映画「長ぐつをはいたネコ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
長ぐつをはいたネコの紹介：2011年アメリカ映画。お尋ね者のネコ、プスは金になる話を探しさ迷い歩いていた。そんな時バーでミルクを飲んでいる時ある話を耳にする。それはある夫婦が見つけたという「魔法の豆」の話だった。そしてその豆を目の前にした時プスの前に謎のネコが姿を現した。そしてそのネコを追うプスの前にかつての相棒ハンプティ・ダンプティが姿を見せる。シュレックシリーズに登場した長ぐつをはいたネコを主役にしたスピンオフ映画。
監督：クリス・ミラー 出演：プス（アントニオ・バンデラス） キティ・フワフワーテ（サルマ・ハエック） ハンプティ・アレクサンダー・ダンプティ（ザック・ガリフィアナキス）ほか
この解説記事には映画「長ぐつをはいたネコ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
街から街をさ迷い歩く長ぐつをはいたネコのプス。ある街のバーで金になる話を探していると「魔法の豆」の情報を耳にした。ただの噂だと思われていた魔法の豆、それをある夫婦が発見したのだという。プスは彼らのいる宿へと向かいその豆を盗み出すことを考えた。プスが二人のいる部屋へ侵入しようとした時、そこにもう一匹のマスクを着けたネコが現れた。そのネコの目的もまた魔法の豆だった。しかし二人とも彼らに存在をばれてしまう。するととっさにその場から逃げ出した謎のネコ。跡を追うようにプスもその部屋から逃走した。
謎のネコを追い辿り着いた先はネコが集まるバーだった。そしてそこにいたあの謎のネコはあろうことか女性だった。バーの奥に消えたそのネコを追うと出会ったのは懐かしい朝食の香り。それはかつての相棒ハンプティ・ダンプティだった。まるで卵のように丸く白い彼は久しぶりの再会に喜んだ。先ほどのネコもまたハンプティの仲間だった。彼らはプスにある相談をする。「魔法の豆」それを三人で盗み出すのだ。三人ならそれが出来ると。しかしプスは乗り気ではない。それどころか彼はハンプティとの再会に喜んではいなかった。
ハンプティとはプスがまだ幼い頃にある街で知り合った仲だった。母親とはぐれたネコにプスと名付けた人間の女性。彼女はたくさんの孤児の面倒を見ていた。彼らはその中の二人だった。その当時、貧しいながらもすぐに意気投合し相棒となった二人。しかしある事件を境に離れ離れになりプスはハンプティへの信頼を失ってしまった。そんなハンプティとの望まない再会だったがハンプティの説得にプスは渋々了承し手を組むことになった。二人のネコと一人の卵、ハンプティの天才的な発明のおかげで魔法の豆を手にすることが出来た。そして三人はついに天空にそびえるかつて巨人の住んでいた城を見つけた。
城に忍び込んだ三人の目的は金の卵。しかし既に巨人は住んでいないものの金の卵を守る存在がいた。慎重に城の中を進む三人。彼らはついに目的の物を発見する。そこには無数の金の卵が転がっていた。それを産むのは彼らより一回り大きいヒヨコ。目の前で金の卵を産むそのヒヨコを抱え彼らはその場から逃げ出した。ヒヨコを守る存在から追われながらも城から脱出した三人はこれで晴れて金持ちの仲間入りを果たす。地上に降りた三人はその夜喜び踊った。しかし次の日プスが目覚めるとそこにハンプティ達の姿はなかった。プスは地面についた足跡を頼りに彼らを探すため道を進んだ。
着いた先はプスがかつてハンプティと育った街。そこで目にしたのはプスを取り囲む警官達の姿だった。プスはハンプティに騙されたのだ。かつてこの街で起こした事件をプスのせいにしてハンプティは彼をおとしめたのだ。絶望に暮れ牢屋に入るプス。そこで彼はこの街にさらなる恐怖が迫っていることを知る。ヒヨコを守るあの存在が街にやってきたのだ。彼は再びハンプティと手を組んだ。過去のことは忘れよう、この街を守ろうと。二人で暮らしたあの日々を思い出し彼らは街を救いヒヨコを返した。
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