トップガン マーヴェリックの紹介:2022年アメリカ映画。アメリカのエリート・パイロットチーム“トップガン”は、エースパイロットたちをもってしても絶対不可能な任務に直面していた。ミッション達成のため、白羽の矢を立てられたのは、伝説のパイロット、ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐。米海軍過去40年間において空中戦で3機の敵機撃墜記録を持つトップガン史上最高のパイロットだ。しかし常識破りの性格と、組織に縛られない振る舞いから、一向に昇進せず、現役であり続けるマーヴェリック。なぜ彼は、新世代トップガンと共にこのミッションに命を懸けるのか?前作『トップガン』より36年ぶりの続編。
監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:トム・クルーズ(キャプテン ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル)、マイルズ・テラー(ブラッドリー・“ルースター”・ブラッドショー海軍大尉)、ジェニファー・コネリー(ペニー・ベンジャミン)、ジョン・ハム(ボー・“サイクロン”・シンプソン海軍中将)、グレン・パウエル(ジェイク・“ハングマン”・セレシン海軍大尉)、ルイス・プルマン(ロバート・“ボブ”・フロイド海軍大尉)、モニカ・バルバロ(ナターシャ・“フェニックス”・トレース海軍大尉)、ジェイ・エリス(ルーベン・“ペイバック”・フィッチ海軍大尉)、ダニー・ラミレス(ミッキー・“ファンボーイ”・ガルシア海軍大尉)、グレッグ・ターザン・デイヴィス(ジャヴィ・“コヨーテ”・マチャド海軍大尉)、チャールズ・パーネル(ソロモン・“ウォーロック”・ベイツ海軍少将)、バシール・シャラフディン(バーニー・“ホンド”・コールマン准尉)、ヴァル・キルマー(トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将)、エド・ハリス(チェスター・“ハンマー”・ケイン海軍少将)、ほか
映画「トップガン マーヴェリック」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トップガン マーヴェリック」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トップガン マーヴェリック」解説
この解説記事には映画「トップガン マーヴェリック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トップガン マーヴェリックのネタバレあらすじ:起
コールサイン“マーヴェリック”のピート・ミッチェル海軍大佐は、米海軍エリート・パイロットチーム“トップガン”史上、最高の腕を持つ伝説のパイロットです。輝かしい戦歴を持ちながら昇進を拒み続けている彼は、スクラムジェットエンジン搭載の極超音速テスト機ダークスターのテストパイロットを務めていました。
ダークスタープログラムの打ち切りをかけ、世界最速マッハへ挑戦します。強烈なGに耐えたマーヴェリックは、マッハ10の記録に成功しましたが、さらにマッハを伸ばそうと加速を続けた結果、機体を空中分解させてしまいます。
大きな怪我もなく生還したマーヴェリックに、チェスター・“ハンマー”・ケイン海軍少将は、ノースアイランド海軍航空基地への教官としての赴任を命令しました。
最高の腕を持ちながら、常識破りの性格で組織に縛られないマーヴェリックの振る舞いに上官らは苛立ちを隠せずにいましたが、とある国で開発を進めている核兵器開発プラントを破壊するミッションを成功させるために彼の力がどうしても必要なのでした。
3年ぶりに戻ったサンディエゴで、昔なじみのバーに顔を出すマーヴェリック。父から娘のペニーへ代替わりしたバーでは今でも海軍のたまり場となって賑わっていました。
トップガン マーヴェリックのネタバレあらすじ:承
教官としての顔合わせの日。トップガンでベスト・オブ・ザ・ベストのエリートパイロットたちは、現れたマーヴェリックにざわつきました。伝説のパイロットとは言え、今と昔では何もかも違うからです。
彼らの中には、かつてマーヴェリックがトップガンで相棒だったグースの息子ルースターの姿がありました。マーヴェリックによって海軍志望願書が捨てられパイロットになるのが遅れたルースターは、父の死もマーヴェリックに原因があるとして、目を合わせようとしませんでした。
