土竜の唄 FINALの紹介:2021年日本映画。高橋のぼるの人気コミックを実写化した土竜の唄シリーズ第3弾。暴力団に潜入捜査した主人公、菊川玲二が奮闘するドタバタアクションコメディです。玲二の奮闘もこれが最後、最後に相応しい任務とフィナーレが玲二を待ち受けています。
監督:三池崇史 出演:生田斗真(菊川玲二)、鈴木亮平(轟烈雄)、岡村隆史(猫沢一誠)、菜々緒(胡蜂)、滝沢カレン(沙門夕磨)、仲里依紗(若木純奈)、堤真一(日浦匡也)、吹越満(酒見路夫)、遠藤憲一(赤桐一美)、皆川猿時(福澄独歩)、岩城滉一(轟周宝)、ほか
映画「土竜の唄 FINAL」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「土竜の唄 FINAL」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
土竜の唄 FINALの予告編 動画
映画「土竜の唄 FINAL」解説
この解説記事には映画「土竜の唄 FINAL」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
土竜の唄 FINALのネタバレあらすじ:起
情熱的で真っ直ぐな警察官・菊川玲二は潜入捜査官に任命され、モグラとして広域指定暴力団の数寄矢(すきや)会の潜入捜査を指示され、轟周宝を検挙すべく動き出すのでした。
イタリア・シチリア島。玲二が目を覚ますと、海岸の絶壁に磔にされていました。股間にはチーズの壷が付けられていて、それをカモメがついばみにやってきて悪戦苦闘します。その様子を対岸でドン・ラッザが見ていました。
話は遡り、玲二は轟周宝と覚醒剤の取引のためにイタリアにやってきていました。しかし、取引の際に玲二が無礼を行ったため、ドン・ラッザの機嫌を損ねてしまい、先のように磔にされたのです。しかし、カモメとのやり取りを見ていたドン・ラッザが玲二を気に入り、取引は進む事になりました。
パスタに麻薬を練り込んで輸入しようとするドン・ラッザ、玲二は密かにそのやり取りを押さえていて、後は輸入された工場に麻薬取締官が駆けつけるだけだったのですが、取引の数時間前にイタリアのパスタ工場が何者かに爆破されてしまいます。
しかし、覚醒剤パスタはすでに出港していて、3日後に横浜に着く予定です。玲二は轟周宝からその現場を任されます。
土竜の唄 FINALのネタバレあらすじ:承
玲二は日浦から、SNSで轟周宝の長男の烈雄(レオ)を見つけたと知らされます。日浦は烈雄が覚醒剤パスタに絡んでいる事を知ると、改造した義足でひとっ飛びし、工場を破壊してしまいます。
烈雄は近々帰国予定でした。烈雄は轟周宝を倒し、自分が新しい数寄矢組を作るつもりでいると聞き、生きたまま轟周宝を捕らえたい玲二は複雑な思いでいます。
烈雄はヘリコプターで現れ、轟周宝と久し振りの対面を果たします。烈雄が帰国したことで、取引の指揮権が玲二から烈雄に移りました。予定を変更されて玲二は焦りだします。それから烈雄は轟周宝に、パスタから覚醒剤を抽出する方法を話し出します。
これ幸いと玲二は密かに録音しようと試みますが失敗してしまい、烈雄に怪しまれてしまいますが、轟周宝がかばいました。
土竜の唄 FINALのネタバレあらすじ:転
取引当日、玲二はトラックの荷物の番人をするよう命じられています。取引現場には300人程の捜査員が作業員に紛れています。続々とイタリアの作業員がやってきますが、肝心の轟周宝がやって来ず、現行犯で逮捕したい玲二は焦ります。やがてコンテナが届きますが、それが本物のパスタにすり替えられていることに気づきました。
さらに、覚醒剤パスタは外国の豪華客船に載せられていることが分かります。そこに轟周宝もいるに違いないと判断しますが、外国の船なので日本の警察では手出しがしようもありませんでした。困り果てた玲二は、捜査チームの責任者・沙門夕麿の指揮のもとヘリコプターをチャーターし、玲二を縄梯子で吊るして出港してしまっていた船に連れていきます。
その頃、玲二の恋人の純奈が、玲二と喧嘩した腹いせにこの豪華客船で開催される合コンにやってきていました。玲二は純奈を見つけて追いかけます。純奈が偶然迷い込んだ先は、まさにパスタから覚醒剤を抜き出す現場だったのです。
純奈に見られたことを知り、男が彼女を追います。純奈を追っていた玲二は助けるため男の前に立ちはだかりました。男だと思っていたのは実は胡蜂という美女でした。玲二は鞭の使い手である胡蜂とは以前も戦った事があり、彼女の繰り出す技に気をつけながら戦います。そこに、最初から玲二を疑ってかかっていた烈雄が参戦します。
胡蜂の電気鞭を食らわしても、まだなお襲いかかってくる烈雄。すると、日浦も参戦してきて共闘しようと喜んでいます。日浦の予想外の参戦に、玲二は戸惑いました。バトルは烈雄を倒して終わりを告げ、轟周宝にはついて行けなくなっていた日浦と共に、いよいよ轟周宝の元にやってきます。
土竜の唄 FINALの結末
今がこの時だ!と玲二は黄金の手錠を取り出し「轟周宝、逮捕する!」と声を上げました。一瞬何が起こったか分からない空気になりますが、玲二は冷静に轟周宝に手錠をかけ、これまで世話になった日浦に本当のことを話して謝ります。日浦はぶつぶつ文句を言いながら、玲二に銃を向けて発砲しました。
弾は逸れ、日浦は「兄弟分だった菊川玲二は死んだ」と言い放つと、去っていこうとします。そこに、目を覚ました烈雄が証拠隠滅用に取っておいた爆弾を爆発させます。火の手は上がり、船は沈もうとしていきました。
玲二は手錠をかけた轟周宝と純奈を連れて逃げようと、甲板までやってきます。救命ボートに乗り込み、玲二は取っておきの手段を使いました。指笛を鳴らすと海から現れたのは巨大なマンタ。マンタは玲二に忍び寄ろうとしていた烈雄を飲み込むと、再び海へと消えていきます。
全て解決し、轟周宝は逮捕されました。玲二は当初の約束通り派出所勤務となり、純奈の尻に敷かれています。ずっと日浦の消息が気になっていた玲二でしたが、新聞で日浦がマンタに乗り麻薬シンジケートを撲滅している記事を見て、笑顔の後、日浦に敬礼しました。
以上、映画「土竜の唄 FINAL」のあらすじと結末でした。
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