映画「ペット」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ペットの紹介：2016年アメリカ映画。ケイティと一緒に住む犬のマックス。二人はニューヨークの街で幸せに暮らしていた。そんなある日ケイティが保健所から大きな犬を連れ帰る。それと同時にマックスはある事件に巻き込まれる。そしてマックスの行方を探すため近所に住む仲間達が動き出す。飼い主のいない時のペット達の人知れない大冒険。ミニオンズのスタッフ最新作。同時上映にミニオンズの短編映画「ミニオンズ：アルバイト大作戦」。
監督：クリス・ルノー 声の出演：マックス（ルイス・Ｃ・Ｋ） デューク（エリック・ストーンストリート） スノーボール（ケビン・ハート） ギジェット（ジェニー・スレイト） クロエ（レイク・ベル） タイベリアス（アルバート・ブルックス） ポップス（ダナ・カーヴィ） ケイティ（エリー・ケンパー）
この解説記事には映画「ペット」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ニューヨークの街でケイティと仲良く暮らしている愛犬マックス。幸せな毎日を過ごすマックスには唯一好きではないことがあった。それはケイティが毎日決まった時間にいなくなってしまうこと。それはマックスにとって何よりも悲しく寂しいものだった。そして同時にそれはマックスの日課にもなっていた。玄関の前でケイティの帰りを待つということ。この街のペット達は皆そんな飼い主のいない間各々のやり方で過ごしていた。ある日いつものように玄関の前でケイティの帰りを待っていたマックス。彼女の気配を察知するも彼女が帰ってきたところでもう一つの気配を察知する。それはマックスよりも体の大きな毛の長い犬だった。ケイティが保健所から引き取ったというその犬はその日からこの家で暮らすことになった。デュークと呼ばれるその犬は身体だけでなく態度もでかかった。そしてついには寝床まで奪われてしまったマックス。ケイティにいくら訴えても彼女には何も分からなかった。
次の日の朝ケイティはいつも通り出かけて行った。居場所がなくなるマックスだったがいい事を思いついた。デュークはまだこの家のことをよく知らない。ならば家中をぐちゃぐちゃにしてしまえばそれはおのずとデュークのせいになる。そう考えたマックスは花瓶を倒し書類をまき散らせキッチンのものを全て落とした。そうして立場が逆転したのだ。その日の散歩はいい気分だった。公園で枝が欲しいといえばデュークが取ってくれるから。他の枝が欲しい気分だ、そう言うとデュークは茂みの向こうに探しに行った。しばらくすると茂みの向こうからデュークに呼ばれたマックス。彼の元へ行くと突然デュークはマックスのヒモを加え公園から飛び出した。デュークはマックスを引っ張ったまま街を走り回りある路地裏に辿り着いた所で彼を離した。これで家を独り占めできると思ったデュークだったがその時彼らの前に気味の悪いネコが現れた。そしてネコの数はみるみる増え彼らは逃げ場をなくしてしまう。しかし彼らの前にさらなる恐怖が訪れる。保健所の人間が現れたのだ。
運悪く保健所のトラックに捕まってしまったマックスとデューク。なんとかそこから逃げようとするも自分達の力では檻はどうすることも出来なかった。しばらくすると突然マックス達を乗せたトラックが止まった。そして彼らの前に白くてフワフワした小さなウサギが現れた。そのウサギは見た目に反した汚い声と横暴な性格をしていた。しかし人一倍仲間思いで彼はそのトラックに捕まっていた仲間を助けに来たのだった。彼に助けを求めたマックス達。しかしペットとして生きる動物と人間達にひどく恨みを持つそのウサギは彼らを軽蔑した。しかし自分達も飼い主を殺したと嘘をつき彼らの興味を引き付けたマックス達はトラックから出ることができた。スノーボールと名乗るそのウサギはマックス達を自分達のアジトへと案内すると言い出した。仕方なく彼らのアジトへと行くことになったマックス達。しかしそれは汚い下水道を進むことを意味していた。