パイロットたちの実力を見るために初日から空中戦を持ち掛けるメーヴェリック。しかし最新の戦闘機と腕を持つトップガンたちでも、マーヴェリックには誰一人敵いませんでした。
しかしルースターとの確執は残ったままでした。そんなマーヴェリックを察し、かつて同じ空で共に戦い、今は闘病中のアイスマンは「過去のことは水に流せ」と背中を押しました。
今回のミッションは、険しい山々に囲まれた核開発プラントを爆破し、機体を一気に上昇させ驚異の重力に耐えたあとは、敵機の撃墜が待っているという生還の可能性がほぼゼロな任務でした。しかし不可能ではありません。敵のレーダーが感知できない低空飛行と、重力への対応がカギでした。
練習飛行では、想像を絶する重力に耐えきれず気絶するパイロットが出たり、機体を墜落させてしまったりと散々でした。さらに、闘病していたアイスマンが亡くなったことで後ろ盾をなくしたマーヴェリックは、サイクロン中佐より教官解任を命じられてしまいます。
なすすべを失ったマーヴェリックにペニーは「自分が育てたパイロットに万が一のことがあったら自分を許せないはず。道は必ずある」と慰めました。
トップガン マーヴェリックのネタバレあらすじ:転
マーヴェリックに代わってチームを率いることになったサイクロン中佐の作戦は、敵のレーダーが感知する高度を真っ向から進み、ミサイルの包囲網と敵機の攻撃の中を走行し目標物を爆破するというものでした。それは同時にパイロットたちの命と引き換えに任務を遂行することを意味していました。チームに緊張が走ります。
するとそこへ、予定ににないテスト飛行の情報が舞い込んできました。マーヴェリックが操縦するF18戦闘機でした。トップガンたちも見守る中、低空飛行をこなし重力に耐え自らの作戦を成功させて見せたマーヴェリック。これにはサイクロン中佐もマーヴェリックの作戦を認めざるを得ませんでした。
ついに作戦決行の日がやってきました。2機ずつ2組で作戦は実行されます。マーヴェリックも編隊長として先頭を飛び、残る3機にはフェニックスとボブ、そしてルースターを選出しました。
マーヴェリックの命をかけたミッションが決行されました。
トップガン マーヴェリックの結末
そびえ立つ山々に囲まれた深い渓谷を低空位置につけ飛行する4機のF18戦闘機。マーヴェリックのチームは核兵器プラントにロックオン、見事ミサイルを命中させました。
しかし、そのすぐ後に続かなくてはいけないはずのルースターが遅れを取ってしまいます。父親を亡くしているルースターは慎重になりすぎるあまり行動が重くなってしまう癖がありました。
「考えずに直感で動け」マーヴェリックに言われた言葉が浮かびます。その後、ルースターは巻き返しを見せ、目標地点にミサイルを被弾させることに成功しました。
ところがその直後、ルースターの周りを敵機が囲みます。戦闘になり順調に敵からの攻撃に身をかわしていくルースターでしたが、次第に劣勢になっていきます。しかしすんでのところで、マーヴェリックが盾となりミサイルを受けました。
撃墜され機体ごと落下したマーヴェリックはパラシュートで脱出に成功するものの、待ち構えていた敵機にミサイルを向けられてしまいます。しかし、敵機にミサイルがぶち込まれ爆破。放ったのはルースターでした。ところがそのルースターも撃ち落されパラシュートで脱出するはめに。
機体を失ったマーヴェリックとルースターは敵地へ潜入し、置かれていた古い戦闘機に乗り込みました。それはなんとマーヴェリックがトップガン時代に操縦していたものと同じF14戦闘機でした。
飛び立つF14を仲間だと思い込ませ、敵機を2機撃ち落としたマーヴェリックでしたが、さらに敵機が攻撃をしかけてきます。激しい空中戦が繰り広げられましたが、弾切れになりマーヴェリックとルースターは死を覚悟しました。もうダメだと思った次の瞬間、目の前で敵機が爆撃されました。放ったのはルースターのライバルでもあったハングマンでした。
無事ミッションを終えて、誰一人欠けることなく帰還することができたトップガンたち。「君は命の恩人だ」マーヴェリックの言葉にルースターは「親父の代わりです」と返しました。
カルフォルニアに戻ったマーヴェリック。ガレージで飛行機整備をしています。隣にはルースターの姿もありました。
ペニーが訪れ、2人で夕焼けの空へと飛び立ちました。
以上、映画「トップガン マーヴェリック」のあらすじと結末でした。
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