アトランティックスの紹介:2019年フランス, セネガル, ベルギー映画。スレイマンとエイダは相思相愛です。給料が3ヶ月支払われなかったことによって、多くの男たちが生きていくために船でスペインへと向かいます。その船にスレイマンも乗っていました。セネガルの社会情勢によって引き裂かれた2人の思いの強さが試されるホラーを含んだラブストーリー映画です。第72回カンヌ国際映画祭(2019年)コンペティション部門でグランプリを受賞。
監督:マティ・ディオプ 出演:ママ・ビネタ・サネ(エイダ)、イブラヒマ・エムバイエ(ムスタファ)、ニコール・ソウゴウ(ディオール)、アミナタ・カネ(ファンタ)、ほか
映画「アトランティックス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アトランティックス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アトランティックスの予告編 動画
映画「アトランティックス」解説
この解説記事には映画「アトランティックス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アトランティックスのネタバレあらすじ:起
舞台はセネガル。スレイマンはタワー建設中の工事現場で働いていましたが、3ヶ月も賃金が払われていません。エイダとスレイマンは相思相愛です。しかし、エイダは10日後にお金持ちのオマールと結婚する予定です。エイダはこの結婚に乗り気ではありません。
エイダとスレイマンは昼間に会います。その時にスレイマンは何か言いたそうでしたが、エイダは他人の目もあったので「また今夜会いましょう。」と言って強引にスレイマンの元を立ち去りました。
夜、エイダは約束の場所でスレイマンを待っていましたが現れず、その日を境に彼の姿を見るものはいませんでした。エイダは落ち込み、スレイマンたちは船でスペインに行ってしまったとの噂を聞きます。
アトランティックスのネタバレあらすじ:承
オマールとの結婚式当日、旦那がお金持ちのため友人みんなから羨ましがられますが、エイダは全く嬉しそうではありませんでした。すると、オマールの家のエイダの新しい部屋が火事にあいます。
スレイマンを見た!との情報もあり、スレイマンが疑われますが、彼の母親は「船に乗っているからありえない」と否定をします。この事件により、スレイマンとの関係が両親にばれてエイダは激怒されます。さらに、警察から火事事件の事情聴取を受けたり、オマールとケンカしたりでエイダは辛い時間を過ごします。
その後、スレイマンから友人のディオールの家に来てほしいという内容のメールがエイダの元へ届きます。エイダはスレイマンが生きていることに希望を持ちました。
アトランティックスのネタバレあらすじ:転
ある夜に女たちが3ヶ月賃金を払わなかった会社の社長宅に不法侵入をします。その女たちは明らかに何かにとりつかれている様子でした。そして「給料を払え」と脅します。
その女たちは何度も不法侵入を繰り返し、最後には「お金を持って来なかったらお前のタワーを燃やす」と最終勧告をします。その女たちは昼間を普通に過ごし、陽が沈むと様子がおかしくなります。エイダの事情聴取をした警察官も同じような症状がありました。
アトランティックスの結末
エイダはスレイマンのメール通りの場所に訪れると、そこにはエイダを事情聴取した警察官がいました。エイダは罠だと思い抵抗すると、その警察官にスレイマンが乗り移っているとわかりました。
スレイマンを含めて賃金を払われなかったものたちは、スペイン行きの船に乗り、まもなく到着するところで波にさらわれみんな海に沈んでしまったとのことです。あの女たちに乗り移っていたものはその男たちでした。
払われなかった給料はついに払われ、エイダはスレイマンが乗り移っている警官と愛し合います。これを胸にエイダは未来を生きていくことを予感させて、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「アトランティックス」のあらすじと結末でした。
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