ライフ・ウィズ・ミュージックの紹介:2021年アメリカ映画。シンガーソングライターのシーアが監督、原案、脚本、製作を務め、自らの実体験を元に作り上げたミュージカル映画です。薬物やアルコールに苦しむ人々の話などが含まれていて、ゴールデングローブ賞にノミネートされるなど高評価を得ました。
監督:シーア 出演:ケイト・ハドソン(ズー)、マディ・ジーグラー(ミュージック)、レスリー・オドム・Jr.(エボ)、メアリー・ケイ・プレイス(ミリー)、ベト・カルビロ(フェリックス)、ヘクター・エリゾンド(ジョージ)、ほか
映画「ライフ・ウィズ・ミュージック」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ライフ・ウィズ・ミュージック」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ライフ・ウィズ・ミュージックの予告編 動画
映画「ライフ・ウィズ・ミュージック」解説
この解説記事には映画「ライフ・ウィズ・ミュージック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ライフ・ウィズ・ミュージックのネタバレあらすじ:起
アメリカ、ロサンゼルスに住むミュージック(マディ・ジーグラー)。自閉症のミュージックの頭の中では、いつも音楽が流れています。ゆえに世間の音に敏感な彼女はいつもヘッドホンをして外にでかけるのでした。近所の理解のある人達や、ミュージックを好きなフェリックス(ベト・カルビロ)という青年のおかげで、毎日を過ごせています。
ある日、ミュージックと暮らす祖母ミリー(メアリー・ケイ・プレイス)が突然倒れてしまいます。ミュージックは助ける事が出来ません。エアコン修理にやってきたジョージ(ヘクター・エリゾンド)が倒れているミリーに気付き通報しますが、ミリーは亡くなってしまいます。
そこでジョージは、もう一人ズー(ケイト・ハドソン)という家族がいることを思い出し、彼女に連絡。数々の問題を起こして施設に入っていたズーは、久し振りに帰宅することになります。
ズーはミリーの遺産を気にしているようです。しかし、ずっとミリーが面倒を見てきたミュージックの世話には手を焼いてしまいます。要求の通らない事に暴れだしたミュージック、何事かと隣人のエボ(レスリー・オドム・Jr.)がやってきます。
ライフ・ウィズ・ミュージックのネタバレあらすじ:承
手際よくミュージックを落ち着かせたエボに関心するズーは、改めてエボに自己紹介しました。エボとミュージックの日課である散歩をしたあと、ミリーが遺したノートでミュージックに対する注意点などを確認します。
ミュージックとどう向き合えばいいのかまだ分からないままでしたが、優しく夢を持つエボに興味を持ち始めたズーは、エボにもう少しミュージックの面倒を頑張って見てみると告げると、エボはとても喜び協力すると話しました。
エボの協力で、ミュージックの面倒を見るのも少しずつ慣れていきます。エボは懇切丁寧に、ミュージックが自分たちと違うということを教えてくれます。エボの言うとおりにこなしたズーも、少しずつ自信がついてきます。
ズーはエボに惹かれていました。エボもまたズーを意識しています。しかし、なかなか男女の仲には発展しません。もどかしくなったズーは、エボに過去の話を聞き出そうとしました。
エボはバツイチでした。元妻が自分の兄と不倫をして離婚したのです。しかし、エボはそんな2人のためにピアノを弾いて祝福したいと話します。ズーは心の広いエボに感動するのでした。その後、2人はいい雰囲気になるのですが、結局何もせずエボは帰っていきます。
ライフ・ウィズ・ミュージックのネタバレあらすじ:転
隣の住人のフェリックスは優しい里親の元に養子に来ていました。最近、義両親が自分の進路のせいでよく喧嘩しているのを見て、心を傷めています。ある日、喧嘩を止めようとして突き飛ばされたフェリックスは、後頭部に怪我をしてしまいました。
ズーは薬を配達する仕事をしていました。ミュージックをジョージに預けられず、仕方なくミュージックも連れていきます。今回運ぶのは、HIVの治療薬でした。ズーは配達先の受取人を見て驚きます。それはエボでした。
HIV感染者と知られたエボはショックを受けます。ズーも同様にショックを受けました。ショックが抜けきらない所に、ミュージックが蜂に刺されてしまいます。アレルギーの危険性もあったのでズーは病院に連れていきました。しかし、パニックになっていたので配達用の薬をなくしてしまい、さらに落ち込むズーでした。
落ち込んだズーは、ずっとやめていた酒に手を出し、エボに感染してもいいからと迫ります。しかし、エボは断りました。ズーは部屋を出ていきます。
ライフ・ウィズ・ミュージックの結末
翌朝になりズーは目を覚まします。昨日の記憶がありません。またやってしまった…と落ち込んでいると、エボがやってきました。ズーは、自分がアルコール依存症だということをエボに打ち明けます。
今度こそ生まれ変わりたい。そう決意したズーは、酒を完全に断つことにしました。環境の良い施設を探しミュージックをそこに入れるために、ミュージックを連れていきました。
去り際、ミュージックが「行かないで ここにいて」と小声で呟いたのを聞いたズー、ミュージックがズーを必要とし、ズーもミュージックを必要としてることに気付いたズーは、施設に入れるのを止めてミュージックを連れていきます。
そしてエボの兄の結婚式場へと向かいました。そこでズーはエボに「一緒に暮らして」とプロポーズします。エボも覚悟を決め、新しい家族だと2人を皆に紹介しました。
その後、3人で暮らし始めます。ミュージックも嬉しそうにしています。そこにドアベルが鳴り、介助犬がやってきました。犬の大好きなミュージックには最高の贈り物です。
以上、映画「ライフ・ウィズ・ミュージック」のあらすじと結末でした。
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