青い鳥の紹介:2008年日本映画。東ヶ丘中学校は、かつていじめを苦に自殺未遂をした生徒の事件から立ち直ろうとしていた。新学期、その生徒がいた学級に吃音症の村内先生が転任してきた。村内先生は生徒たちに自分たちがしたことを忘れないように説いていく。重松清の小説を基にした人間ドラマ。
監督:中西健二 出演者:阿部寛(村内先生)、伊藤歩(島崎先生)、井上肇(石野先生)、重松収(宮崎先生)、岸博之(小泉先生)、本郷奏多(園部真一)、太賀(井上武志)、山崎和也(野口哲也)ほか
映画「青い鳥(2008年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「青い鳥(2008年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「青い鳥(2008年)」解説
この解説記事には映画「青い鳥(2008年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
青い鳥のネタバレあらすじ:主人公の村内先生
東ヶ丘中学校は、かつていじめを苦に自殺未遂をはかった生徒・野口の問題から立ち直ろうとしていました。生徒は転校し、学校は落ち着きを取り戻しつつありました。そこへ、当該学級の新教師として、村内先生が転任してきます。村内先生は極度の吃音症で、どもりながらでなければ、しゃべれませんでした。
青い鳥のネタバレあらすじ:野口の机
村内先生は、転校した野口の机を教室に戻させ、毎日挨拶をするのでした。それに対し、せっかくいじめ問題から落ち着きを取り戻した生徒たちは混乱します。村内先生は「忘れるなんて卑怯だな」とぽつりと語りました。保護者からもクレームが来るようになりました。
青い鳥のネタバレあらすじ:青い鳥BOX
野口の自殺未遂によって、学校は「青い鳥BOX」を設置。悩みなどを紙に書いて、箱の中に入れるというものでした。しかし、中身を見てみると、いたずらの紙ばかりが捨てられていたのです。
青い鳥のネタバレあらすじ:苦悩する園部
クラスの生徒・園部は野口を自殺未遂に追いやったことが、自分が原因ではないかと苦悩するようになりました。野口が自殺未遂の際、残した遺書には実名で3人の名前が書かれてありました。2人までは分かっていましたが、残る1人は自分の名前が書かれてあったのではないかと、園部は疑います。園部は野口と一緒によくコンビニで立ち読みをするなど、親しい間柄でした。そんな園部までが野口をいじめるようになったことを、野口は恨んでいたのではないかと園部は悩むのでした。
青い鳥のネタバレあらすじ:いじめについて
二度目の青い鳥BOX回収の時、中にあった紙に「人を嫌うこともいじめになるのか」と書かれてありました。生徒指導の石野先生は適当にあしらいますが、その場にいた園部は「俺も知りたい。教えてください」と願い出ます。それに対し、村内先生は「人を嫌うことがいじめになるのではない。一生懸命話している人のことを本気で聞かないことがいじめになる」と説きます。
青い鳥のネタバレあらすじ:強さとは
園部は村内先生に説かれた後、野口の机の落書きを消しに行きます。そこへ村内先生がやってきて、野口は何度も笑いながらではあるものの、いじめを拒んでいたことを伝えます。村内先生は「色んな人がいるんだ。僕みたいにどもりながらでないとうまくしゃべれない人もいる」と語ります。園部はこれを同じ過ちを繰り返さずに、強くなりたいと言いますが、村内先生は「強くなる必要なんかない。みんな、弱いんだから。だから頑張るんだ」と言います。
青い鳥の結末:反省文
村内先生の赴任ラストの日、クラスの生徒に反省文を書かせようとします。希望者だけにしたものの、いじめの中心人物だった井上も書きに来ます。園部も反省文の紙を取りに行きますが、内容は「反省文」ではなく、「野口へ」という手紙にしたのでした。
以上、映画青い鳥のあらすじと結末でした。
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