年が過ぎ、斑目は再び屋形越えするために梶や蘭子、マルコを連れて現れます。切間との一騎打ちのため、梶らに健闘を祈られながら一人で切間の元へ向かう斑目。切間が提案したギャンブルはハンカチ落としでした。
あまりにも幼稚なゲームに、笑いながらも承諾した斑目は「お前の嘘を喰ってやる」と高らかに宣言しました。
以上、映画「嘘喰い」のあらすじと結末でした。
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