告白 コンフェッションの紹介:2024年日本映画。原作:福本伸行、作画:かわぐちかいじによる漫画『告白 CONFESSION』を実写映画化したサスペンス作品です。大学時代からの親友同士の男2人組が雪山登山中に遭難し、死を覚悟した男のひとりは学生時代に犯した殺人の罪を打ち明けることに。その後、山小屋に辿り着いた二人は・・・。
監督:山下敦弘 出演:生田斗真(浅井啓介)、ヤン・イクチュン(リュウ・ジヨン)、奈緒(西田さゆり)ほか
映画「告白 コンフェッション」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「告白 コンフェッション」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「告白 コンフェッション」解説
この解説記事には映画「告白 コンフェッション」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
告白 コンフェッションのネタバレあらすじ:起
浅井啓介、西田さゆり、韓国人留学生のリュウ・ジヨンは東慶大学の山岳部の仲間同士でした。しかし大学最後の冬、さゆりは登山中に遭難しました。結局さゆりの遺体は発見されることはなく、浅井とジヨンはそれから毎年同じルートを慰霊登山し続けていました。
さゆりの遭難から16年後。この年も雪山を慰霊登山していた浅井とジヨンでしたが、ジヨンは足に重傷を負っていました。死を覚悟したジヨンは浅井に自分を置いていけと告げると、実は自分がさゆりの首を絞めて殺害したのだと打ち明けました。
やがて浅井は山小屋を見つけ、ジヨンを連れて中に入りました。浅井がストーブの薪を取りに行っている間、ジヨンは何か考え事をしていました。その後、ストーブに火を付けた浅井は救助を呼ぼうと携帯電話を探しましたが見つかりませんでした。二人の荷物は強い風が吹き荒れる外に置きっぱなしでした。それでも浅井はあらかじめ登山計画書を出しているので連絡しなくても救助は来るだろうと考えました。
告白 コンフェッションのネタバレあらすじ:承
夕方になり、浅井はとりあえずスープを作ろうとしましたが包丁が見当たりませんでした。一方のジヨンはポケットに入れていたスマホで救助隊らしき人と連絡を取り、「ひとりだけです」と話していました。
ジヨンは救助隊は明日来ると話しましたが、浅井はジヨンはさゆり殺害を告白したことを後悔しており、もしかしたら自分も殺されるのではないかと考えました。それでも浅井はジヨンからナイフを借りてスープを作り始めました。浅井はジヨンからスマホを借りて家族に連絡しようとしましたが、ジヨンはバッテリーが切れたと告げました。ジヨンは先程の電話で「ひとり」と言ったのは怪我人がジヨン一人だと説明しました。浅井はジヨンにナイフを返し、さゆりの件は聞かなかったことにすると言いました。
その夜、浅井はストーブの薪を取りに行って戻ってきたところ、ジヨンは負傷した左足にナイフを突き刺していました。浅井は翌朝には救助隊が来るからと制しました。その後、なかなか寝付けない浅井はジヨンが包丁を隠し持っていることに気づきました。その後、浅井はジヨンがトイレに行っている間にスマホを探しましたが見つけられませんでした。ジヨンは浅井の行動を怪しみ、浅井は体調が悪いので薬を探していたとごまかしました。
告白 コンフェッションのネタバレあらすじ:転
ジヨンはかつて浅井とさゆりが交際していたことから、浅井はなぜ自分の告白を不問にしようとしているのか疑問に感じました。浅井はジヨンが苦しんでいるからだと答え、これは自分たち二人だけの秘密だと語りました。
するとジヨンは包丁を取り出し、浅井も“重い罪”を背負っているとして告白するよう迫りました。浅井は否定し、トイレに逃げ込みましたが、ジヨンもトイレのドアをこじ開けて浅井と対峙しました。その際、ジヨンのスマホは壊され、ジヨンはさゆりは浅井のせいで死んだと迫りました。
揉み合いの末、浅井は腕を怪我しました。ジヨンは16年前の3人揃っての最後の登山の時、浅井はさゆりを自分に押し付けたと話しました。
かつてさゆりは浅井に想いを抱いていたのですが叶わず、浅井への想いをジヨンで紛らわしていました。ジヨンもさゆりに想いを抱いており、さゆりを手にかけたことを後悔しながらも自分は浅井を許さないと言い放ちました。
浅井は物置に隠れ、傷の止血を行いました。ジヨンは浅井を探し回りましたが左足首が折れて倒れました。ジヨンは浅井のせいで自分の人生は滅茶苦茶になったと言い、さゆりは浅井との子を妊娠していたこと、そして浅井は逃げようとしていたことを責め立てました。
告白 コンフェッションの結末
ジヨンは物置に隠れていた浅井を見つけて追い詰めました。その時、上空からヘリコプターの音が聞こえ、救急隊が小屋に入ってきました。救急隊は浅井には気づかず、ジヨンだけを運び出しました。
何とか脱出を試みた浅井に、救急隊員に扮したジヨンが襲い掛かってきました。浅井はあらかじめ先端を削っておいた薪をジヨンの足に突き刺し、その首を絞めると「秘密は地獄まで持って行け」と呟きました―――。
―――16年前、ジヨンがさゆりの首を絞めていた時。浅井は物陰からその様子を見ていました。ジヨンが去った後、浅井がさゆりのもとに駆け寄ると、さゆりはまだ息がありました。浅井はさゆりの首を絞めてとどめを刺しました―――。
―――浅井は夢から覚めました。既に朝を迎えており、天候も回復していました。起きていたジヨンはこれから自首すると話し、もう二度とこの山には来れないと告げました。浅井は自分ひとりでさゆりの供養をすると言いましたが、浅井がまだ隠し事をしていると察したジヨンは全て告白するよう促しました。
やがて小屋に救急隊がやってきました。浅井はジヨンを殺害しており、「告白したお前が悪い」と呟いていました。
以上、映画「告白 コンフェッション」のあらすじと結末でした。
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