アシュラの紹介:2012年日本映画。生まれてすぐ、母親に焼かれて食われそうになった赤ん坊が、8年後人肉を食うけだものとなって村にやって来ました。村で若狭という女性に助けられた少年は、人間の心を持つようになり・・・という1970年代のジョージ秋山の問題作と言われる超過激なアニメの劇場版です。
監督: さとうけいいち 出演者:(声)野沢雅子、こおろぎさとみ(アシュラ)、北大路欣也(法師)、林原めぐみ(若狭)、玄田哲章(地頭)、平田広明(七郎)
映画「アシュラ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「アシュラ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
アシュラの予告編 動画
映画「アシュラ」解説
この解説記事には映画「アシュラ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
アシュラのネタバレあらすじ:起
一軒の家で貧しい女が子供を生み落しました。子供を狙って襲ってきた狼を殺し、女は子供に乳を飲ませました。しかし食べる物が無くなり、女は飢え、痩せほそっていました。そして女は我が子を、焚火で焼いて食おうとしました。焚火に我が子を放り込んだ瞬間我に返り、女は狂ったように走り去りました。8年後生き延びた子供は、民家を襲い、人を食って生活をしていました。この日も橋の上で法師に襲い掛かりましたが、逆に法師に打ちのめされました。そして法師は少年に南無阿弥陀仏という言葉を教えました。少年にアシュラという名前も付けました。
アシュラのネタバレあらすじ:承
山道で木材を運ぶ大人と子供数人がいました。途中で鷲に襲われましたが、アシュラが鷲を追い払いました。しばらく進むと近くの村の頭の地道の息子の小太郎たちが道を塞ぎました。この道を勝手に通るなと言って石を投げました。大人や子供に石が当たりました。そして近くで見ていたアシュラにも当たりました。怒ったアシュラは小太郎の喉を噛み切り殺しました。報告を受けた父の地道はアシュラを馬で追いました。崖に追い込んだ地道はアシュラを崖から落としました。崖の下の川べりに横たわるアシュラを村の娘の若狭が見つけ、助け出しました。
アシュラのネタバレあらすじ:転
若狭はアユラを介抱し、食べ物を与えました。やがてアシュラが地道の息子の小太郎を殺したことを知ると、少し離れた小屋に移し、食事を運んでやりました。アシュラは若狭が農作業などをして働く姿を隠れていつも見ていました。その後若狭の畑は不作になり、食べ物が底をつきました。若さには七郎という恋人がいました。七郎は地道の家で下働きをしながら、自分の食べ物を若狭に分けていました。仲睦ましい二人の姿をアシュラは嫉妬して見ていました。ふたりが納屋で寝ているところをアシュラが襲い掛かり七郎の腕を切りつけました。若狭はアシュラを人でなしとなじりアシュラを追い出しました。アシュラが泣きながら彷徨っていると法師に再会しました。法師はアシュラが人間の心を持ち始めたことに喜び、アシュラに説きました。
アシュラの結末
七郎は若狭に与える食べ物を盗んだことが同僚に見つかりました。アシュラは馬を殺し肉を若狭に与えますが、若狭は人肉だといって食べませんでした。すると若狭の父親が肉をもらい、そしてアシュラが生きていることを地道に報告しました。すると地道はアシュラを殺したら褒美をやると言ったため、村人がアシュラを殺しに来ました。村人をかわしたアシュラは地道を殺しました。その後アシュラは村人に火で追い込まれ谷に落ちました。冬になり、若狭の死体を運ぶ大人と子供とアシュラはすれ違いました。アシュラの目から涙がしたたり落ちていました。
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