死にたすぎるハダカの紹介:2012年日本映画。いつも死にたいと思っているものの、怖くて死ねない高校生ミチルはいつも不良グループにいじめられていた。ソノミチルを助けたのはセーラー服を着たデリヘル嬢のさやかでした。さやかも母から虐待を受け、学校ではいじめを受けた過去を持っていました。やがて二人は一緒に自殺ごっこをしたりして遊ぶようになりました…という内容の2012年ファンタジア国際映画祭で上映されたアベラヒデノブ監督のデビュー作です。
監督:アベラヒデノブ 出演者:アベラヒデノブ(ミチル)、今中菜津美(さやか)、井口由美子、アベジュンイチ、板倉修平、森智之、下元佳好、ほか
映画「死にたすぎるハダカ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「死にたすぎるハダカ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
死にたすぎるハダカの予告編 動画
映画「死にたすぎるハダカ」解説
この解説記事には映画「死にたすぎるハダカ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
死にたすぎるハダカのネタバレあらすじ:起
高校生のミチル(アベラヒデノブ)は、8年前、一番愛してくれた祖母を亡くし、人はいずれ死ぬもんだという事を知りました。その日、ダンボールで棺桶を作り、祖母の遺体の前に並べて棺桶の中で眠りました。
それ以来ミチルは自分の部屋にダンボールの棺桶を置き、その中で寝ています。学校では不良グループにいつもいじめられ、生きていても仕方がないと、死にたいと思っていますが、死ぬのが怖く、自殺ごっこを自分でやって心を落ち着かせていました。
学校帰り、不良グループから本屋でエロ本を盗んで来いと言われ、万引きしたものの店員に見つかりました。その時、さやか(今中菜津美)というセーラー服を着た女子が、私の弟だと言って金を払いました。
ミチルの背中に貼られた『エロ本好きのミチル』と書かれた紙を見て、いじめられていると気づきました。そして、さやかがいつも来るというビーチへ行って話をした後、頑張れと励まして帰りました。
死にたすぎるハダカのネタバレあらすじ:承
さやかと一緒だったことが楽しかったミチルは、毎日ビーチへ通いました。やがてさやかに恋したミチルはラブレターを書き、さやかの好きな向日葵の花を渡そうとビーチで待っていました。
そこへ不良グループがやって来ました。ミチルを全裸にして写真を撮り、向日葵を踏み潰し、ラブレターを読んで笑いものにしました。悔しさとみじめさでミチルはリュックに砂をつめ、背負って海へ入り自殺を図りました。
そこへさやかがやって来てミチルを助けました。ミチルはさやかを家に連れてきて、風呂に入れました。風呂から出たさやかはミチルに「絶対に死なないで」と言いました。ミチルはさやかに自殺ごっこを見せました。驚いてミチルの頬をはたいたさやかでしたが、血糊を上手く作って自殺に見せる技を見て面白くなったさやかも、ミチルと一緒に自殺ごっこを始めました。
死にたすぎるハダカのネタバレあらすじ:転
ミチルは不良グループから自分の全裸写真を買えと言われ、1万円を渡しました。母の財布から抜き取った事がばれ、父親に殴られました。何処にもぶつけられない怒りを抑え、棺桶で寝ていると、さやかが部屋に入って来ました。ミチルは全裸写真をナイフで切り裂き、暴れ出しました。家に来たさやかがなだめてやっと落ち着きました。ミチルはさやかの誕生日にビーチで会う約束をしました。
さやかの為に誕生日ケーキとプレゼントを買って待つも、約束の時間を2時間以上過ぎても、さやかは来ませんでした。諦めて家に帰っているとさやかを見かけ、後を付けるとラブホテル街に入りました。
ベンチで座って待っていると、さやかが中年男と出てきました。ミチルを見つけたさやかは男に弟だと言いました。さやかがデリヘル嬢だと知ったミチルは、その場を走り出しました。
さやかは少女時代に母からの虐待を受け、中学で体を奪われ、高校になるとヤリマンとあだ名されました。ミチルと同じようにいじめられ、SEXだけに生きがいを感じてデリヘル嬢になっていました。
死にたすぎるハダカの結末
ショックを受けたミチルは、ビーチで思い出に浸っていました。そこに不良グループがやってきました。ミチルはさやかにもらったナイフで二人を切りつけました。不良達は逃げ出し、一人になったミチルはカメラを回しながらさやかに謝り、さやかのおかげで生き続けたいと思ったと言い、デリヘル嬢でも良いから帰って来てくれと言いました。
そしてラブホテル街でさやかを探していると、中年男が現れ、さやかが手首を切って死んだと言いました。
生きがいのなくなったミチルが自殺しようとビーチに行くと、不良達が仲間を呼んで8人で来ました。蹴られ殴られ瀕死になったミチルでしたが、そこへ血まみれのさやかが包丁を振りかざして襲ってきました。
不良達を追い払うと、さやかがミチルに抱きつきました。お互い生きていると喜びました。そしてミチルはさやかを連れ、棺桶を持って海岸へ行きました。そして棺桶に二人で火をつけ、燃やすのでした。
以上、映画「死にたすぎるハダカ」のあらすじと結末でした。
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