レオンの紹介:2017年日本映画。さえない派遣社員と大企業のワンマン社長が入れ替わってしまうというドタバタコメディ作品です。派遣OL役に知英、社長役として竹中直人を迎え、性格も立場も違う2人の人格が入れ替わるという役柄をコミカルに演じています。
監督:塚本連平 出演:知英(小鳥遊玲音)、吉沢亮(一条徹)、大政絢(サリナ)、斉藤慎二(朝比奈政夫)、ミッツ・マングローブ(猫田)、原幹恵(インタビュアー)、河井青葉(愛梨)、山崎育三郎(日下)、竹中直人(朝比奈玲男)、ほか
映画「レオン(2017年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「レオン(2017年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
レオンの予告編 動画
映画「レオン(2017年)」解説
この解説記事には映画「レオン(2017年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
レオンのネタバレあらすじ:起
大手食品会社「朝比奈フーズ」で派遣OLをしている小鳥遊玲音(知英)は、計算が得意で仕事はできるものの、控えめでさえない雰囲気で、社内でも目立たない影の薄い存在でした。
玲音は社内の税理士である日下(山崎育三郎)に恋心を抱いましたが、チャラいと有名な日下はさまざまな女性に声をかけ、玲音ももてあそばれてしまいます。さらには派遣を打ち切られてしまい、職まで失ってしまうのでした。
一方、朝比奈フーズ社長の朝比奈玲男(竹中直人)はワンマン経営で会社を大きくしてきたことから、役員の中に新しいプロジェクトに対して口を出せる人はいませんでした。これを不満に思った副社長の朝比奈政夫(斉藤慎二)や日下らの陰謀によって、玲男の乗っていた自動車は交通事故を起こしてしまいます。
玲男が運転する車の前には失意のどん底にいた玲音が現れ、玲音は死を覚悟しますが一命をとりとめ、2人は病院へと運ばれるのでした。先に目を覚ました朝比奈玲男は自分の体を見て驚いてしまいます。鏡に写った自分の姿は社長の朝比奈玲男ではなく、見知らぬ女性のものになっていたのでした。
レオンのネタバレあらすじ:承
自分が小鳥遊玲音の体になってしまい、最初こそ驚いて戸惑っていた玲男ですが、自分の正体を政夫らに伝えるために、その体を自分の武器として使うことにします。
玲男は社長御用達の高級クラブで働きはじめ、朝比奈フーズの新社長となっていた政夫に接近し、政夫に取り入って社長秘書となります。玲男は玲音の体で社内に潜入し、勝気な性格で社内の女性たちからも信頼を得ていきます。
あるとき一条徹(吉沢亮)と出会った玲男は、彼の会社を思う気持ちや自分のことを正当に評価してくれることに感謝し、もう一度会社を立て直すために奮起するのでした。日下ら会社上層部は社長秘書として入った玲男を怪しみはじめますが、そんな折、病室で玲男の体が意識を取り戻します。
レオンのネタバレあらすじ:転
目を覚ますと案の定、玲男の体には玲音の人格が宿っており、顔を合わせた2人はそれぞれが入れ替わっていることを実感するのでした。
衝撃的な出来事にふさぎ込んでしまう玲男の体をした玲音。玲男は自分の持っている武器を使えと励まし、社長の姿の玲音は別宅を活動拠点として対策を考えます。玲音の体で政夫に取り入っていた玲男は、政夫と本音で話すことによって自分を玲男だと信じ込ませることに成功し、「会社を取り戻せる」とパーティを開きますが、そこで玲音はなぜかそこにある自分の母親の写真を見つけるのでした。
玲音と母は幼い頃に父親に捨てられ、母も玲音が幼い頃に亡くなり、以来養子として育てられたのでした。自分を捨てた父が玲男だと知って玲音は激昂し、彼のもとを去っていきます。
レオンの結末
玲音の体をした玲男は、政夫を罠にはめ新社長になろうとしている日下から会社を取り戻すために役員会議へ出席しますが、不審者同然の扱いを受けて追い出されてしまいます。
なすすべの無くなった玲男の前に玲音が現れ、玲男に手を差し伸べるのでした。2人は会社に乗り込み、玲音は玲男の体で日下の行動について糾弾します。すると社内にいた女性たちからも一斉に日下に対する不満や不正の告発が起こるのでした。
玲男を連れてその場から逃げ出した日下ですが、駆けつけた一条や玲音らによって窮地を脱し、会社は守られたのでした。
立ち去ろうとする玲音のもとに大きな看板が倒れてきて、玲男はとっさにかばい、2人は看板の下敷きになります。目を覚ますとそこは病室で、2人の体は元に戻っているのでした。
以上、映画「レオン」のあらすじと結末でした。
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