映画「ATOM アトム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ATOM アトムの紹介：2009年アメリカ映画。３ＤＣＧアニメ作品。荒れ果てた大地から離れ空を浮遊するメトロシティ。ロボットと人が共存するその街である日事故が起きてしまう。その際その場に居合わせた少年トビーが亡くなってしまう。父親である科学者でもあるテンマ博士は亡き息子を想い一つのロボットを作り上げる。トビーにそっくりのロボット「アトム」の誕生だった。原作は手塚治虫の「鉄腕アトム」。
監督：デヴィッド・バワーズ 声の出演：アトム（フレディ・ハイモア） テンマ博士（ニコラス・ケイジ） コーラ（クリスティン・ベル） お茶の水博士（ビル・ナイ） ストーン大統領（ドナルド・サザーランド） ハムエッグ（ネイサン・レイン）ほか
この解説記事には映画「ATOM アトム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
科学省の長官であるテンマ博士の息子トビーは父親の才能を受け継いだのか周りも驚くほどの天才的な頭脳の持ち主だった。ある日学校のテストをいち早く終わらせたトビーは父親の仕事現場に内緒で潜りこんだ。しかしそこで起きた事故によりトビーは亡くなってしまう。失意に暮れたテンマ博士はその日から不眠不休であるものの作成に取り掛かる。それは亡きトビーそっくりのロボットだった。そのロボットにお茶の水博士の作り上げた究極のエネルギー「ブルーコア」を入れる。するとそのロボットは目を開けた。トビーのＤＮＡ情報を入れたそのロボットはテンマ博士を見ると以前のように彼を呼んだ。
初めこそ喜んでいたテンマ博士だったが以前と少し違うトビーの姿に戸惑いを感じ始めていた。そしてとうとう耐えきれなくなりトビーの代わりとして作ったそのロボットを放棄することにする。自分の正体と父親の拒絶を感じたトビーはその場から逃走。その最中彼の中にある「ブルーコア」を狙いストーン大統領の部下が攻撃をしかけてきた。応戦するも追い詰められてしまうトビー。とうとう彼は街の外に吹き飛ばされてしまう。トビーはガラクタの山で目を覚ました。そこには壊れたロボットが多く積まれいた。その全てが空から降ってくる物だった。そこは地上だった。
トビーの住んでいたメトロシティは地上から浮上した空に浮かぶ街だった。荒れ果ててしまった大地を捨て空でロボット達と暮らしていたのだ。トビーはそこでコーラという少女と出会う。アトムと名乗ったトビーはその少女に付いていくことになった。彼女は仲間達と共にこの地上でガラクタを集めながら暮らしていた。その父親代わりとなっていたのはかつてメトロシティで科学者として暮らしていたハムエッグという男だった。彼はコーラ達の集めたガラクタを集めロボットを作りロボットバトルを開催させていた。ある日トビーはコーラ達と探索に出かけた。そこで１００年前に放棄された巨大なロボットを発見する。トビーはそのロボットを自身の持つブルーコアの力を分け与え復活させる。
ロボットバトルが開催される当日、トビーはコーラ達の目の前でハムエッグに捕まってしまう。彼はトビーの正体に気づいたのだ。トビーは目を覚ますとロボットバトルの会場の真ん中にいた。事実を隠していたトビーにショックを隠せないコーラは彼を助けようとはしなかった。次から次へとロボットを送り込むハムエッグ。しかしトビーに敵うものはいなかった。そんな時その場にブルーコアを狙うストーン大統領が現れる。そしてトビーを拘束しメトロシティに連れ去ってしまった。トビーは再びテンマ博士の元へと連れられた。そしてテンマ博士は彼のブルーコアを取り出してしまう。意識を失ってしまうトビー。しかしテンマ博士は自分の過ちに気付いたのかブルーコアを再びトビーの胸に戻した。
トビーが再び目を覚ますとテンマ博士は彼を空へと逃がした。しかしその事実に怒りを露わにしたストーン大統領はブルーコアと逆の存在である「レッドコア」に手を出してしまう。それは周囲の力を吸収し破壊の限りをつくすかつての事故の原因だった。巨大化したストーン大統領はトビーを追いかけ破壊の限りを尽くした。そしてついに街はその機能を失い地上へと落とされてしまう。その窮地を救ったのはトビーであった。街を支えついにはストーン大統領を倒した彼はブルーコアの力を失い倒れてしまった。皆が悲しみに暮れるなか一つのロボットが姿を現す。かつてトビーに救われた彼は自分の中のブルーコアの力を与えた。すると再びトビーは目を覚まし新たな脅威に立ち向かうため空へと飛びたった。
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