地下深くに位置するそのアジトは多くの動物達で溢れていた。スノーボールに紹介されたマックス達はそのまま仲間の証としてある儀式を受けることに。それは地下に住む大蛇の一噛みを受けることだった。鋭い牙を前に恐怖が募るマックスとデューク。しかし彼らが噛まれる寸前に天井が崩れその大蛇の上に落ちてきた。そして大蛇は死んでしまった。スノーボールは大事な仲間を殺された怒りを二人に向けた。マックスとデュークはその場から脱走を図った。一方その頃街ではマックスがいなくなったことに気付く者はいなかった。ある一匹を除いては。彼がいないことに気付いたのはマックスの向かいに住む白く小さな犬ギジェットだった。彼女はマックスに恋をしていた。そんな彼がいないことをいち早く気づいた彼女は部屋を抜け出しアパートの屋上へ向かう。しかしそこにもマックスの姿はない。するとどこかから声が聞こえてきた。それは屋上に設置してある一つの薄気味悪い小屋からだった。
タイベリアスと名乗るその鷹はギジェットを食べようとおびき寄せた。それを交わしたギジェットだが彼の残酷さに恐怖より怒りがこみ上げた。しかしタイベリアスの本心は親友を望んでいた。それならとギジェットは彼に取引を持ち掛ける。マックスを探してほしい、そうすればあなたの親友になると。喜んだタイベリアスはすぐにマックスを探しに街へ飛び出した。そしてしばらくすると彼は君の悪いネコを連れてきた。それはマックス達が路地裏で出会ったネコだった。そのネコにマックスの居場所を吐かせたギジェットはタイベリアスと近所に住む彼の仲間達を集めマックス探しに街へ出ることになった。彼らが最初に向かったのはポップスという犬の元だった。彼は顔が広くなんでも知っていた。足の悪い彼を先頭にマックスを探すため街を回る一行はある場所へと辿り着く。それはスノーボール達の潜む地下のアジトだった。彼らに話を聞こうとするも既に何やら機嫌が悪い。誰かに対して怒りを感じているようだった。それこそマックスの手がかりだった。スノーボールに話を聞こうとするも怒りを買ってしまったギジェット達はその場から逃げ
出した。
地下から脱出したマックスとデューク。海へ放り出されるもなんとか近くを通る船に登り助かった。これで家に帰れると思った二人だったが船が向かうのはケイティの家のある街とは反対側。結局二人は反対側の街へとついてしまった。お腹をすかせて歩く二人。ふといい匂いがするのに気づきその方向へと向かうとウィンナー工場を見つけた。たらふくウィンナーを食べる頃には二人の友情は以前とは違うものになっていた。そしてデュークは過去を語り始める。元々ある家で飼われていたデューク、ある日迷子になってしまいそのまま保健所へ連れていかれたという。そしてそこにケイティが現れたのだ。その家はここから遠くはなかった。家に戻るのをためらうデュークを説得しマックスはデュークの家を探すことにした。すぐに見つかったその家にはかつての飼い主は住んでいなかった。代わりに別の家族とペットの姿が。そしてそこから離れる時またしても保健所の人間に見つかってしまう。マックスをかばって捕まってしまったデュークはそのままトラックに乗せらて行ってしまった。しかしマックスは諦めなかった。デュークを助けるためトラックの後を追いかけた。
トラックを追いかけるマックスの姿をスノーボールが発見した。彼を捕まえるために追いかけるスノーボールだったがその真剣な眼差しのマックスを見て彼と手を組むことにする。ある大きな橋の上。そのトラックを追いかけるように一つのバスが暴走していた。それはスノーボールとマックスの乗るバスだった。アクセルを踏み込み大暴走するそのバスはトラックにぶつかり横転。さらにトラックは橋から落ち工事中の足場に引っかかった。気絶したスノーボールをくわえバスから降りたマックス。しかしそこにスノーボールの仲間達が現れマックスを囲んだ。誤解だと告げるマックスだが彼らは聞く耳を持たない。そこへどこからともなく小さな犬が現れた。ギジェットだった。彼女はマックスを取り囲む動物達を次から次へとなぎ倒した。そしてマックスは引っかかっているトラックの元へと走った。
檻に捕まったデュークを助けようにも上手くいかずつにトラックは海に落ちてしまった。海の中でもがく二人だったが力は及ばなかった。そこへ鍵束を持ったスノーボールが現れた。彼はその鍵束をマックスに渡しなんとかデュークの檻を開けることができた。動物達は各々の家へと帰っていった。マックスとデュークも二人同じ家へと戻った。そして一日で最高の瞬間に立ち会うことができた。ケイティの帰宅だ。荒れた部屋を見たケイティは二人を笑顔で抱きしめた。ペット達の壮絶な一日が終わった。
以上、映画ペットのあらすじと結末でした。
見どころはマックスたちペットが家で寛ぐシーンです。
ジューサーでマッサージしてもらうダックスフンドなんて可愛すぎでしょ。
マックスは飼い主ケイティが大々好きで、いつも守ってあげよう、と勇気を振り絞ってて、そこで事件に巻き込まれて、頑張れマックス！