アイス・ロードの紹介:2021年アメリカ映画。「96時間」等のアクション映画で名高いリーアム・ニーソン主演の作品です。鉱山で起こった事故で生き埋めになった人たちを救うため、一歩間違えると命の危険さえあるアイスロードに主人公らトラックドライバーたちが挑んでいく話です。
監督:ジョナサン・ヘンズリー 出演:リーアム・ニーソン(マイク・マッシャン)、ローレンス・フィッシュバーン(ジム・ゴールデンロット)、ベンジャミン・ウォーカー(トム・バルネイ)、アンバー・ミッドサンダー(タントゥー)、マーカス・トーマス(ガーティ)、ホルト・マッキャラニー(ランバート)、マーティン・センスマイヤー(コーディ)、マット・マッコイ(シックル)、マット・サリンジャー(CEO)、ほか
映画「アイス・ロード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アイス・ロード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アイス・ロードの予告編 動画
映画「アイス・ロード」解説
この解説記事には映画「アイス・ロード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アイスロードのネタバレあらすじ:起
北アメリカの極寒の地では、凍った川や湖、海などを使いトラックドライバーたちが人口の道路を作ります。分厚い氷の上を巨大トラックが突き進む、冬季限定のこの道をアイスロードと呼びました。
ダイヤモンドの産地として有名なダイアヴィク鉱山で、ガス漏れが原因の爆発事故が発生。さらにトンネル内でも静電気の引火により爆発が起こり、8名の死者がでて坑道が崩れ落ちたために、26名もの従業員が生き埋めになってしまいます。酸素がなくなるまで残り30時間となってしまいました。
ノースダコタ州出身のマイク(リーアム・ニーソン)は、イラク戦争の帰還兵でトラッカーとして働いています。同じく帰還兵である弟のガーティ(マーカス・トーマス)は整備士として働いていましたが、戦争の後遺症に苦しむガーティを守るため、職を転々としていました。
その頃、作業員を救うための機材を時間内に運ぶための唯一の方法として、アイスロードを経由したトラックでの陸路が選ばれたのです。しかし、4月半ばのアイスロードは溶けかかっていて、かなりの危険を伴いました。
しかも、運転手たちは休暇をとっていてほとんどいない状態でした。そんな中、依頼された運輸会社の代表ジム(ローレンス・フィッシュバーン)は作業員を急募します。
アイスロードのネタバレあらすじ:承
ガーティの状態が思わしくなく再び職を失っていたマイクは、アイスロードの作業員急募の知らせを目にします。幸い面接地まで離れていなかったため、マイクはガーティを連れて面接地へと向かいました。
喧嘩をして刑務所に入っていて保釈金を払って釈放されたばかりのタントゥ(アンバー・ミッドサンダー)。運転の腕が確かなタントゥはアイスロードの運転にも慣れていました。義理の兄コーディ(マーティン・センスマイヤー)が事故のあった鉱山で働いていて、事故後消息不明になっていることを知り、タントゥは急募の作業員の依頼を受けることにします。
たくさんの応募者がジムの元に集まってきましたが、ほとんどがアイスロード未経験者でした。そこで、マイクの経験とガーティの腕の良さに目をつけたジムは2人を採用します。
生き埋めになった26人の従業員の生存は確認出来ましたが、依然危険な状態で、いち早く救出するための器具が必要な状態でした。救出するための器具を載せ、3台のトラックが用意されます。
ジム、タントゥと保険会社のバルネイ(ベンジャミン・ウォーカー)、そしてマイクとガーティはそれぞれトラックに乗り込み、目的地を目指します。報酬は20万ドル、たどり着いた者が山分けとなりました。アイスロードの門を開け、3台のトラックが走り出します。
始めは順調に走り出したマイク達でしたが、太陽が昇り水温が上がってくるにつれて、氷は厚いと言えど重量トラックを長時間支えられるものではありません。しかし、ジムのトラックが不調を起こしてしまいます。マイクが停車し牽引しようとしますが、ついに重みでジムのトラックのタイヤが沈んでしまいます。
さらには、牽引に使っていたロープがジムの足を挟んでしまい、助けるのは絶望的な状況になってしまいます。ジムはタントゥにロープを切って先に行くよう指示します。そしてジムはトラック諸共沈んでいってしまいました。
アイスロードのネタバレあらすじ:転
ジムを犠牲にしながらも任務を優先し、先に進むマイク達。実はバルネイは鉱山の従業員が助かると都合が悪い企業から依頼され、マイク達を妨害するよう指令を受けていたのです。そのバルネイの妨害を受けて、マイク達のトラックが沈んでいきます。マイクの奮闘により水没は免れました。しかしガーティが水没してしまいます。
マイクはガーティを水から引き上げると、救助活動を行ったおかげでガーティは息を吹き返します。マイクは意地でも任務を遂行してみせると、トラクターに乗りバルネイを追います。
その頃、バルネイはタントゥを気絶させ一人で運転しています。バルネイはジムやマイクが事故に遭ったと報告し、そして自らも事故に遭ったことを装うような行動を始めました。
目を覚ましていたタントゥは、バルネイが隙を見せるのを見計らっていましたが、なかなか隙を見せません。しかし、一瞬見せた隙をついてバルネイを突き落としました。落ちたバルネイは仲間の車に乗り込み、タントゥを追います。
やがてバルネイはバイクに乗り、持っていたダイナマイトで爆破雪崩を起こし、タントゥを巻き込こもうとします。バルネイは燃料ホースを切りタントゥを止めました。タントゥはそこでマイクと合流します。そこにバルネイが起こした雪崩が襲います。
それが原因でタントゥが怪我をして動けなくなりました。マイクはガーティとトレーラーを付け替えると、ガーティとタントゥを先に向かわせ自分はバルネイと決着をつけるという選択をします。
アイスロードの結末
ガーティの運転で先に進みますが、最後の難関と言える橋に差し掛かります。正確な技術を必要とする場面で、運転をタントゥに替わり橋を渡ろうとします。
マイクはついにバルネイと激突しました。氷上で殴り合い、車に乗り戦いますが、最後はマイクが圧力波を利用してバルネイを撃破します。バルネイは車ごと沈んでいきました。
橋を無事渡り切りましたが、ガーティが通過した門をロックする際に、車と門に挟まれて死んでしまいます。すぐさまマイクが駆けつけますが既に事切れていたガーティを見て、マイクは悲しみました。
時間は既に30時間を超えていました。絶望的な空気が現場を包みます。そこにマイク達が到着した知らせが届きます。迅速に救助活動が進み、中の従業員は全員無事に救出されました。
タントゥは生き残ったコーディと涙の再会を果たします。マイクは陰謀を企んでいた鉱山のランバート(ホルト・マッキャラニー)を見つけ殴りました。
その後、マイクは長官からもらった謝礼でガーティの欲しがっていた新車を購入していました。これからはフリーのトラッカーとして働いていくようです。マイクはタントゥに会いに行き、互いに感謝とこれからのエールを贈り合いました。
以上、映画「アイス・ロード」のあらすじと結末でした。
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