ブラザー・ベアの紹介:2003年ディズニーアニメ映画。この作品は、ディズニーが「ライオン・キング」から10年ぶりに、動物達を主人公にした作品です。ライオン・キングとは違い、人間と自然界、動物たちとの関わりを描く中で、動物と人間の絆を描いた作品です。熊を殺したことで、熊になってしまった青年と、母親を探す小熊の冒険と絆が、見所です。
監督:アーロン・ブレイズ、ボブ・ウォーカー 声優:キナイ(ホアキン・フェニックス/東山紀之)、コーダ(ジェレミー・スアレス/池田恭祐)、ラット(リック・モラニス/檀臣幸)、トゥーク(デイヴ・トーマス/玄田哲章)、デナヒ(ジェイソン・レイズ・平田広明)ほか
映画「ブラザー・ベア」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ブラザー・ベア」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ブラザー・ベアの予告編 動画
映画「ブラザー・ベア」解説
この解説記事には映画「ブラザー・ベア」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ブラザー・ベアのネタバレあらすじ:イヌイットの三兄弟
遥か昔、マンモスが存在していた時代では、自然を司どる精霊グレイト・スピリッツの力が信じられていました。その時代狩猟民族イヌイットには、ある三兄弟がいました。イヌイットは、成人を迎えると、村のシャーマンから、人生の道しるべとなるトーテムを授かる風習を持っていました。三兄弟の長男は「導き」を象徴する鷲を、次男は「知恵」を象徴する狼のトーテムを授かり、三男のキナイは2人に憧れていました。待ちこがれた成人の日、授かったのは「愛」を象徴する熊のトーテムでした。兄2人に対して愛を授かったことに不満なキナイは、大人ぶり、無謀なことをするようになります。ある日、キナイは狩りの最中熊に出会い、自分ならできると無茶をしようとした結果、長男が弟2人を庇って死んでしまいます。怒ったキナイは、その熊を殺してしまいますが、その瞬間グレイト・スピリッツの1部になった長男により、熊に変えられてしまいます。自分の破れた服の隣に立ち着くしていると、それを見た次男デナヒは、熊の姿をしているキナイが、弟と兄を殺したとして襲いかかり、キナイは逃げ出します。
ブラザー・ベアのネタバレあらすじ:旅の始まり
逃げて行く中で、キナイは村のシャーマンに遭遇します。全てを知るシャーマンは、熊がキナイであることも知っており、「光と大地が交差する場所」にたどり着けば、人間に戻ることができると告げます。キナイは、その場所を目指して旅立ちますが、それがどこかも、どう生きて行けばいいのかもわかりません。ある日、キナイは小熊のコーダに助けられます。コーダは、母親と逸れてしまい、鮭がいっぱい集まる「サーモン・ラン」に行けば、母親に会えると信じて、一人旅をしていました。キナイの探す場所を、サーモン・ランの近くで見たことがある、といったコーダとともに、キナイは旅を始めます。
ブラザー・ベアのネタバレあらすじ:旅と真実
キナイは、最初陽気でおしゃべりなコーダを鬱陶しく思っていました。しかし、旅をしていくに連れ、コーダを本当の弟のように感じ始めていました。道に迷いながら、ヘラジカ兄弟に出会い、兄弟のあり方を感じるうちに、コーダもまた、キナイを兄のように慕い、絆が生まれます。しかし、ある時、キナイの兄デナヒが現れ、2匹は襲われながら逃げ出します。デナヒは、キナイの変身している姿が、キナイを殺した熊だと思い、復讐心に囚われていました。逃げながら、コーダの母親とコーダが別れたときも、人間に襲われたと知ったキナイは、自分が殺した熊が、コーダの母親であったことに気がつきます。キナイは、その事実をコーダに伝え、2匹は別れます。しかし、コーダは自分の慕っていたキナイが母を殺した相手だと知り、複雑な気持ちにはなりますが、恨みはせずに、追いかけてきます。
ブラザー・ベアの結末:キナイの選択
光と大地の交差する土地の麓で、キナイは再びデナヒに襲われます。それを助けようとしたコーダが、殺されそうになり、キナイはコーダを庇います。すると、キナイは熊から人間へと戻ったのです。自分が弟を殺そうとしていたと知り、追いつめられるデナヒでしたが、キナイはデナヒを赦します。そして、コーダに近づきますが、コーダは人間の姿のキナイを見て、怯えてしまいます。熊と人間の間では、言葉は通じません。キナイは、再びグレイト・スピリッツに熊になることを願います。そして熊に戻ったキナイは、コーダと共に、サーモン・ランへ向かい、そこで集まる熊の群とともに楽しく過ごしました。
以上が「ブラザー・ベア」のあらすじと結末です。
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