パリ猫ディノの夜の紹介:2010年フランス映画。2012年アカデミー賞アニメーション部門でノミネートされたフランスが送り出す自信作。猫と言葉を失った少女、そしてその周りを取り巻く人間達の優しさを描く何とも美しいアニメーション作品。
監督:アラン・ガニョル、ジャン=ルー・フェリシオリ 声の出演:ドミニク・ブラン(ジャンヌ)、ベルナデット・ラフォン(クロディーヌ)、ジャン・ベンギーギ(ヴィクトル・コスタ)、ブルノ・サロモネ(ニコ)、ほか
映画「パリ猫ディノの夜」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「パリ猫ディノの夜」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
パリ猫ディノの夜の予告編 動画
映画「パリ猫ディノの夜」解説
この解説記事には映画「パリ猫ディノの夜」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
パリ猫ディノの夜のネタバレあらすじ:起
ディノは、パリに住む一匹の黒いオス猫です。ディノは昼間はゾエという少女の飼い猫をしていましたが、実はもう1つ、裏の顔を持っていました。ゾエは以前、コスタという犯罪ギャングのリーダーに目の前で父親を殺されてからというものの、失語症を患っていました。ディノはそんな彼女を力付けようと、ある日とあるプレゼントをします。それは彼が大きな屋敷から盗んできた、魚型のキラリと輝くネックレスでした。
パリ猫ディノの夜のネタバレあらすじ:承
そう、実はディノのもう一つの顔とは、夜になるとゾエの部屋からこっそり抜け出し、近所に住んでいるニコという怪盗と日夜盗みに入る泥棒猫だったのです。そのネックレスを見て喜ぶゾエは、すぐに母親に自慢しに行きました。しかし、ゾエの母親は実は刑事でした。そしてゾエが手にしているネックレスが、前日自分が警備していた家から盗まれたネックレスと同一の物であると気がつき、母親は有りえない事と思いつつも自分の家の飼い猫に容疑の目を向け始めます。
パリ猫ディノの夜のネタバレあらすじ:転
一方ゾエは、毎晩何処かへ消えて行くディノの行方が気になっていました。そこである晩、ゾエはディノをこっそりと尾行する事にしました。しかしその途中、コスタ一味が新たな犯罪計画を練っている所に鉢合わせてしまい、口封じの為に追われる身となってしまいます。ニコはゾエの後を必死で追い、ニコの部屋に転がり込みました。ニコは自分の相棒の飼い主の為なら、とゾエを守る決心をします。
パリ猫ディノの夜の結末
そして一晩中逃走劇を繰り広げる一行でしたが、最後、コスタによって大聖堂の屋上に追い詰められてしまいます。。必死の激闘の末、ニコが怪盗業で培った身のこなしを披露し、結果コスタは足を滑らせて屋根から落下、転落死を遂げてしまいます。ゾエを守る為追いかけてきた母親も加わり、全員は互いの無事を喜ぶのでした。そしてその後、ニコとゾエの母親は結ばれ、ゾエも言葉を取り戻します。そしてディノは変わらず、ゾエとニコの側に寄り添っているのでした。
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